大好きなおじいちゃん
けんじの両親は交通事故で亡くなり けんじは幼いころから祖父と二人で暮らしていた
けんじは おじいちゃんが大好きだった
そんな けんじは小学校の授業で ある諺を勉強した
その日から 近所の人たちに おじいちゃんの悪口を言いまくった
「うちの おじいちゃんは おじさんの悪口ばっか言ってるよ」
「うちの おじいちゃんは おばちゃんのことを 太っていて暑苦しいと言ってたよ」
「うちのおじいちゃんは 近所の人の悪口ばっか言ってるよ」
だが 近所の人はそれを全く信じなかった
けんじの勉強した諺…
「憎まれっ子 世にはばかる」