第六話
第六話です。
「見えてきました。イコラメコヒケです。」
うひょ~王都だ!
「まずは、水晶で城ヶ崎の位置を確認する。アリシア見せてくれ」
「了解しました。」
アリシアは水晶をバックから取り、城ヶ崎の位置を調べる。
「見えてきました。街の北の方を歩いています。」
「北に何かあるのか?」
「北には王様の城があります。」
どうやら城ヶ崎は王に用があるらしい
「よし、アリシア、城ヶ崎を探しに行こう」
だが、
「なんでダメなんだよ!!」
イコラメコヒケの門番達に捕まってしまった。
「ダメなもんはダメなんだよ。とっとと帰りな。」
どうやらイコラメコヒケに入るときはギルドカードが必要らしい
「わかったよじゃあギルドカード作るから」
「お前ランクいくつだ?」
フフフ俺はこの二日間の旅でランク上げをしてきたんだぞ
「ランク4だ!」
「惜しいなギルドカードはランク5からだよ」
あんなに敵倒したにこれかよ倒した敵が弱すぎたのかー
「待ってください。樹さんは私の付き添いという形で来ていることにします。よって私のギルドカードで二人の入国を許可してください」
「アリシア……」
「お前ランクいくつだ」
イコラメコヒケの門番達が聞いた。
「8てす!」
アリシアが自分のギルドカードを見せる。
「なに8だと!! い、今すぐ入国を許可しろ!!」
イコラメコヒケの門番達はなにか慌てた様子で俺達を通してくれた。
そこには西洋のような街並みが広がっていた。
「お前意外とすごいやつか?」
「実はですね、この国って実力主義なんです。本当はランク1でもギルドカードは作れます。」
「あいつら〜許さねぇ」
「あの人達が私よりランクが低かったのでしょう。まぁ、また何かあったら任せてください。」
アリシア、すごい頼りになるな
◇
俺達はどんどん北の方向へ歩いていった。
もう夕方頃だろうかあたりがだんだん暗くなってきた。
少し探すのを諦めかけたその時―――
「居たぞ城ヶ崎だ」
少し、遠くに城ヶ崎らしき人物が見える。
やっと見つけt
「うぐっっ!!」
なんだ?
何が起こった?
急な出来事に戸惑いながら考える。
俺の目線の先には綺麗な夕焼け空が広がっている。
倒れたのか?
どうやら俺は奇襲で回し蹴りをくらったらしい。
ことを理解した瞬間に追加の攻撃が来るという推測の元、勢いよく跳ね起きる。
しかし、追加の攻撃など来なかった。
男はただ、俺を見つめ、その場に立ち尽くしていた。
どうやら正々堂々やることに決めたらしい。
なんなんだよこいつは
俺達を襲ったのは一人の盗賊のようだ。黒色のフードを被っていて、それは顔がギリギリ見えるか見えないところで止まっている。片手にはナイフを持っていてそれを俺たちに突きつけた。
「おいおい、どうやらこの国の奴らじゃねぇな」
あと少しで城ヶ崎に近づけたのに
「金目の物はおいていきな」
盗賊は舌なめずりをしながら言った。
これはまた厄介なやつに捕まったな
「戦うか?」
「お、いいねやろーぜ」
すごい自信だ勝てる気がしなくなってきた。
だが、
「アリシアは下がっていろ」
やってやる。今の自分の能力の限界を知りたい。
「はい、回復は任せてください」
「お、いいねー女の子ぉ守るのカッコイイねーだが、負けるのはお前だぁぁぁぁ!!
『能力発動、眉毛再生』」
え?聞き間違いかな?
アイブロー?眉毛?どゆこと?
「俺の能力は眉毛全部カットしないと倒せない。剃ると再生してくる。代償は足が遅い。だ!」
え?え?それだけ?
なんでこいつこんな自慢気に言ってんだ?
ああーそうかアリシアの言ってたこと思い出した。
たしか能力が備わって生まれて来るのって極稀だったな。
「お前能力者か?」
「ああ、そうだぜぇすげぇだろ」
「ああー俺も能力者なんだよね」
片手に持っているナイフを避けながら戦う。
確か代償が足が遅いだったよな?だったら俺の勝ちだ。俺はこう見えて中学のときは陸上部だったんだよ。
『能力発動、時間改変未来』
時を飛ばし、盗賊を縄で拘束した。
「すまんな、何が起こったかわからないと思うが時間を飛ばした。」
ふぅ~危なかった。ナイフに当たらない方にかけて能力を発動させたが大丈夫だったようだ。
「さぁ、俺達を襲ったんだ、眉毛をカットさせてもらおうか。アリシア、ハサミ」
アリシアはバックからハサミを取り出す
「はい、どうぞ」
「え、ちょっとまてよ
ぎゃぁぁあああ」
名も無い盗賊再起不能!
しかし、俺たちはその盗賊のせいで城ヶ崎を見失ってしまった。
「振り出しかよ」
ひとまずこいつに話でも聞いてみるか。




