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御子神は聞いた。桜のお話。  作者: 倉木英知
星と月は光る
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桜の花


「桜と云えば…。」

私の目の前に佇む少女の様な人はー。

人差し指を立てながら、そう言った。


少女の様な人と表現するのには理由がある。実際、その人を例えるのならば、少女としか表現の仕様が無い。だけども、その人は私の年齢の倍は生きているのだ。私の年齢が12なのだから、目の前に佇む、その人は24と云う事になる。


容姿はと云えば、それこそ少女なのだ。精巧な球体人形の様な可愛らしい少女。艶やかな黒髪は肩にかかるか、かからないかのラインで緩やかな形を描き、(うなじ)から耳にかけて少しずつ長くなっていて、前髪は眉のラインで切り揃えている。その髪型がこの少女を一層と精巧な球体人形に見せているのだろう。


私はと云えば…。

この少女の様な人。私の家庭教師である星月(ほしつき)天乃(あまの)に憧れてしまい…。つい最近、理容院で髪型を真似してしまったのだった。傍から見れば同じ髪型をしている姉妹の様に見えている事であろう。


だがどうなのだろうか。

傍から見た時に、どちらが姉で。どちらが妹なのか…。

この少女の様な人の身長は、142センチ。

私は、この春から中学生にはなるのだが172センチ。


私達の事を知っている人と知らない人では…。

どれ程の認識の違いがあるのだろうか?

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