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十章 ソラとヒルデガルトの楽しい昼食

会議が終わると僕はソラを誘ってレストラン・アディに向かい始めた。

ソラは初めて中央都市に来たらしく、キョロキョロと田舎者ムーブが止まらない。

「そんなにキョロキョロするなよ。笑っちゃうだろう?」

ヒルデガルトはソラを見て笑みながらそう言った。

「あ、すみません・・・」

眉を顰めたソラはヒルデガルトを見て笑みながらそう言った。

レストラン・アディに着くと僕とソラは席に座ってメニューを見始めた。

「レストラン・アディってその・・・大衆食堂って感じなんですね・・・」

ソラはヒルデガルトを見てそう言った。

「そうだよ。もしかして、綺麗でおしゃれな場所だと思っていたのかい?」

ヒルデガルトはメニューを見て笑みながらそう言った。

「はい・・・」

「複雑で混沌とした時代に創業された店だからね。豪華には出来なかったのさ」

「改装したりとかしないんですか?」

「しない。創業者が気に入っていた内装だからね」

ヒルデガルトはメニューを置きながらそう言った。

「で、何を注文する?」

ヒルデガルトはソラを見て笑みながらそう言った。

「この元祖大盛り定食にします」

ソラはヒルデガルトを見て笑みながらそう言った。

「量めちゃくちゃ多いよ?大丈夫かい?」

「大丈夫です!メチャクチャお腹空いてるので」

食べたいものが決まると注文を行った。

ソラは元祖大盛り定食を頼み、僕は創業者おすすめ昼飲みセットを注文した。

先に届いた元祖大盛り定食は超大迫力。

白米五百グラム、だし汁二百ミリリットル、ウインナー入り野菜炒め三百グラムの計一キロだ。

ソラはこの定食を見て驚くことはなく、ひたすら目を輝かせている。

「先に食べて良いですか!?」

目を輝かせるソラはヒルデガルトを見て笑みながらそう言った。

「どうぞ」

ヒルデガルトはソラを見て笑みながらそう言った。

「いただきます!」

四つの方角に向かって祈りを捧げたソラはそう言って箸を握って大口で定食を食べ始めた。

ソラが定食を食べ進めていると、僕が注文した料理も届いた。

創業者おすすめ昼飲みセットはカップ一杯の米焼酎と和えイカとしめ鯖、燻製など計七品のセットだ。

「昼から飲むなんて・・・結構自由ですね・・・」

箸を握ったソラはヒルデガルトを見て苦笑いしながらそう言った。

「最近は東輝水の飲み屋街が閉まってて行けないからね。こういうタイミングじゃないと酒が飲めないんだ」

ヒルデガルトはソラを見て笑みながらそう言った。

「あの・・・旭日の勇者様って剣神モニークを知っているんですか?」

箸を握ったソラはヒルデガルトを見てそう言った。

「・・・どうしてそう思ったんだい?」

箸を握ったヒルデガルトはつまみを食べながらそう言った。

「なんか、怒っているようだったので・・・」

「まぁ・・・知り合いといえば知り合いさ」

ヒルデガルトはそう言うと酒を飲んだ。

解散した華たちと入れ替わるように中央剣士団に入った白翔は北華御所で語られた極秘情報を知る銀氷ビーと話をする

次回

十一章 再編された国外調査隊

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