街道にて
第13話投稿しました。
新たな出会いです。
ニャッハの街 トマル港街道
ニャッハの街とトマル港を繋ぐのは、荷馬車や幌馬車など行商を行う物や探索者たちが行き来する為、次第に簡単ながら整備されて今の道となった。
馬車ならば、横に2台が通る事も可能な広さを持ち、雑草などもしっかりと除草されている。
ニャッハの街からトマル港へ向けて3kmほど進むと街道は森の中を通り抜ける。
そこで、6人の探索者が戦闘をしながらトマル港へと向けて進んでいた。
「弾倉交換っ」
1発につき1体を処理し30体を倒したところで30発弾倉の5.56mm弾が尽きた。
切替金をセーフティに切替、弾倉取り出しボタンを押すと、ロックの外れた弾倉が抜け落ちる。 地面に落とさないよう手を添えて、それを保持する。
そのまま空になった弾倉を戦闘防弾チョッキに装着している弾納のうち空いている1つに入れる。
すぐさま、30発装填されてた弾倉をM16アサルト・ライフルへと装着し、隣にいるヒスイに合図を送る。
肩を叩いたら、準備良しと合図を決めていた。 「弾倉交換!」と自分に続きヒスイも撃ち尽くした弾倉を交換している。
ニャッハの街を出る前に、裸のままで保管していた5.56mm弾も持っている弾倉全てに装填していたおかげで助かっていた。
とにかく魔物の数が多かった。 現在、自分達がいる場所は、ニャッハの街からトマル港へと繋がる街道をトマル港の方向へと進んでいた。
その街道をゴブリンの集団が街道をニャッハの街に向けて進んできているのだ。
確実なことはまだ分からないが、トマル港の方向からゴブリンの群はやってきているようで現在目の前に迫るのは小さな集団らしい。
身長はだいたい1mくらいの顔は醜く、身体の色は緑色だ。 ボロ布を着ている個体もいれば胸当てや兜なんかも着ている個体もいる。
武器は体格の為かあまり大きな物を持つものは少ない。 手斧だったりナイフだったりする。
群の中に、2体ほど体格の大きなゴブリンの個体がいた。 身長も他のゴブリンの頭1つ分飛び出ている。
近づかれる前に、ヒスイが狙撃して処理していたので、個体差があったのどうかまでは分からない。
残りのゴブリンの群れは自分達に襲い掛かろうと迫ってきていたので、目の前の事に集中する。
唸り声と共に接近を許した2体のゴブリンが飛び掛ってくる。 しかし、自分とヒスイは焦る事は無かった。
その2体を着ている皮製の胴当てごと一刀のもと切り捨てる影が傍に立つ。 この世界で初めて出会った少女のリリィである。 魔力を吸収する吸魔族の少女だ。
身長は150cmほどの小柄な体系で、ゴスロリを身に纏い、まだ幼い顔立ちをしている。 白い髪に白い肌、長い髪を赤い大きなリボンでポニーテールとして纏めている。
そのポニーテールが、リリィが動くたび上下左右に踊っていた。
赤い瞳は迫り来るゴブリン射抜くように見据えている。 刀を1度振り、付いてしまった血糊を飛ばとすかさず『クリーンウォーター』で汚れを落とす。
「数が多すぎますねっ! 右1、2処理っ!」
「左1から5まで処理」
自分の左隣では同じくゴスロリの衣装を身に纏い、89式小銃を構えながら次々とゴブリンを撃っていく。
緑色した髪と緑の瞳、翡翠を思い出し彼女の名前を『ヒスイ』。 糸目で表情もあまり大きく変化はしないが、冷静にゴブリンに対処していた。
彼女の特性で、こちらの攻撃に対する風の影響を受けない為、離れた距離の狙撃も十二分に機能していた。
普通ならば、風や重力などの影響を受けて、弾丸はまっすぐには進まない。 しかし、その1つの風をヒスイの精霊の特性でこちらに有利に働いているのだ。
