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意地っ張り

カクラン「最近何かあった?」


テンスラ「あ……昔使ってた秘密基地が壊された事ぐらいか」


カクラン「えっ?」ルウブ「は?」


テンスラ「おうぅ……お前らハモるの珍しいな。何か忘れものか?」


カクラン「特に無いけど、何十年も無断で使ってた場所が消えると寂しいな」


ルウブ「悪い。お前が好んで着てた母さんが作った服、そこに隠してた」


カクラン「は!? なんて事すんだよ!? 無くしたと思った時どんだけショックだったか……今すぐ返してよ!!」


テンスラ「ボロボロになって別の場所にあるから無理だろ。って行くのかよ!?」


ルウブ「嘘だけどな」


テンスラ「……本当は何処にやったんだ?」


ルウブ「オレのが誰かに燃やされたから疎ましくて燃やしてやった」


テンスラ「うわっ大人気な。こんな奴ら見てるより本編みてくれよ」

忘れたそばからその部分を説明し二時間ほど。

レゲインは途中で咥えた飴を棒ごと口から取り出しカメラを見る。

「んで、覚えたか?」

「多分……私達は検査中なんだよね」

「そう。正解」

画面に目を移し美来が正解した事に少し嬉しそうに浸っていた。

「お前……何にやけてんの」

「クイズって正解すると嬉しいよ」

「クイズじゃねぇし。確認問題だし」

「問題、バムの好物は! 全部答えて」

美来が楽しそうに聞くのでレゲインは飴を舐める事を忘れ呆然とし少し考えた。

「あ、え……紅茶と笹?」

「残念。紅茶とカステラでした」

「……何これ。なんか悔しいからもう一問」

「私の好物と嫌いな物は?」

レゲインはキーボードから手を離し飴を咥え直し、カメラの方に体を向けた。

俺、美来の好きな食べ物なんて聞いた事ねぇぞ。

「ヒントとかねぇの?」

「サクサクとブニブニの食感が特徴的。色はいろんな色とブルーベリーっぽい色」

「あ、好物、お前の頭についてるクッキーか」

美来は当ててもらえた事が嬉しくて頷く。レゲインは腕を組み嫌いな物を考えていた。

中々答えないのに痺れを切らした美来が言った。

「ヒントね、ぶどう」

それでピンときたレゲインは机に手を置き答えようとした。

「レーズンだろ。君ら暇そうだな」

通話に突然割り込んできた二組の男子生徒の通話をレゲインは思わずぶち切った。

「あ、レゲイン。繋げたのになんで切ったの」

「レーズン!! ぶどう乾燥させたもの! 俺が先に答えようとしてたんだからな!」

美来は子供っぽい頑固さに苦笑いをし、もう一度男子生徒と通話を繋げた。

男子生徒はぶち切られた事を気にする様子もなく座っていた。

「なんだよお前……」

「カラス。君らはよく平然でそこにいるな、不安じゃないのか?」

レゲインはカメラからそっぽを向いた。美来は軽くレゲインのことを謝った。

「別にいい。年相応の反応だろ、邪魔されて怒ってるんだ」

「それで、なんの用なの?」

「俺も暇だったから。もう一人に連絡しても反応がなかったんだ。多分、ショックで塞ぎ込んでるな」

美来は対応が面倒になり通話を切った。レゲインは驚き画面の美来を直視した。

その直後、バムからの通話が来て繋げた。

「美来ちゃん達大丈夫?」

「バカか、ヤギが生きてる奴を実験台にすることはねぇよ。大丈夫に決まってんだろ」

「ディネは?」

美来とレゲインはお互いの画面を見た。

「連絡きてないよ」

「俺の所にも。インコとでも話してんじゃね?」

「え? ディネは来たときインコ連れてなかったよ?」

バムのその言葉を聞き美来とレゲインは黙り込んだ。


ディネはベットに寝転び歌を口ずさんでいた。

ロケットを取った写真を取り出し眺めた。バムには燃やせば消えると言われていた。

「ぼくはあの時、変えた方が良かったかな?」

身を丸め息を吐き目を瞑った。


カクランは例のごとくテンスラと連絡を取り最近のニュースなどを確認していた。

「あぁ、ルウブとは連絡とってないよ。怒ってたんだもん怖いだろ」

『同感。でも、本人はこっちに戻って来たいんじゃないか?』

「何で?」

電話の向こうからカクランを笑う声が響いて来た。カクランが眉をひそめ携帯を持ち直した。

『兄弟のくせに。まぁ、性格違うもんな。友達に子供ができたんだとさ、ルウブのやつに素直に祝うスキルなんてねぇだろ』

「そ、それは……無理だろうな。蚊帳の外で気まずそうにしてんのが見えるわ。んで」

『分かってんよ。お前らが襲撃する前にゲイヴ帝国の研究所が別の奴に襲われてデーターを盗まれたらしいけど、ウィルスとか病原体は全く関係ないって』

「因みに何の研究だったの?」

『もちろん、身体年齢についての事。じゃなかったら言わないだろ、良かったな』

「ゲイヴ帝国が考えてんのは大抵想像者を使ったものだよ。あとはそれを使った奴か」

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