表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/163

55 わくわくの・・・ 2ページ目






みなさんこんにちは!


スクスクと育っていたキョウリが収穫の時を迎えました!今日、初めての収穫をしましたよ!



ソールさんは初めての収穫に始終テンションマックスです。

・・・キュウリしか無いのですぐに終わってしまいましたが、とても楽しんで貰えたので私も嬉しいです。

残念な事は、どうして「ハンの種」を買いに行った時に「マニエの種」を買って来なかったのか・・・。

マニエはトマトと似たような味ですし、何より「赤い」のです!食事の彩りとしても使えるのに!と今になって残念に思いました。



今日は何と8本ものキュウリが収穫出来ました!小さいキュウリがまだあるので毎日確認した方が良いですね。




「おかしゃん!こっちはだめでしか?」

ソールさんは、少し小さめのキュウリを採っても良いのか聞いてきます。


「そうですねぇ・・・。夕方、アスラさんが帰ってきたら一緒に収穫しましょうか?」

もう少し大きく育ってからでも良いような気もしますが、夕方に採って貰って夕食に使うのも良いかも知れません。


「おとしゃんといっしょ、でし!」

ソールさんはとても楽しそうにしています。






アスラさんともお話をしたのですが、長期休暇の時には先に私の実家に行ってからヴァレンタ家のご領地に向かう様になりました。お義母さんには「先に商業都市の実家の方に行って、その後にご領地の方に向かいます」と伝えたら、とても喜んでくれました。


5月になると商業都市の学校関係がお休みになるので、学校関係で使われる備品の注文が入ったりするので忙しくなります。そうなると、実家の方でアスラさんとソールさんの相手が出来なくなるので、私のお家がお店を経営している事を考慮しての順番なのです。お母さんにも出発の日と滞在の日にちを伝えたら「まかせて!」との事でした。お母さんの計画力は本当に凄いので、頼りにさせて貰います。


お義母さんにも私達の滞在の日にちを確認しようとしたのですが、どうやらお義母さんの中では「長期滞在」になっていたようなので訂正させて頂きましたよ!危ない危ない!滞在は一週間ですよ。





今回の帰省はネコさんで帰る事になりました。

ネコさんで帝都を出発するとなると、早起きが出来ればその日の内に商業都市に着く事が出来るんだそうです。ネコさんでの移動となると、馬車代とかの交通費が掛からないのはとても素晴らしいと思いました。ただ、そうなると商業都市への到着が夜になるので、宿泊場所は先に決めないといけませんね。これは、お母さんへの「要相談」案件ですよ!


・・・それにしても、アスラさんは私が騎獣に乗った事が無いのは理解しているのでしょうか?気になる所なので、アスラさんが帰ってきたらいろいろと聞かないといけませんね。



最近は日差しが強いので、本気の日焼け対策を始めています。こちらのお家に移った時にお義母さんから頂いた葛篭には、帽子や手袋が入っていたのでとても重宝しています。前世の様な日焼け対策が出来るわけではないので、自分が実践できそうな事を頑張っています。ですが、お屋敷に行った時にメイドさん達から受ける美容マッサージが1番効果がある気がするのはどう言うことなのでしょうか?


そんな中、ソールさんのモチモチのお肌はメイドの皆さんに人気があるので、メイドさん達が虎視眈々とソールさんのお世話係を狙っているとマリーさんが教えてくれましたよ。




日も高くなって徐々に気温も高くなってきたので、今日のお昼は冷たい麺にしても良いかも知れませんね。




今ある材料で簡単に作れるのは「うどん」ですかね?


ソールさんがたくさん食べる事を考えて、多めに作りましょうか。余ったらドーナツに出来ますしね!

材料的に、うどんはおやつにもなるので頑張りますよ!



メイの粉とお塩を混ぜて、メイの粉がダマにならないように少しずつお水を加えていきます。

ある程度纏まったら、手で捏ねていきます。

この工程の時にソールさんが参戦してくれたのでお任せしますよ。

途中何回か固さを確認して調整していきますが、ソールさんは楽しそうにお手伝いしてくれます。


生地を寝かせる間に具材を準備します。


先ほど収穫したキュウリと冷蔵庫に入っていたハムを細く切って行きます。


うどんを伸ばしていくのを見ていたソールさんが、私を尊敬の眼差しで見てきますが、私はそんなに凄い事はしていませんよ?


出来上がったうどんを茹でて水で冷やします。うどんのタレにセイゴの実を使ってゴマだれもどきを作ってかけて食べたのですが、ソールさんと一緒に作ったうどんはとても美味しかったです。






夕方に帰ってきたアスラさんに、ソールさんが今日1日の事を報告していました。



「何だかソールが羨ましいです。」

アスラさんがソールさんと一緒にキュウリを採ってきてからの言葉に驚きます。


「アスラさん、どうしたのですか?」

「ソールが毎日楽しそうにしているので、少し羨ましくなりました。」

そう言ってアスラさんは採れたてのキュウリを私に手渡してくれます。


「えぇっと・・・?」

「私もフィーナと一緒に何か出来る事があれば良いのですが・・・。」

アスラさんはそう言って私の手元を見ます。私の手にはソールさんと収穫したキュウリで作った酢漬けがありますが・・・、食べますか?


