ルニカ・ヴァリエの処刑を開始する!!
大変遅くなってしまいました
本業の方が忙しくて全然かけませんでした!
そしてそろそろ本業の方が山場でして、しれっとお休みするかもしれません
再開するのは上手く事が運べば十二月、そうでなければ三月や四月になってしまうかもしれません
できるだけきりキリがいいところまで書きますが、かけなかったらその時は文句をメイド長のめいです宛に送ってください
怯えているルニカとは裏腹に落ち着いた雰囲気を醸し出している陛下が歩きながら言った
「メイド長よ、だいたいの話はお前の部下より聞いておる、ルニカ・ヴァリエが余のエリスに剣術を指南したといことで間違いないな?」
「はい、間違いございません」
「なら結構……」
そう一言つぶやいた後に陛下は剣を抜いてこう言った
「今より余直々にルニカ・ヴァリエの処刑を開始する!!」
私はルニカに対しいい気味だなぁと思った
まぁ相手は侯級の剣士だしけがをしたら少しは治癒してあげよう
陛下は言葉ではあぁ言っているけれど結構優しい性格をしているから殺されることはないだろう、と思っていた
だが、次に私の目に映ったのは手加減のない、本気の踏み込みだった
流石侯級……といった踏み込みで近づき一撃目を入れる
けれどそれは当たらなかった、ルニカが避けたのだ
次は上から、その次は右から、と次々に攻撃がとんで来るがどれも深い傷にはならない
でも隙を作るには十分だった
足を斬られて重心がずれた隙に陛下が上段に剣を構えて振り下ろす
私は確信した、あの一撃は避けれまいと、そして一人の魔族の命を刈り取るには十分すぎる一撃だと
いくら普段優しいからと甘く見ていた、エリス様が絡むとあそこまで性格が変わるのか……と
私はこう見えて侯級の魔術師だが、流石に死者を蘇らせることはできない
少しはけがをして反省しろ!とは思っていたが、あれだけのことで死なすにはもったいない人材だ
それにこのままだと陛下の名誉にも傷がつくかもしれない
だから私は上級の水魔術、氷柱を陛下とルニカの間に発動させた
だが、この魔術で陛下を止めることはできなかった
次の刹那には陛下が私の作り出した氷柱を切り裂き、あと一歩のところまで追いつめていた
もうあきらめるしかないか……と思ったその時、玉座の方から誰かが入って来てこう言い放った
「双方剣を収めよ!」
堂々とした佇まいでそう発したのは王妃クラーシュ・リーンカル・メイリンその人であった