宿 食事
仕事が遅くまであって更新ができません。
今週は22時間、来週も20時間は越えるか・・・
週末には更新できるように頑張ります。
明日からまた頑張りましょう。
えっと、誰だっけこの人・・・
「流離の拳リーダーのリュウだ。ランクAの冒険者だ」と言っていた人だと思い出して、
「リュウだ。先ほどは助かった。礼を言う」
「いえ、最悪の事態を免れただけでも良かったです」
「ところで見慣れない顔だけどここは初めてなのか?
良かったら一緒に夕飯でもどうだ
レイア君とリア君ももうすぐ来る」
1人で食べても仕方がないし、よろしくお願いしますと自身の自己紹介をしたのち
奥の食卓に座ることにした。
装飾物でいうと北欧の暖炉のようなものを中心に木造物の多い、清潔感に溢れた場所であった。
「この町も物騒になったものだ。以前はこのような戦いが起きることもなく獣人族が納める古き良き町であったのに」
「リュウさんは、獣人族には見えないですが生まれがここなんですか?」
「いや、ゴンドワナ大陸からの移住者ってところだな
こちらで冒険者になってかなり経つがなかなかに良い街だよここは
今晩も、」
と言いかけたところで
「リュウさぁん」
レイアさんとリアさんが来たようだ。
簡単な自己紹介をしたのち、食事を開始した。
連日に続いてアルマジロの肉料理だ。
「昨日もアルマジロ料理でしたよ
本当に美味しいですね、これ」
「覚悟の食事だな
全く」
この時は気に留めることもなかったが
「ところで、どうしてこんな辺境の町で冒険者になろうとしてるんだ?」
「実家から近いのがこの町で両親がここで登録してきなさいって
言ってたんで来たらこのような事態でした
レイアさんとリアさんはお若いのに冒険者なんですね」
「私たちは、リュウさんに助けられてこの町に避難しているといった具合で、リュウさんの助けになりたいと冒険者になりました」
「おいおい、助けてもらうほどまだまだ現役だぞ、俺は」
ドッと笑いが起きたり和やかなムードのまま会話が進む。
「さて、本題なのだが来月大きな戦いがオリュンポスで起きるのだがお前も参加するのか?」
「まだ、冒険者登録もしてませんし、まずは登録から始めます」
「魔人を撃退したり、竜人の血を持ってたりと不思議なことが多いとは思っていたが
まだ冒険者じゃないのか」とリュウさんは驚いていた。
ずっと山籠もりでしたからね。
「人間族との抗争ということでしたが、誰が指揮しているんですか?」
「全くの無知なのか?」
MACC先生で調べようとしたら、食事の時間がきたんですよ。
「人間族の中でも厄介な転生者と言われる人間族だ
名前がマタイと言われていて、黒いオーラを使って戦闘をするとのことだ」
「黒いオーラ?」
「詳細は分からんのだ
今日はそれに関するミッションだったのだが
特殊な能力があるということと第一使徒」
「ちなみに、私も転生者です」
レイアさんの治癒能力の高さは転生時のギフトとして授かったものらしい。
話しを進めていると、転生前はOLをしていたそうでその日も週末前の残業後に1人チューハイを開けながら歩いていると、変な占い師に声をかけられて、漢方もらって服用して寝たら、この世界にいたそうです。
おいいい、私と似てるではないか?
「えっと
ごめんなさい
ちなみに前世の名前はどんな名前だったんですか?」
「白石ほのかって名前でした」
ビンゴーーーかもしれない
「もしかしてマッチングアプリで誰かと会う予定してました?」
「え、ニコさんも前世日本人だったんですか?」
「おいおい、なんだよ
日本人って
知り合いかよ
おまえたちは」
あんたええところで割って入るな。
「前世では木人という名前でした。」
「会う約束してましたね、ははは」
こんなところでつながるとは感慨深いと言ってる場合か
ちょっと意識してしまうではないか。
何はともあれ、私以外にも転生者は沢山いることが分かって良かった。
「色々話すことはあるだろうが、明日も早い
また今度だ」
リュウさん、またあんたかと
また時間あるときに話しましょうと部屋番号だけ共有して、食事後は部屋に戻るのであった。