「私はアスラさんに感謝しているのですよ?アスラさんが毎日働いているので、私はお家の事が出来るのです。ソールさんとお家で待っているのも楽しいですし、アスラさんがお休みの時に一緒にお出掛けするのも楽しいですよ。」

お2人が元気で居てくれるのであれば、尚更なのです。私は、そう言ってキュウリの酢漬けをビンから取り出して、アスラさんに手渡します。アスラさんは困ったように笑みを浮かべて、キュウリの酢漬けを受け取ってくれました。


アスラさんがソールさんの様に天真爛漫な行動をとるようでしたら、私がもう1人必要になってしまいます。それは少し大変そうなので、遠慮させて下さい。アスラさんは「アスラさん」のままでいて下さい。



「アスラさん、夕食まではまだ時間がありますから、少しお話ししましょう?」

アスラさんに「チョット待ってて下さいね」と言って台所からコップと飲み物を準備します。お昼に作ったうどんはやっぱり多かったので、残ったうどんは砂糖をたくさん塗したドーナツへと華麗に変身しましたよ。

夕食の前なので、1人2個くらい食べられれば良いかな?とお皿に乗せました。ドーナツの気配を察知したソールさんもソファーの所に来ましたよ。






「アスラさん。そう言えば、なのですが・・・。来月、商業都市に行く時にネコさんで出発するって決めましたが、私がネコさんに乗っても大丈夫ですか?」

これは、アスラさんに「聞かなくては!」と思っていた事です。


「?・・・フィーナでしたら大丈夫ですよ。」

お皿に乗せてきたドーナツが気になるのか、アスラさんはドーナツをマジマジと見ています。

ソールさんはおやつの時にも食べているので幸せそうに頬張っています。水分を取りながら食べて下さいね?


「私たち3人と荷物類をネコさんに乗せたら、ネコさんは走れるのでしょうか?」

あんなに可愛らしいネコさんに乗って移動するのです、私達3人+荷物を背に乗せて動いたら途中で疲れてしまうのでは無いのでしょうか?


「ネコは訓練していますし、大丈夫でしょう。」

アスラさんは私を見てそう言います。



「本当ですか?私、騎獣に乗るのは初めてなので良く分からないのですが、騎獣初心者な私がネコさんに乗っても大丈夫なのですか?」

「ネコもフィーナの事を気に入っているようですし、私と一緒ですから問題なく乗せてくれますよ。それに、荷物と言っても行軍の時のような荷物では無いでしょう?それならば大丈夫ですよ。」

私は少し「くどい」くらいに聞いていますが、アスラさんは気にしていないみたいです。

・・・私も(密かに)ダイエットに勤しんで来ましたが、お屋敷にお呼ばれした時に準備されているお菓子類の誘惑に勝てそうにないので、現状をキープしています。・・・ウエストは何とかなりましたよ!




アスラさんのお話に「そうなのですか?」と相槌を打ちながらドーナツを乗せていたお皿を見ると、不思議な事にお皿に載っていたはずのドーナツの姿が見当たりません。



そうなのです。私達は、お話に夢中になってしまって「食欲魔神」であるソールさんの存在をすっかりと忘れていたのです。



もっちもっちと幸せそうにドーナツを食べていたソールさんでしたが、私達の様子を見てピシリと固まってしまいました。ソールさんは、アスラさんのお顔を見てプルプルと震えて来たので、何だか可哀想になってしまい「美味しいですか?」と聞いたら「あい!」とお返事が返って来ました。



・・・ね?アスラさん?ドーナツの事は置いておく事にしましょう?せっかくのお顔が、大変な事になっていますよ?




「フィーナ、良かったら・・・。」

アスラさんがそう言って自分のお皿に乗っていたドーナツを私に差し出してきました。


「ふふふっ。アスラさん、そのドーナツをぜひ食べて下さい。」

私の言葉にアスラさんは困ったようにします。


「今日のドーナツはソールさんにも手伝って頂いたので、格別に美味しいですよ?ねっ!ソールさん?」

私は、ソールさんのお口の周りに付いた砂糖を拭きながらアスラさんに言います。その言葉にアスラさんは驚いたようにソールさんを見ますが、ソールさんは私の言葉で自分がうどん作りを「手伝った」事を思い出したみたいです。


「おとしゃん、そーるてつだった!たべて!」

ソールさんもそう言ってアスラさんにドーナツを食べるように促します。






アスラさんは「ソールさんが手伝ったうどん」から変身したドーナツに感激していましたが、アスラさんが「フィーナに・・・」と言って半分にしてくれたドーナツを私がお茶のおかわりを取りにソファーから離れた時にソールさんが食べてしまったので、只今ソールさんをお説教中です。



ソールさんの食欲と、食べても太らない体質(?)を「良いなぁ」と思いながら夕食の準備を始めたのですが・・・。ソールさん、夕食は食べれるのですよね?そう思いながらオムライスに使うチキンライスを作っていきます。



明日も楽しい日になると良いですね!









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