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詩とも短編ともつかないものたち

滴 -ナミダー

作者: 本野ムシカ



「聞いてください、私の気持ち。」

ぽたりと落ちる 滴に告げる


それは小さな物語

小さな小さな物語。


特に秀でたもののない

小さな小さなこの私

目的なにも持たぬまま

いたずらに時を浪費する


ある日突然気がついた

「私の生きてる 意味は何?」

答えは捜せど見つからず

いたずらに時を浪費する


特に親しいもののない

さびしいさびしいこの私

打ち明ける人も居らぬまま

一人だんだんふさぎ込む


ある日突然気がついた

「考えることの 意味は何?

このまま一人じゃ いつまでも

堂々巡りの繰り返し」


ならば他人と話しましょう

ならば目的探しましょう

外へと踏みでるその一歩

少女の勇気はまだでない



「聞いてください、私の気持ち。」

ぽたりと落ちる 滴に告げる


打ち明ける友も居らぬまま

進むべき道も見えぬまま

行き場を失うその気持ち

ぽたりと落ちた 涙に告げる


ある日突然気がついた

「私の価値は どこにある?」

ある日突然気がついた

「私はどこに 向かってる?」

涙は何も 語らない

滴はぽたり 落ちるだけ

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― 新着の感想 ―
[一言] こんにちは。 テンポがいいですね! 読みやすくていいと思います♪ もしよかったら、私の小説を読んでほしいなぁーなんて。強制ではないので; では、執筆頑張ってください☆
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