かなり戦いやすくなっている。 ただ森の中の街道を進んでいる為、遠距離での戦闘では無く近接戦闘に近い。 視界も制限されている。
しかしゴブリン自体の知能が高くは無く、こちらを見つけて襲い掛かってくる。 それを慌てず1体1体と処理していく。 近づかれすぎたら、リリィが刀で一刀両断し、こちらへの損害は今のところは無かった。
付近にいたゴブリンの最後だろうか、リリィが正面にいた3体を切り捨てたところで襲い掛かってくるゴブリンがいなくなった。
街道に銃声が木霊し硝煙の臭い、ゴブリンの酷い臭いが立ち込めていた。
装着している弾倉の残弾を確認し、まだ十分に残っている事を確認して、ほっとする。 自分とヒスイの2人で弾倉を2本ずつ消費していた。 合計4本120発分である。
先ほどからずっと自分の目を使って周囲を警戒してみるが、魔素が濃くどこにゴブリンや魔物がいるのか分かりづらくなっている。
至るところから魔素が漂ってきているのだ。 原因は、一緒にトマル港の調査へと出た探索者の1人が、大規模魔法を使用したのだ。
『ファイアーレイン』という広範囲に火の雨を降らせる魔法でゴブリンの大集団1つを潰したのだが、それが原因ではないかと推測している。
魔法を使用すると、魔力や威力などの違いによって残留する魔素、魔力の量が変わる。 ニャッハの街を出てすぐにゴブリンの大規模な集団と遭遇し、使用されたのだが未だにこの当たりまで漂っていた。
前衛をしてくれていたリリィが傍へとやってきた。 返り血で服も汚れていたが、すぐさま『クリーンウォーター』で綺麗にしてしまった。
「あの若いのが放った魔法のお陰でここまで来れたんだがのぉ、あちらこちらにゴブリンの集団が散ってしまった」
総数がどれだけいるのかは分からないが、かなりの数がそこにはいたのだ。
後続も続いていたようだが、その威力を目の当たりにした事で、森の中へと散り散りになったようだ。
そのため、探索者は何名かのグループに分かれて森の中へと進み、経験の少ない探索者が、一番安全だろうと言う探索者協会職員の指示のもと、トマル港へ街道を進むことになった。
本来は、熟練者の探索者も同行させたかったらしいのだが、、今回のような異変がニャッハの街とトマル港を繋ぐ街道だけではなく、東西南北へ伸びた各都市へ続く街道も似たようなことになっているらしい。
ニャッハの街からも各街道の調査に探索者たちが調査の任務を受けて各方面へ分散していた。 その矢先にこの大規模なゴブリンの発生である。
何が原因かも不明だが、今は街道の安全確保とトマル港の調査を優先任務として動いていた。
結果として、残っていた錬度の高い探索者は散ってしまったゴブリンを追い森の中をトマル港の方へと進み、街道を自分達6人が進んでいるのである。
自分とリリィ、ヒスイの3人と同時期に探索者協会へ登録をした3人組の獣人だった。 トマル港出身との事で、彼女達にも協力を協会が仰いだそうだ。
賢狼族と呼ばれる犬のような顔、身長は低く1mと少しくらいだろう。 みな、姉妹らしく ゴールデンレトリーバーの様な愛嬌のある顔をしている。
クリッとした大きな瞳をしていて手は肉級があるようだ。 ぜひとも触ってみたいが、今は目の前の事に集中しなければいけない。
杖を持ち、皮のローブで身に付けている娘が長女のサーラ氏。 次女のセラ氏は皮製の防具を身に纏い、皮の胸当てに脛当て、手袋を付けている。 片手で使える短剣を使用しているのだが、彼女の背格好から見ると十分大きい。
そして、三女のスゥは頭のてっぺんに目を隠してしまわないよう頭の上で紐を使って結っている。 彼女の手には、弓を持っていて今は倒したゴブリンから使用できる矢を抜き取っていた。 彼女は『クリーンウォーター』を使えるらしく、ゴブリンの体液を綺麗にして矢を使うようだ。
