表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/15

桜の記憶


生命のある総ては…。

やがて共通する1つの事象へと辿り着く。


どうやら、現在の私の眼前には…。

其れがあるらしい。

其れは私が犯した罪の罰であり…。

然るべくして行われるモノなのだ。


眼前に佇んでいるー

この男性の瞳はマットブラックの様な色だった。


ー誰だっけ?この人は…。


記憶なんてモノは不確かで曖昧だ。

覚えていた記憶が正しいのかなんて誰も解らない。

見覚えがあるような気がする。だけれども知らない人だ。

言葉を交わした記憶はない。何処かで出会っていた記憶もない。


それでもー

《この眼前にいる異形の影に私は殺される。》

そう思えて仕方ないのだ。


そのマットブラックの瞳は語る。


「私には関係の無い事だけど、あのシチュエーションだけは赦せないな…。過去を思い出してしまった。私を不機嫌にさせたんだ。それ相応の罰を受けて貰うよ。楽に死ねると思わないでね。だけどその前に知りたい事があるんだ…。」


走馬灯と云うモノが存在する。

ならば…。

現在、私の脳内で動き回る記憶は…。


そういったモノなのだろう。


これから始まる物語はー

私の物語でありー

楢木(ならき)(さくら)と云う人間の人生の記憶だ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