春と桜とニラリボン
春と桜とニラリボン
春に、なる
桜が、咲く
私の首にはニラリボン。
たったそれだけの春が来る、
別の場所で、ちょっと別の人たちと学ぶだけ。
大して今までと変わらないなんておかしいや。
ニラリボンが付くようになったぐらいで。
初めて足を踏み入れるあの古い校舎では、
花曇りに流される雨、雨漏りして、
ぴちょん、ぴちょんという。
静寂を許さない雫が、バケツの中に落ちてくる。
春になる、これまでほどの歓喜はない。
ずっと前、幼少のころは、
桜や目白やパンジーや、
春の暖かさ春風、それらみんな友達で、
大好きな友達に会えるこの季節はすごく幸せだった。
でも今は桜も春風もパンジーも、
全部タダの背景に成り下がって、
私にとっては水をやらなくてはいけないだけの存在になった。
春が好きだ、
好きなのは好きなんだけど、
春を好きだ好きだと称える歌を歌えない。
忙しいんだ、そういうことにしてしまおう。
大好きなのにできない。
今すぐ駆けだしたいのに靴はボロボロ。
春なのにちっとも嬉しくない。
それは辛いってことだ。
辛いということを、あちこちに触れ回っていたら、
まるで僕がいつでも辛い人みたいになった。
それはそれで悲しい。
桜がきれいだから、僕らは入学してしまう。
桜が散らないうちに、僕は逃げきってしまわなくてはいけなかったんだ。
だけど、僕の首にまいたニラリボンが、
僕の首を絞めていた。
僕の首を絞めていた。
お久しぶりです。きらすけです。
一週間?二週間?ぐらいほっといてしまいました。
これでまたアクセス数が減ってしまうな・・・毎日更新しないと、やっぱダメですね。
でも幸い今は「物語、詩を書きたい時期」なのでまた前みたいにじゃんじゃん更新できるかもしれません。ていうかそれが普通なんだよ。
春が来たのに、なんだか最近昔みたいに心が弾みません。
それはやっぱり今年から学生になるからかもしれないし、塾の春期講習のせいかもしれません。
ちなみに詩のサブタイにもなっている「ニラリボン」は私の学校の制服のリボンの俗称です。緑色でへにゃへにゃで、あまりにもニラにそっくりなので「ニラリボン」。
ちなみに先生方も普通に「ニラ」と呼びます。定番ネタは「そのリボンでレバニラ作ってやろうか」です。なんだそれ。