今は、リリィとサーラが倒したゴブリンを『ファイアーボール』で焼却し、ゾンビ化しないように処分していた。
しかし、数はそう多くは無い。 自分とリリィ、ヒスイはゾンビ化しないように頭部への攻撃をしていたからだ。
まだ戦闘に慣れていない3人の少女、獣人娘と呼ぶが、彼女達の倒したゴブリンの焼却である。
「ご主人、魔力をちょっとばかしくれんかの?」
「えぇ、いつものですね? えっと、指からでお願いします」
「分かったのじゃ」と言うとリリィは早速指を咥えると、魔力を吸収し始める。
しばらく続けていたかと思うと、「ぷはっ」と言って指を離した。
「ありがとうなのじゃ、ご主人」
「どういたしまして」
振り返り、三人の獣人娘の様子を見る。 疲れが出ているのだろか、少し顔色が悪いように見える。
「サーラさん、セラさん、スゥ? 大丈夫ですか?」
周囲の警戒をリリィとヒスイに任せ、サーラ氏に話しかける。
しっかり者の長女であるサーラ氏は三人の獣人娘のリーダーだった。
一緒に過ごしてきた彼女だからこそ分かるものがあるのだろう。
「いえ、初めての事で戸惑ってはいますが、まだ私達も大丈夫です。 ゴブリンもナオトさんやリリィさん、ヒスイさんのおかげでこちらまで抜けてきませんから」
そう言って、サーラ氏はペコリとお辞儀する。
それにならって、三女のスゥ氏もお辞儀していたが、次女のセラ氏は「フン」と言ってそっぽを向いてしまった。
セラ氏だけは、どうもあまり活躍できていないと思っているかのようだ。 稀に後方からもゴブリンが襲撃を仕掛けるのだが、弓矢と『ファイアボール』で近づかれる前にサーラ氏とスゥ氏が対処にしたのだ。
セラ氏本人は、ゴブリンは片手で数えるくらいしか倒せていない。 サーラ氏とスゥ氏が倒しきれなかった手負いのゴブリンだったことが、余計に自分をイラつかせているかもしれない。
「セラさんも、お疲れ様。 まだ先は長いんですから無理はしないでいきましょう」
「わかってる」
どうも、自分は嫌われているようだ。
サーラ氏は「悪い子じゃないんです、すみません」と何度も頭を下げているのだが、「気にしていませんよ」と言って宥める。
あれくらいの娘なら反抗期でもおかしくないのだ。 全然気にしていない。
「サーラさん、トマル港まであとどれくらいでしょうか?」
「えっと、今の私達6人ならあと数刻もしないうちに到着できるかと……、但しゴブリンの襲撃が続けば遅くなると思います」
「腕が鳴るのぉ」とリリィは言うが、そう何度も攻撃を受けるわけにはいかない。
リリィや、獣人娘は自前の武器がちゃんとあるが、自分とヒスイが小銃を使っている。
トマル港にいるであろう、小銃弾を作成できるゼスト氏の弟子だった人も見つけなければいけないのだ。
弾倉は、まだ余裕があるがなるべく戦闘を避ける必要があるかもしれない。 しかし、戦わずに皆が付いてきてくれるかも分からないのが分からない。
リリィやヒスイは、魔法で契約された僕なのだが、それを強制はしたくないし、獣人娘も賛成してくれるかどうか悩みどころだった。
「ひとまず、先に進みましょう。 リリィは前衛、自分とヒスイは中衛です。 サーラさん達は後衛です。 先ほどと変わりません」
「「はいっ」と4人が返事をする。 遅れて、「はい」とセラ氏が返事をした。
しばらく進むと、リリィが停まれと合図を送ってくる。
その合図があった場合、全員に1度停まってしゃがむ様に獣人娘にもお願いしていた。
