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恐怖の大王  作者:
3/10

中田は少し引いています。

中田は少し悩んでいた


この話に友人として乗っかってやるべきか、マジレスして完全否定してやるべきか

しかし直ぐに否定してしまうのは流石に悪いと思い少しだけこの話に乗っかってみるようにした


「あ~アレか大盗賊のA級妖怪が追い詰められて大怪我をして逃げる際に南野さんお腹に宿る子供に転生したって感じか~」


「南野さんって誰だよ!・・・でもよく解んないけどそんな感じで合ってると思うよ」

「じゃあこれから『芝沢渕公園』行こうぜ!証拠見せてやるから」



何故その証拠とやらを始めから見せないのか?この教室では見せられないのか?解らないが言われるままに芝沢渕公園へと向かう事にした



芝沢渕公園だが面積は広いがちょっとした森林位しかなくあまり人が来ない公園だ、況してや陽が沈みかけたこの時間では立ち寄る人は殆んど居ないだろう


何を見せられるのだろうか?痣とかを見せて「紋章がここにある」とか?

それだったら教室でも良いだろうし恥ずかしい所に付いていたら尚の事室内だ

そもそも証拠って何だ?リアクションをとれないモノだったら正に『何て言えば良い!!!』と叫びそうだ


奏功する間に俺達は公園に辿り着いた



公園に着いて早々中田は田中に質問した

「証拠を見せるって具体的に何を見せてくれるんだ?」


「まあ焦るなって、人の居ない所に行こう」


やはり人に見せられない様なモノらしい

まさか本当に変なモノを見せられるんじゃないだろうな?


違うだろうと解っていても少し不安が過りながら全く人の居ない樹木の生い茂った場所へと到着した



少し距離を置きながら中田は聴いた


「そろそろ見せろよ!暗くなって来たんじゃ見えないだろ?」


と言われると田中は「そんな事ないよ、まあ見てろって」と言い目を閉じ両掌を胸の前辺りに構え集中する

すると何か赤黒い光の様なモノが掌と掌の間に現れ球体の様になり揺らめいていた

まるで火の玉の様だ・・・いや火の玉そのものか?と考えた瞬間


「はーーーー!」と叫ぶとその火の玉の様なモノを木に投げつけた


目の前に有った目測3m強の木が激しく燃え一瞬にして灰になってしまったのだ

言葉を失う中田



田中は少し休んでいた

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