天然悪女は地球不適合者
コメディなので軽いお話ですが悪女とゆう単語で既に不快感がムクムク育つ方は回れ右ーでお願いします。
いや、私の脳みそじゃたいした描写はありませんが。
(* ̄∇ ̄)ノ
『ぶっちゃけちゃうと〜もう君面倒見切れない。とっとと地球から出てって。それがお互いのためだよ』
真っ白な和服に、漆黒の髪をした美形さんの第一声はそれでした。
「は…?」
『ってゆーか、もう決定事項で他国の神様達も了解済みだから。あ〜ちゃんと向こうの神様にも、頭下げて頼んでおいたから感謝してね。』
「な、にを…?」
状況が解らなさすぎて動けないまま疑視してると自称神様の美形さんは仰りました。
『じゃあね、きっと向こうでは楽しくやれるよ〜』
自称神様の美形さんが遠ざかって行く。思わず伸ばした手が宙をかいた瞬間、視界が180度変わった。
ちなみに、左右ではなく上下に。
簡単に言えばサカサマ。
脳が認識した途端、落ちた。
「ぇええええぇぇ〜?」
落ちて、落ちて、落ちて、落ちてーーーー
さっきいた場所は真っ白な空間だった。どんどん白が小さくなっていく。落ちるのにも慣れてきた、とゆうより圧もなく吸い込まれる様に落ちるので、怖さが無くなればどうってこと無かった。
「うん。だんだん冷静さを取り戻してきた」
独り言を呟きながら、落ちながら考えた。
「ありきたりに考えれば、白い空間は死後の世界だよね。自称神様もいたし。ってことは私死んだ?」
ってことは、落ちてるし地獄にでも向かってるの?
どうしようも無いことを考えた。普段なら考え無いことも落ちるだけは暇だし。
あぁ〜チョコ食べたい。。。
私にとっては重要な事を考えてると止まった。
ガックン…と、急だったので首が痛い。
でも、全体的にもっと異常事態だよねぇ。
逆さまなのに私は床に座ったままだよ。物理的におかしい…
「あぁ…地獄だからありか」
誰か下ろしてくれないかな〜一応天井?床?みたいなのはあるんだけど。髪の毛だけ、重力に正しく?あるのはスッゴク嫌だ。
さっきとは反対に真っ暗。どっちにしろ距離感つかめない。
そうろっと、立ってみる。
うん、落ちない。
背伸びしてみる。
どうやら天井もしくは床には届かない。
『地獄じゃあないよ』
ボケッとしてると背後斜め上から声がした。
真っ白の洋服を着た金髪碧眼の青年が逆さまに立ってた。
「おっそ。遅すぎるよ来るのもつっこみも。待ちくたびれてお腹すいた。あっ、ちなみに君も自称神様ですか?」
コテンと首を傾げ聞いてみた。
『…はぁ…第一声がそれなの?』
それ私が、自称神様に思ったことと同じだ。
スッゴク呆れられて、むすっとした顔をすると自称神様2に笑われた。私より年下っぽいのに、大人みたいに笑う。
『ようこそ我の世界へ。ヴィジュトゥーリは、君を歓迎するだろう。天然悪女さん。』
読んでくださりありがとうございますm(__)m
次話もよろしくお願いします(^-^)/