その後、自分がリリィの傍に行き、前方を確認して対処する、という作戦だったのだ。
リリィの指差す方に視線を向けると、見慣れた物がそこにはあった。
リリィではどう判断すべきか対処に困ったから皆を停めたのだろう。
ヒスイにその場で警戒を続けるように指示を出し、リリィとその物体に近づいていく。
細かいところまでは分からないが、車載銃もそのまま残っているようだ。
ハッチは全て閉ざされている。 損傷なども無さそうである。
「ご主人、あれはなんじゃろうな。 魔物かの?」
「いいえ、あれは73式装甲車《APC》です」
「えー、ぴー、しぃ?」
リリィが首を傾げるのは仕方ない。 なぜならあれは自分の世界の物なのだから。
エンジンが掛かっているようではなさそうだ。 人の気配もしない。
迷彩塗装から、米国仕様ではなくうちの物のようだ。
73式装甲車《APC》。
陸上自衛隊で正式採用された装甲車で、履帯によう走行で不整地を走破する。
最大速度は60kmは出るようだが、実際に操縦した自分は出せた事は無かったな、と思う。
乗員は4名、後方に隊員を8名収容可能。
装甲はアルミ合金。
主武装は、操縦者席の後方に設置された12.7mm重機関銃M2、車体の前面に設置された副武装は74式車載7.62mm機関銃である。
後部隊員室の上面及び後部には大型の両開き式ハッチがあり、側面にはT字型のガンポートが6箇所設けられ中から外への射撃も可能となっている。
また、車体後部には3連装の発煙弾発射機を装備しており車両単体で煙幕を展開することも出来た。
「それで、ご主人よ。 どうするのじゃ?」
「リリィは万が一に備えて傍に居てください。 開けます」
リリィを従えて、後部にあるハッチの方へと回り込む。 中から撃てるようにガンポートもあるが1つも開いておらず、中からリモコンで操作できる上部にある12.7mm重機関銃M2も反応は無い。
ハッチを開放する前に、扉を叩いて中の反応を伺うが何も返ってこなかった。
ロックされた扉に手を掛け、動かすと、上下にロックされていた番がはずれ、ゆっくりとハッチが開く。
臭いが外へと漏れ出し、リリィと2人顔を顰める。
完全にハッチを開けると、5人の隊員だったものが底には座っていた。
生者の匂いを嗅いだ為か、ゆっくりとこちらへと向きを変えて向かってくる。
「っ! リリィ、出来れば車体は無事に手に入れたいです! 出てきてから対処します」
「わかったのじゃ! こっちじゃぞ、出てきなんせ!」
動きが緩慢な為、怪我も無く5体の隊員だったゾンビは処理することが出来た。
怪我を見ると、1人が大怪我だったようだ。 推測でしかないが、1人が殉職し、それを後部隊員室へ収容。 その後、ゾンビとして蘇り他の隊員に襲い掛かったのではないだろうかと考えられた。
就寝していたところに襲い掛かられてしまい、対応が遅れたのかもしれない。
「リリィ、『クリーンウォーター』で中を綺麗にしてくれませんか?」
「任されたぞ! クフフ」
『クリーンウォーター』は、対象の大きさや数で魔力の量が変わるがその使用者の魔力によって効果の出方が違う。
自分は、頭部を破壊した遺体から使えそうな装備を探す。 全員が弾倉に5.56mm弾が残ったままであり、1人4つずつ持っている。
合計20本の弾倉がある。 89式小銃用ではあるから助かった。 弾薬は幾ら在っても困らない。
ゾンビと名前は付いているが、腐っていると言うわけでもないのか、装備も綺麗なままである。
リリィが戻ってきてから『クリーンウォーター』で綺麗にしてもらえば問題なさそうだ。
履帯周りは油も確認したが問題なさそうだ。 次に、リリィは中の方も処理し始めた為、自分は履帯に足を掛け、両手、片足の3点支持で車体上部へ上る。
