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さーちゃんとぼく  作者: 伊達またむね
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ネットショップ編②

始めてみると、行政書士の先生が「あまり聞いたことのないやり方」と言ってた意味がよく分かった。


とにかく割りに合わないのだ。



利益を乗せて売れそうな価格のゲームなんてそうそうないし、何件もゲームを売ってるお店を回ってもそんなに数が揃えられるわけじゃない。1個辺りの利益なんてせいぜい数百円なのでかなり商売として成り立ちにくい。



古物商免許があるので、人から商品を買い取る事も出来るが俺なら「自分、古物商免許あるんで!ゲーム売ってください!」って言われてもなんか怪しくて絶対に近寄らない。

買い取りには身分証とか見なきゃいけないし、普通の人なら警戒する。だから買取はあまりやる気にならなかった。



ここで、なんとキャバの送迎が役に立った。


送迎のバイトは最後の女の子を降ろし終わったら終了なので、ついでに仕事終わりに近くのゲームを取り扱うお店に寄り仕入れを行う事が出来るので燃料費の削減に非常に都合がよかった。



続けるうちにお店ごとに売り方の特徴や割引サービスなど、安く仕入れる方法もいくつか見つかった。


こうしてキャバの送迎の給料にネットショップの利益によってなんとか暮らして行けなくもないかもしれないレベルの収入が確保出来た。



煩わしい上司の飲みの誘いもないし、送迎のバイトは車の中で誰にも会わなくていい。


なんとか生活が成り立ってくると、今度は『人に会いたい』欲求が生まれてきた。

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