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第二十五話

第二十五話です。

「んん?」


「あ、起きた?どう?いいでしょう。私の部屋。」


 どこだ?ここ?


 城ヶ崎はゆっくりと目を覚ますとそこには絶望的な状況下にさらされていることに気がついた。

 椅子に座らされていて手足を鎖のようなもので固定されている。私が叫んでもいいように防音対策がされている。

 そして、部屋中に私の写真が大量に貼ってある。

 とても気味が悪い。気持ちが悪い。

 真由美が顔を近づけ迫ってきた。


「あなたが悪いのよ。私の愛をしっかり受け取ってくれなかったあなたが悪いんだからね。」


 な、何を言っているかさっぱりわからない。

 自力での脱出は私の力では不可能だし――

 詰みか。


 続けて真由美は話す。


「あなたが転校してきた日、私は城ヶ崎琉奈に一目惚れをしました。

 それから嫌いだった学校もドキドキしながら楽しく行けるようになったんだ。

 好きな人が学校にいるだけで気分が上がる。

 でも、佐東さんが、が、が、が、が、が、が、が、が、が、が。」


 真由美は壁に頭をガンガン打ちつける。頭から大量に出血をしているが構うことなく続けて頭を打つ。

 今までとはまるで別人のようだ。

 まもなくして真由美は壁への打ちつけは終了し、続きを話し始める。


「佐東さんだけがあなたに近づいている。なんで?それが許せない。私だけの物にしたい。

 そこで、私は思いつきました。

 佐東さんと同じようなことをしようと。

 だから、あの朝、あなたの上履きに画鋲を入れて細工をしたんです。

 あなたが好きだから、あなたと距離を縮める為に!」


 画鋲を仕掛けたのは佐東ではなく真由美だったのか。

 佐東は無関係っ!


「まぁ~結果的に席が隣になって、今こうして瑠奈ちゃんを監禁できたわけだけど~

 どうしよっか?」


 情緒不安定か。

 どうしよっか?じゃねぇ早く私を開放しろ!


「まぁ、そんな怖い顔しないでよ」


 くっそ! なんとかこの拘束を解かなければ


「こらこら、暴れちゃだめだよ。言う事を聞かない子は――

 あ、いいこと思いついた。」


 !?


「そっかそっか最初っからそうすればよかったのか」


 真由美は何か閃いた様子だ。だが、決して今の私にとって良い方向には進んでは行かないだろうと直感で理解する。

 真由美が一旦別の部屋へ何かを取りに行き、戻ってきた真由美の手には包丁がある。これから一体何が起こるんだ?

 大体の予想はついてる私を殺すのだろう。

 だったらなおさらどうにかしないとまずい、私まだ今年で17なのに死にたくない!!


「キッチンにあった包丁を持ってきたよ。

 いいことってのはねあなたを殺すこと。殺したらあなたはもう、動けないつまり、私に歯向かうことがない。

 永遠に私だけのものになるの。

 あー安心していいよ、その美しさはしっかり美しいまま保存してあげるから。

 でも、ただ殺すだけじゃ面白くないし、チャンスはあってもいいと思うんだ。だから、拷問みたいな形で殺すことにするね。

 苦痛の中でもし、自分の中で過ちに気づいたら、殺すのを辞めて私と強制結婚だからね」

 その時はたーっくさん可愛がってあげる♡」


 冗談じゃない誰がお前なんかと結婚するか。

 真由美が自分の左手の方に包丁を向け、狙いを定める。


「左手の小指から順番に切断していくね」


 真由美が小指を切断しようとした時――

 城ヶ崎琉奈の脳内に知らない記憶が高速で流れ込んできた。

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