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葛藤

美来「バムがある場所でネタバレをしようとした件について」


バム「ごめんって、ってか読んでる人少ないから大丈夫だって」


美来「読んでくれてる人いんだからやめてあげなよ。byカクラン」


バム「本人呼んで言わせた方が良かったと思うよ? 美来ちゃん棒読み」


美来「俺も同罪にされるから別の場所でやれよ。俺の名前間違ってんだよハム! byレゲイン」


バム「やる事に対してはオッケー出しちゃってるよその人! しかも個人的な事だよね?」


美来「バム、突っ込み入れるキャラじゃないよね? 常識無い設定だよね? 気を付けなよ。by逆井 美来」


バム「美来ちゃん? 今、自分でお便り風に文句言ったよね? それと何でフルネーム?」


美来「和名だから、名前だけで書くと嫌な気分にさせる。特に平仮名だと。byかくらん♡」


バム「先生に何てことさせたの…」


美来「本編読め。byルウブ」

黙っていた美来が言う。

「巨大樹って?」

レゲインは美来の視線を流すようにバムを見る。

「巨大樹ってのは街を飲み込みながら拡張を続ける森の心臓部で、巨大な木だよ。結界で森の拡張を抑えてるけど抑えきれてないのが現状なんだってさ」

水を口にするレゲインに執事は後ろで手を組みニッコリとする。

「レゲイン様、頭に進歩がなさそうですね」

「うるせぇ」

「ヴェルト大陸に行くのならお気をつけください」

レゲインは執事の言葉に反応をしようとしなかった。



「ルウブ、まだオールバックにしたこと怒ってんの?」

黙り込んで書類整理をするルウブにカクランがちょっかいをかける。

メランが消え元に戻ったはずだと云うのにルウブは群れのリーダーへの復帰をしないうえ、前より口数が減っているのだ。

カクランは魔女との事を勘付かれたかそれとも他の事かと気が気でない。

「それとも、またリーダーを空けるようなことがあったり?」

チョロチョロするカクランに無反応だったルウブは大きくため息をついた。

「お前うるさい。学校戻れよ、いーのかよ?」

「夏休み中は教師も自由だからな。可愛い子もいるし」

「……殺されてぇのか? 群れの女に手だすな」

「健全な範囲って分かってるくせに。自分が話すの気まずくなるからって」

図星を突かれたのかルウブは黙り込んでしまった。カクランは机の前に周りしゃがみ込んで机に頬杖をつく。

「ねぇ、食べないの? せっかく持ってきてくれてるのにさ」

ルウブは顔を上げ机の上に置かれた食事を見る。ルウブに運ばれてきた食事だが、数時間前のものですっかり冷めてしまっている。

「美味しいのに。食欲無いって言うけど、三日間何も食べてないだろ? 何も言わないなら僕が口に押し込むけど?」

「さっさと部屋から出てけよ」

睨みつけるようなルウブの目を見てカクランはニッコリする。ルウブは面倒くなり書類に目を戻した。

「ハァ……これだからルウブは、面倒くさいなぁ……ぐぁっ!?」

カクランは呆れたように肩をすくめた瞬間ルウブに腕を引っ張られたかと思うと目に激痛が走った。そのまま目を抑え床の上でのたうち回る。

ルウブはお盆に置かれていたタオルで血のついた指を拭い何事もなかったかのように座る。

「ぐっ……し、失明する。いでっ!?」

カクランは治療してもらいに部屋から出ようと立ち上がるも躓きこけてしまった。

なんとか出て行ったカクランと入れ替わりにルナールが部屋に入る。

「君の弟、目から血流してたけど何かあったのか?」

「何も」

ルナールは腰に手をあて仕方なさそうにため息をついた。

「グラウが言ってたけど、ルウブ最近素っ気ないって。俺にはいつもそう見えるから分かんないけどなんかあったのか?」

「何もねぇよ。しばらく一人で居させてくれねぇのか? カクが出てったって思ったらよ」

書類からも目を逸らすルウブを見てルナールは扉を開ける。

「ルウブ。変に気使わなくていいからな?」

そう言って出て行った。一人になったルウブは机の上に置かれた食事を見てため息をつき、お盆ごと引き寄せ箸を持つ。冷めた魚の身をほぐし口に運ぶ。喉をうまく通らずつっかえた感覚が喉に残る。イラついた様子で箸を置き水を飲むと立ち上がり隣の部屋へ入りベットに寝転がる。

目が覚めて以来頭に声が響きまともに眠ることができずにいたのだ。

「くそっ……」

起きていること自体が辛かったが平然を装っていた。

じっと岩肌の天井を見つめているとふと疑問に思う。自分がどう戻って来たのかと。

「…………」

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