表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/35

あ、当たっちゃった♡

更新いたしました。

 「勧誘の話をしたかったのに~」

カイラの投げるマーキングボールを巧みに避けながらアニラが叫ぶ。

「勧誘?」

マーキングボールを握りながらメリーナは首をかしげていた。

「お前は見えているんだろ。命中させなさい!」

カイラが更にもう一つメリーナにマーキングボールを渡しながら声のする方向に更に投げる。

「も~う。退散しましょうかね」

そうアニラが言った瞬間、メリーナが連続して素早く投てきする。

「あ、当たっちゃった♡」

「わたしに当てる?やるね!」

アニラは素早く塗料が付いた上着を脱ぐとメリーナの頭に服を投げ掛けた。

「え・・♡」

メリーナはアニラの匂いを思わず嗅いでしまい、それが一瞬の隙を生みアニラが背後からメリーナに抱き着いた。

「あら、やっぱり良いさわり心地♡」

カイラは認識できないがメリーナの背後にいるだろうアニラの位置に、横から三日月蹴りを放ちメリーナから引き剝がした。

「全く邪魔な、おばさんだね」

そう言うと、カイラの身体に突進し頭突きを食らわし吹き飛ばすと、カイラの腹にはアニラの白い頭髪に隠されていた二つの角による穴が開いていた。

「おばさん!」

メリーナが悲痛な叫びをあげると、アニラは少し困ったような表情を見せ呟いた。

「わるかったわ!思わず本気になって・・交渉に来たのになぁ。また来るよ」

カイラを抱きかかえようとするメリーナに、そう言い残すと窓を突き破り去っていった。



「すまないね。しくじってしまって・・」

少し遅れて、セージをはじめ教諭グループが集まり魔法薬を使いカイラの治療が始まっていた。

「学長!」

涙まみれのメリーナが、ポーラ学長が駆けつけてくれていた事に気づく。

「エクストラ・ヒール!」

ポーラの詠唱と共にカイラの身体は黄緑色の光に包まれていた。

「これで、もう大丈夫だよ」

学長がメリーナに優しく微笑む。

「わたしが、相手の話に耳を貸していたのが悪かったんです・・」

「夜明けの爪の幹部を相手にしていたんだよ。受験生に被害が出なかっただけでも上出来だよ」

「学長・・」

しかし、ポーラの言葉はメリーナには深く重く責任を感じさせるものだった。



窓の応急修理をおえると、何事もなかったように午後の最終面接が始まり。メリーナの横には生徒会副会長のアウラが受付での対応スタッフとして応対をしていた。

「受験番号、52番、54番、56番の受験者は面接会場にお入りください」

メリーナが案内を終えるとアウラが話しかけてきた。

「認識できない敵か・・、大変だったんだな。職員だけでなく午後は生徒会役員も駆り出されて、聴覚魔法や魔道具を使用して警戒している」

「音は認識出来る事をカイラさんが究明しましたから」

「メリーナは認識できてたのか?」

「はい。一度、情報調査用魔法と固有ギフトを併用して認識すると良いようです」



そして、最後の受験者をメリーナが案内しようとしたその時、異変が起きた。

「サンちゃん、危ない!」

その言葉と同時にメリーナは、全身の魔力によるオーラを全開にして応急修理をしてあった窓を突き破り学園の馬車停の方向へと跳躍していった。



お読みいただきありがとうございました。未の章より更新を水曜日、土曜日の週二回、16時前位に更新したいと思います。引き続きどうかよろしくお願いいたします。


もしよろしければ小説家になろうでの、評価、ブックマーク・フォロー、感想などを頂けますと幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