12.7mm重機関銃M2も見る限り問題無さそうだ。 万が一、ゾンビにこれを使いこなす知能があったらと思うとゾッとする。
次に、ハッチ傍にある内部の油を確認する。 これも綺麗になっており問題は無さそうだ。
徐々に綺麗になっていく73式装甲車《APC》だが、使うことは出来るだろうか。
「リリィ! 中は終わりましたか?」
「うむ、今戻るからの。 しかし、狭いのぉ」
後部隊員室から前方の操縦席まで行くことは出来るのだが、屈んで行かねばならずリリィも身を縮めながら戻ってきた。
そのまま、外にある装備の処置をお願いする。 弾倉が20本に戦闘防弾チョッキが4人分ある。
後部ハッチから中へと入ると、新品同様になった室内を見渡す。 入って中にも油を確認する場所があり問題は無かった。
また、89式小銃もそのまま5人分が立てかけられており、これも使えるようだ。
操縦席に座り、エンジンを始動する。 1度目は失敗、2度目はもう少しで掛かりそうだった。
燃料はまだ入っていた、次こそは掛かると願いもう一度試すと、大きな音を立てエンジンが動き出す。
「なんじゃ?!」
リリィが音にびっくりして中へと戻ってきていた。 確認すると、弾倉と戦闘防弾チョッキは魔法のポシェットへと保管してくれた様だ。
リリィに、ヘッドセット付きの戦車帽を被せて、声をかけると驚いていた。
「まだ煩いが、先ほどよりはマシじゃ。 これはいったい何事じゃ?」
「これは、人を運ぶ為の車両です。 荷馬車なんかよりは頼りになりますよ。 みんなを呼んでもらえますか?」
「わかったのじゃ」と言って、リリィはヒスイたち4人の待つ場所へと走っていく。
案の定、獣人娘の3人は大げさではないかというくらいの反応だった。
人を目的地まで運ぶ物です、と伝えるとある程度は納得してくれた。
「ヒスイはあまり驚いていないね」
「我が主、あなたに生み出された事で私にも73式装甲車《APC》の知識はあります。 操縦と12.7mm重機関銃M2の銃手はいかがいたしますか?」
「操縦できるなら、キミに任せてもいいかな。 自分は12.7mm重機関銃M2銃手になる」
特に反対意見も出なかった為、操縦手にヒスイ。 リリィは外を歩くといい73式装甲車《APC》の見えにくい場所を警戒しながら進むという。
獣人娘3人のうち、サーラとスゥの2人はは後部隊員室へと入ってもらう。 セラには車長席に座って貰い、トマル港への案内をお願いしたのだ
73式装甲車《APC》の装甲が魔法にどれだけ持つかは分からないが、これでトマル港へ付くのも多生は楽になったと思いたい。
「それでは出発します! 目標はトマル港。 ゴブリンが出たら対処します」
「「はいっ!」」
ゆっくりと73式装甲車《APC》が動き出す。 周囲に木々が多いが、ヒスイは難なく切り返しを行い街道へ戻ることになった。
12.7mm重機関銃M2の安全装置だけは外してすぐに使えるようにする。
数体のゴブリンが道をふさごうとしていたが、73式装甲車《APC》は停まらず、そのまま突っ込んでいた。
それからしばらく走り続けていたからだろう。
とうとう開けた場所に到着した。丘になっており、自分達のいる場所から街を見渡すことができた。
目的地であるトマル港にやっと到着したのだ。
「トマル港に到着します。 忘れ物には注意してくださいとい」
後ろの獣人娘に伝え、また港のほうへ視線を戻す。
あちらこちらで火の手も上がっているようだ。 何かが起きたことは間違いなさそうであった。
13話いかがでしたか?
ご意見、ご感想お待ち致しております。
宜しくお願い致します。