第二十八話
第二十八話です。
城ヶ崎が拷問を受けることになった少し前。
「やばいです!樹さん!」
アリシアが慌てて樹の元へ飛んできた。
「アリシアったい何がやばいんだ?城ヶ崎だってその鈴木真由美とかいうやつと仲良くやってんだろ?
見ての通り今、ギルとアーサーとボドゲやってんだ」
「今、そんなことしてる場合じゃないです!」
「だから何がやばいんだ?言ってみ?」
「城ヶ崎さんがネイサと接触しています!」
「ネイサ?」
「はい。この間ギル君が言っていたそうですね。
『時間、空間、無限、支配、復活、略奪、模倣、記憶』この世界をつまり樹さんから見てこの異世界を作ったとされる神達の能力。通称『神の子』。ネイサはこの内の『略奪』に値します。」
「それが?だってあいつらは記憶が失っているんだろ?」
「ええ。ですが、現実世界は約70億人の人類がいるそうですね。その中で同じ地域ましてや同じ学校にいるということは……」
「そうだなー世界は狭いなー」
「もーまじめに聞いてください!」
アリシアは少し怒った顔をしている。
「それに、この天陽高校って樹さんの通っていた学校なんですよね?
樹さんは『時間』何かの因縁があると思いませんか?」
「つまり……?」
「元異世界人ということで接触したら記憶が戻ってしまうかもしれません。」
「何っ!
それならそうと早く言えよ」
「言ったんですが…」
とにかく現実世界を見てみることにする。
俺はさて、どんな感じかな?と水晶を覗いた。
ん?なんだこれは?意識がない城ヶ崎を鈴木真由美が自室に運んでいる?
城ヶ崎が椅子に固定された!?
何が起こるんだ?
「アリシア、なんか嫌な予感がする。
『能力発動、時間作成!』」
早めに能力を使うことにした。現実世界に自分が居たという『もし』の時間を作った。
だが、今自分がいる場所が前回、能力を解除した例の薄暗い路地だ。
くっそ!場所がわかんねぇ
「アリシア、城ヶ崎が囚われている場所の検索を早く!」
「はいっ!」
そして、城ヶ崎への拷問が始まった。




