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魔女の呼び出し

エリスン「さてさて、エートスディュミナスとは何か気になるのかな?」


ソテ「個人の特性が大きく現れた能力でしょ? 使えるようになる法則は誰にもわからないけれど感情の変動による反動の精神状態で発動するのが多いでしょ?」


エリスン「そうそう」


クロ「ソテさん、噂によるとその能力を身につける時に技名的なものが頭に響くらしいですよ。女性の声で」


ソテ「エリーの技名は?」


エリスン「秘密があったほうがかっこいいだろ?」


ソテ・クロ「…………」


エリスン「だろ?」


ソテ「まぁ、貴方はイかれてる扱いだからどうでもいーわ」


クロ「本編をよろしくお願いします」

テラスは全ての攻撃をカクランに受け流され頭に血が上っていた。すると何かに気がついたカクランがテラスの腕を掴み床に押さえつけた。テラスは何が起きたのか倒されてから気がつく。

「悪いね。お父さんだから教えるけど、君、レゲインと同じ動きしてる」

そう言いながらもテラスの袖をまくった。

「あのさ、レゲインの母親が生きてたの知ってただろ?」

答えずに歯を食いしばり悔しがるテラスに気がついたカクランはテラスの頭を床に叩くように押さえつけた。

「君さ、ドラゴンの尾に殴られたことないだろ? どんだけ痛くて苦しいか知りたいか?」

カクランの言葉に青ざめテラスは体の力を抜いた。

「ガキのくせに……」

カクランはテラスが諦めたのを確認すると上から退くと明るい声で言った。

「見た目で判断するのが違うんだって言ってるだろ? 僕は君よりお爺さんだけど?」

女の子には何も言わないけどね。


レゲインがすすり泣き降参を認めると男は扉を開けた。その途端男は壁まで吹き飛ばされる。

「あー初めてゲレインが子供っぽく泣いてる」

「ぇ……」

顔を上げるとバムが腰に手を当てレゲインを覗き込んでいた。涙目でバムを見るレゲインを見たバムは人差し指で痣ができた頰を突っついた。

「これ痣?」

「痛っ!?」

レゲインは頰を両手で抑え仰け反る。驚いた目でバムを見ていたがバムの背後に男が立ち影を落とした。レゲインは息を呑んだ。

手を振り上げる男の姿を直視したレゲインはバムがこの後どうなるかを思い浮かべ青ざめる。

「バム……」

バムは後ろを振り向くがどう見ても間に合わない。拳がバムに届きかけた時男が消えた。それと同時に激突音がする。

「オレ、ちょっとムカついてるんだけどな。まだ起き上がるなら許さないよ?」

男が壁にくぼみを作り頭をぶつけ気を失っていた。カクランがその前に立ち槍を払いしまう。

「校長に怒られるな。甘やかし過ぎだって」

バムはカクランを見てニッコリ笑うとレゲインに視線を戻す。するとレゲインは足と足の間の床の上で両手を握り込みすすり泣いていた。

「何で……何でわざわざ俺の所に」

「僕は、レゲインに死んでほしくないからかな? 美来も助けたいし」

驚いて顔を上げる。するとバムがレゲインの頭をポンポンと軽く叩き言った。

「レゲイン子供みたいに泣いてるよね」

「今、俺の名前……。ぅ、うるせぇ!」

レゲインが涙を拭うとカクランが前に膝をついてしゃがみ、レゲインの顎を持ち怪我の様子を見る。

「うわっ、歯折れてるじゃん。美来の所行く前にヤギのところだね」

「にゃんでふぁだけしかみにぇんだよ」

「へ? 何って?」

レゲインはカクランの手をはたいた。

「何で歯だけしか見てねぇんだよ! 痛っ」

「ほら、立って立って」

レゲインの反応を面白がったカクランは両手を掴み立ち上がらせる。

「痛えつってんだろ! 足もやられてんだよ。ゲホッゲホッ」

「先生? ゲレインまた泣くよ?」

「泣かねえよ! ゲホッ」


ヤギに何とか治してもらったレゲインは久しぶりにまともな食事を勢いよく食べていた。

「ねぇ、ゲレインってそこまで大食いだっけ?」

「腹減ってたんだろ? 僕もだけど。美来も助けに行かないとね」

「歯が治って良かったね、ゲレイン」

レゲインは水で口の中の物を流し込む。

「なぁ、美来がどうなったんだ?」

カクランはそれを聞かれ答えようとせずにミルクティーを飲む。レゲインの隣でお茶を飲んでいたバムは何故答えないのか不思議に思いカクランを見る。ワザと答えないように他所を見ているカクランの代わりにバムが答えた。

「ケイヴ帝国に捕まった」

「は? なんて?」

「ケイヴ帝国に捕まった」

しばらくレゲインは息を止めていた。

「何で……美来が」

心配そうな顔をして俯くレゲインを見たカクランは口を開いた。

「勝手だね。一人で逃げて捕まったって聞いたら心配するって楽しい? 無責任だと思うなぁ〜」

レゲインはカクランから目を逸らした。

分かってるそんな事。俺は……!?

「ってお前!」

バムとレゲインが驚いて見る中カクランは水色の魔法陣の中で光に照らされた事に驚いていた。レゲインが何かを言おうとした瞬間魔法陣と共にその場から消えた。

「バム! さっさとケイヴ帝国までいくぞ」

「は? へ? え?」




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