鬱くしい詩
二十歳になっても大人にはなれない
ただ漠然と変わると思っていた
同じ歩幅でどこまでも行けると…
思っている、今も
あぁ
世界最後の日にすることと
自殺する日にすることが
同じじゃないなんて嫌だ
幾つになっても大人にはなれない
ただ静かに君の背中を見ていた
違う歩幅で違う方角を目指して…
進んできた、ずっと
あぁ
産声上げて落とした一粒と
最期の晩餐の涙の一粒が
変わらないなんて失笑だ
悪魔の証明で今日まで
ゆっくりと息をしてきた
やっと自殺できると思ったのに
なんでこうなるんだろう
「きっと生きていれば良いことある」
って、そんなの気付いている
自分が間違っているって
十分、身に沁みている
あぁ
世界最後の日と同じように
今日を過ごせたのかな…
もし少し違っていたら…
明日が欲しくなっちゃうな
あぁ
もう、どこにもいない
君に会いたくなっちゃうな