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告白
初めて書きましたので暖かく見守りください。
静まり返った教室で田中は待っていた。
ガラガラッ
「フッ…ようやく来たか…待ちくたびれたぞ中田!」
「悪いな、これでも急いで来たんだ。」
中田は無表情なまま隣の席に座り
「話したいことって?」
そう聞かれると真剣な眼差しで田中
「実は告白したい事があるんだ…」
「すまん、お前の気持ちには応えられん!」
少し被せるように中田は返した。
焦った田中は直ぐ様切り返す
「おまっ!違っ!!何勘違いしてんだよ!俺が告白したいのはそう言う類いの事柄じゃねーよ!」
声を荒げた事を手で謝罪すると深呼吸で気持ちを落ち着かせ再び座り静かに語り出した。
「俺、実は恐怖の大王なんだ。」
静まり返った教室で中田は固まっていた




