爆発の理由
「あ!? オレに来いってかっ!」
ルウブはメランの攻撃を避けながらカクランの電話に応答していた。
「分かったよ……」
ルウブはドラゴンの姿になりメランを弾き飛ばして戦闘から逃げた。
ルウブはレゲイン達のところに来たが他のドラゴンやカクランも集まっていた。
ノイはルウブが近づくと何かが嫌だったのかフラサの方に寄った。
「何だよ?」
「ルウブ……何したか知らないけど、いつもより近くに居ると寒い」
メアリが一歩前に出てきた。
「時間がないのよ、ルウブとかは不本意かもしれないけど……」
メアリはレゲインの方を見る。
レゲインはフードをかぶり怪我の治ったバムの後ろに隠れるようにして立っていた。
「ちょっと、ゲレイン自分でいいなよ。それと後でちゃんと教えてねいろいろと」
「なんでだよ……」
レゲインはそこからなかなか言い出せないのか地面の雨が落ちる水溜りを見て口をもごもごさせている。カクランが後ろからレゲインを蹴り飛ばして前に出した。
「早く喋れよ……何を口ごもることあるんだよ? もしかして緊張してる?」
「うるせぇな! 痛えだろ! ……」
くそ……ドラゴンの前で話すのがこんな緊張するなんて、まず大人数の前で話したことねぇし
「えと……この島全体に悪魔の魔法陣が展開されてんだ、けどこの魔法陣は一部欠けてるからまだ俺らは無事なんだ」
ドラゴン達は無言でレゲインを見て話を聞いていた。それを見たレゲインはそこで話をやめてしまった。
「み、皆さん、顔怖いですよ?」
ルウブは腕を組み顔をそらす。
「うるせぇな、オレに言ってんのか?」
「誰もルウブだなんて言っていませんよ? ほら、お父さんに似て可愛らしい」
フラサは背伸びをしてルウブの頭を撫でようとした。ルウブはその手を払った。
「私達は上空まで行っておらずこの光が何かは理解していませんでした。どうすれば欠けた一部を構成させずこの魔法陣を壊すことができるか分かりますか?」
「その欠けてる所で魔女を殺さなければいい、それとこの光に一気に大量の魔力を注げば破壊することができるけど、同時に爆発する」
「分かりました、カクランとバム、美来、ファルはそれなりに魔力のある者に協力を呼びかけながら他の者を避難させてください」
カクラン達は頷きそれぞれ走って行った。バムと美来は二人で行動した。
「残りは魔法陣に魔力を送ってください、レゲインあなたもです。それと、ルウブやってくれますね?」
レゲインはゆっくり頷き了承したがルウブは腕を下ろし何処かへ歩いて行ってしまった。
それを見てメアリはクスクス笑っていた。
「大丈夫ね、ルウブは……さて、私は向こうの方でやってくるよ、爆発に巻き込まれないようにね」
魔力を注がれ更に強く光を放つ戦の前でルウブは迷っていた。
本当に……
「チッ……どうかしてる」
線の外に膝をつき線の上に手を置いた。
魔女の子供だぞ……もしこれが最後に魔力を送って完成だったらどーすんだよ……
魔力を持つ者全員が魔法陣へ魔力を注ぎ、光は一層強くなり一瞬今まで以上に光った。
ーーゴゴゴ……
大きな爆発が起き気がついたときには建物が崩れ始めており地響きがしていた。
美来やバムはファルやカクランなどが作り出した安全な場所に隠れていた。




