第三話
第三話です。
俺はその水晶を除いた。
そこにいたのは教室で一人ぼっちになっている城ヶ崎がいたのだった。
「一体何があったんだ!?」
その様子はまるで弱った保護猫のようにすごく弱々しく思えた。女子はともかく転校初日に歓声を上げていた男子までもいじめに加担しているというのか。日本人は流されやすいと言うがここまでとは。
「えーえっとーこの人は誰だなんですか?」
と、アリシアが聞いてきた。
それはそうだ、アリシアにはまだこのことは話してなかったからな。
「そーだなー俺の学校に転校してきたただの転校生とゆうだけだ。ただの俺の正義感で助けってやっかなーって感じで助けようとしたんだけど・・・
お前に召喚されなきゃこうなならなかったんだけどな」
「そ、それはほっっっっとーーーにすいませんでしたーー!!」
「いや、もういいけど過去は取り返しがつかないからな」
うん?待てよ
この能力を使ったら時間を戻せるんじゃないか?
「この能力って過去に戻れるよな?現実世界にだけ能力を使うことができるか?」
「ええ、お任せください。私はこんな物ももっています。」
そうして、アリシアはバックの中から何かの装置のような物を出した。その装置は二つあって一つは頭につけるヘルメットのような装置で、もう一つは手につけるゴツい手袋のようなものだったその二つは独立しておらず、コードで接合している道具だった。
「お前はドラえ○んかよ」
「ん?何か言いました。」
「い、いやー」
「ではこれを頭と手につけてください」
そう言ってアリシアは俺の頭にその装置をつけた。
「少しきついですけど、頑張ってください」
アリシアは俺の頭を押さえつけた。
「おい、そんな締め付けるな!!」
「う、うぐっ」
「なんとか入りました。ふぅ~」
アリシアは手で汗を拭う。
そして手にゴツい手袋のようなものをつけた。
「これは何なんだ?」
「これは強化アイテムです。ピンポイントに能力を使えるようにするものです。ピンポイントと言うのは指定した場所だけで能力を使うことができるということです。」
「ああ、わかったぜ!」
そして、俺は初めて能力を発動したときと同じように自分の中でその能力をイメージするように念じた。
「能力発動、時間改変過去!!」
どうやら能力の発動方法については問題なかった。
すると、水晶の中が見覚えがあるあの薄暗い路地の場所に飛んだ。
「絶対に救ってやる」
俺は硬い決意をし、気合を入れた。
そして、あの日の佐東さんのいじめの現場だ。
―――現実世界にて
「ちょっと佐東さんやめてッッ!!」
城ヶ崎は倒れたまま動かない。
佐東のその性格は非常に残酷なものでまるで、中世の独裁王のようなものだった。
佐東が城ヶ崎を殴る。
「うぐっぐは!!」
佐東の放ったパンチが城ヶ崎の顔面に当たった。それは、本当に女子高校生のパンチかと思うほどの威力で顔面の形が変わってしまうんじゃないかと心配するほどだった。
「転校初日で悪いんだけどー、もう一度転校してくれるかなぁー」
「い、いやよ」
口答えする城ヶ崎に対し佐東がその口を自分の靴を使って塞ぐ。
「ふごっ」
「そっかーじゃあ不登校になってね♡これからお嬢様が体験したことのない苦痛を与えてあげるからァ」
佐東は城ヶ崎の口から靴をどけて少し下がった。
「うっわーーーかっわいそうww」
「私は貴方に屈しないッッ!」
城ヶ崎は強い意思の佐東に示した。だがしかし、その行動は佐東の怒りを買うだけだった。
「そ、じゃあーお望みどうり終わらせてあげる」
パッチン
佐東が指パッチンをするとぞくぞくと、クラスの男生徒がやって来た。その男子生徒たちはまるで操られているようだった。佐東がポケットからスマホを取り出す。
「みんなーこの城ヶ崎琉奈をこの女をレイプしちゃっていいよwwちゃんと録画しとくらかァ」
男子生徒らは城ヶ崎に手をかけ服を脱がす。
「い、いやぁァァァーー」
「ぎゃははははははあっはははははははははざまぁないわ」
ぎりぎりだったがどうやら間に合ったらしい
『能力発動、時間作成』
―――異世界にて
「よし、このいじめを止めるぞ! この能力って飛ばすのと戻るのともう一つあったよな?」
「はい、時間を作れます。」
「というと?」
「説明がむずかしいんで実戦で試してください」
なんだそりゃ
「わかった頑張る」
なんとか気合で行くか。では改めまして、
『能力発動、時間作成』
現実世界でなにが起こったかというとなんと、俺の意志が城ヶ崎を助けたいという意志がそのまま反映した。
そう、この能力はこの能力は自分の意思で"時間"を作ることが出来る―――




