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⑻『闇による、途轍もない光のフォース』

⑻『闇による、途轍もない光のフォース』



光のフォースが必要なんだ、今すぐ貸してくれないか、と神に言ったところで、神は俺を置き去りにしていくだろう。俺が闇に居ることくらいは、知っているのだろうから。しかしこうなったら、自身で、光のフォースを創造するしかない。



留まれ、俺にとっては、小説が書けること、それが、闇による、途轍もない光のフォース、として具現化出来て居る以上、この小説の終わりまでを書き始めねばならないことくらいは、重々に承知しているのであって、問題はない。



そして、今日も俺は、この小説の筆を運んでいるのだが、殊更に、この闇というものは、そこまで深い闇という訳ではない。寧ろ、晴れの日、雨の日、の雨の日だった日、くらいの闇である。それでも俺は、タイトルにした様に、光のフォースを探すはめになっているのだ。

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