どうやら僕は明日死ぬらしい
今まで色々ありつつも生きながらえてたけど、どうやら僕は明日死ぬらしい。なんで分かるのかって言うと、直感だ。
僕の直感はとても当たる。と言うかとてもで済ませていいようなものではなく、未来予知の1種なのでは?と思うほど当たっていた。だから今まで色んなことに巻き込まれ、苦労しっぱなしだった。
でも直感は直感なので、はっきりわかる訳ではなく、ぼんやりとわかる内容を考察して予測していた。
でも今回の直感だけはハッキリとわかって、今までぼんやりとしか見えなかったのに、なんだかスッキリとして気分がいい。
もうすぐ死ぬって言うのに気分がいいと言うのも変な話だけどね。
辛かったかと聞かれると辛かったけど、嫌じゃなかった。
今ではとても充実していた人生だったと思う。
今思うと色んな出来事全てが後の自分に活かされていたなぁ。何か作為的なものすら感じるほどに。
幸運とか幸せならいいけど、不幸や辛いことが作為的に決められていたんだとしたら嫌だけどね。
1番楽しかったのは彼女と最初のデートかな。
お互い初々しくて、今の自分から見たらもっと行っちゃえ!って応援したくなるくらいあのころは良かった。
まぁ今ではその子はもう僕の近くには居ないんだけどね。
1番辛かったのは虐められたことかな。
虐められる理由も未来が見えてキモイやつなんてこの世にいていいはずがない。とかで虐められても、自分じゃどうしようもなかった。自分の体つきじゃ反抗することすら出来なかったし、してたら多分その時に死んでいたんじゃないかな。虐められている時もどうやったら自分は生き残れるだろうかってことに一生懸命だったし。
まぁその虐めてきてた奴らも今では僕の近くにいない。
そういやココ最近は誰かと言葉を交わすことも無くなってしまったなぁ。
人と関わりが無くなると人は気が狂ってしまっていずれ自殺してしまうって聞いたことがあるけど、僕はそうならなかったなぁ。
理由は多分、成すべきことが沢山ありすぎて気が狂う暇なんてなかったからだと思う。
逆に忙しくて気が狂った結果なのだろう。
【明日あなたは死にます。あなたなら何をしたいですか?】という質問を誰しも1回くらいは聞かれたことがあったり、もしくは考えたことがないだろうか。
もちろん僕も聞かれたことがある。その時は確か、「どうせ何も出来ないだろうし、昼寝でも貪るよ」って答えたっけなぁ。
実際その状況に今なっているけど、その時と何も変わっていないなぁ。
今日もあと数時間、さて、なにをしようかな。