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改札まで、残り…300メートル!!

挿絵(By みてみん)

撮影機材を買いにドンキを目指し歩く、35歳デリヘル店長のオッサン。


南口のキャバクラ街を歩くと客引きの兄ちゃんやガールズバーの可愛い女の子が声をかけてくるが、軽く会釈をしつつ全スルー。


♪♪♪~ 転送電話が鳴った。「はい!お電話ありがとうございます!」と電話を受けながらガードをくぐり北口を目指す。


北口のキャバクラ街を歩いていると今度は全く声を掛けられない…何故!?と思ったら片手には三台のスマホ、右手にガラケーを持ちながら歩いている。


そりゃぁ、そんなヤツに声かけないわな(笑)しまいには「お疲れ様でーす」なんて言われてしまう始末。


電話はしまっておこう。そんなこんなでドンキに着いたはいいが、お目当てのブツは置いていなかった。


次のお迎えの時間が迫っている…急いで戻らないと!


普段、筋トレ以外の運動をしないので歩くのは気持ちいい反面、少しめんどくさい。


たまには街中を散策するのもいいな、夜なのに暑い、車で来ればよかった、そんなことを考えながら駅の構内を突っ切って事務所を目指す。




~その途中~



ギターケースを肩にかけたイマドキ草食系男子(見立てでは20歳・大学生・茶髪パーマ・T170cm)と、リュックを背負った絶対性格いいであろうカジュアル系女子(見立てでは19歳・専門学生・茶髪おさげ・T155cm)の二人組が並んだ。


楽しそうに会話をしている二人を横目に頭の中ではカップルかな?バンドマンとファンってパターンかな?友達かな?等という、どうでもいい妄想をしていた。


少し先に駅構内へ向かうエスカレーターが見えていたので、なんとなく先を譲る形で少し歩くペースを落とした。


と、言っても距離が近く会話の内容が丸聞こえ…決して盗み聞きしているワケではないのだが、とにかく丸聞こえ。小心者の自分だったら周りに人がいたら、こんな風に会話できないなぁと考えていたが、実際の所こういう感情はただの自意識過剰で、そこまで他人の会話など気にしていないだろう。

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