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Flame,Plus  作者: 鉄箱
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第八話 応龍祭編① 結成

運動会編、開始。

試験が終わり、生徒達は開放的な気分で登校してきた。

予鈴が鳴り、生徒達が席に着く。

すると、週初めのLHRのために、楓が教壇についた。


「さて、今日は、来週の体育祭について決めるぞ」


生徒達は、今時の高校生にしては珍しく色めきだつ。

それもしかたがないだろう。名門、楼城館学院の体育祭は、魔法使いとしての実力も率直に問われるため、結果如何は後の評価にも密接な関係があるのだ。


個人プレーではなしえない、魔法使いの運動会。

魔法使いとして試される、少女達の聖戦。


楼城館学院精霊魔法体育祭――――“応龍祭”が、控えているのだ。











Flame,Plus











楓は、競技の種目を黒板に書いていく。

障害物競走、借り物競走、騎馬戦、チーム対抗リレー、応援合戦……。

次々と並べられていく種目名は、見たことのあるものばかりで、新鮮味はない。


「私たちのクラスは紅組だ」


そういうと、楓は大きな箱を置いた。


「魔法使いたるもの、どんな状況に陥っても打開しなければならない。だから、出場する種目は籤で決める。自分の運に賭けてみろ」


そういって、楓はニヒルに笑った。

楓の合図で生徒達は立ち上がり、それぞれ籤を引いていく。

椿は、どの競技が良いという希望もなかったので、なるべく全身の力を抜いて籤を引いた。


「すぅ――――せいっ」


引き抜くと、楓は笑顔で何が出たか聞いた。

楓の後ろ、黒板には、誰がどの競技か書かれている。その中には、クラス全員が出るクラス対抗の役割、というものまであった。


「えーと……応龍杯?」


黒板を見れば、一番左端に書かれていた種目だった。

聞いたことがない種目に、椿は首をかしげた。

さらに、籤には続きがあった。


「――の、リーダー?」


そう、椿は聞いたこともない種目の、リーダーにされていたのだ。

引きつった顔で楓を見ると、楓は妙に良い笑顔で頷いた。


「今年の応龍杯のリーダーは神崎か。期待しているぞ?あっはっはっ」


その笑い声と期待のまなざしに、椿はどうしようもない不安を感じるのだった。















応龍祭の目玉競技、その一つに“応龍杯”と呼ばれるものがある。

ランダムで選ばれた四人がチームを組み、トーナメントに出場するというものだ。

これだけは紅組も蒼組も混合で行い、一学年から三学年までの三クラスの優勝者を決める。

そして、紅組と蒼組で二クラス優勝した方へ得点が与えられるというものだ。


試合の過程も得点の条件に入る。

特別賞扱いで、点数が入ると、それも当然組みの点数になる。


一週間の準備期間で連携能力と信頼関係を作り上げて優勝を目指す。

目玉競技と言うだけあって、三日間の応龍祭の最終日に行う、この競技は、毎年騎士団の上位騎士たちが見学にくることで有名だった。上手く目立てば、スカウトが来るのだ。


もっとも、“現役”の騎士にスカウトされる程の“学生”などよほどの事なので、せいぜい面接で有利になるように頑張ろう、程度の意気込みだったが、それでも重要な一歩には違いない。


この応龍杯に、生徒達は未来を託す。

そんなフレーズが囁かれている、競技なのだ。


「と、これが応龍杯の概要ですわ」


中庭の木の根もと、敷いた茣蓙の上で昼食をとっている時に、椿に質問されたレイアがそう説明した。その、思っていたよりずっと大きな行事であるという事実に、椿は顔を引きつらせた。


「それで、具体的にはどんなことをするの?」


レイアは、食べ終わったお弁当箱を布にくるむと、姿勢を正して人差し指を立てた。


「演習場の近くに大きなドームがあるのを知っていますか?」

「あー……うん。みたことある」


演習場の裏手をしばらく歩くと、そこには大きなドーム状の建物がある。

椿は入ったことはないが、遠目から外観を眺めたことはあった。


「内部には空間制御とか環境変化設定とか……そういった魔法が施された施設ですわ」


聞いたことの無いような単語に、椿は頭を混乱させた。

字面からどういった効果があるかは解らないこともない。だが、そんなすごいことができる精霊と契約した魔法使いが居るという話は、聞いたことがなかった。

椿はそこまで魔法使い達の情報に詳しい訳ではないが、耳にしたことすらないのはおかしいことだと言えた。


「どうしましたの?椿――あぁ、現存の魔法使いが施した魔法ではありませんわ」


椿の困惑した表情の理由に思い至ったのか、レイアはすぐにフォローをした。


「“遺産|≪ロストファクター≫”ですわ、学院長の家に代々伝わる、楼城館の秘宝ですわ」


遺産とは、謎の技術、謎の魔法で作られたアイテムのことを指す。

それは、楼城館学院の特別演習場のようにドームサイズの巨大なものから、一見すると何の変哲もない指輪まで、大小様々なものの存在が確認されていた。


「へぇ……遺産、かぁ。おじいちゃんが持ってたなぁ」

「まぁ、名家に行けば、価値の差はあれど一つは転がってるからねぇー」


ここで、今まで口を挟めずにいた奈津が入ってきた。


「それよりも!――レイア達の種目はどうなったの?」

「私はクラス対抗リレーですわ。蒼組の」


レイアがまず答える。

すると、奈津は不敵に笑った。


「ふーん――僕もクラス対抗リレーなんだー……紅組の」


バチバチと火花を散らして、奈津とレイアがにらみ合う。

ちなみに、この火花はラミネージュが彼女たちの後方で演出しているものだった。無駄な技術である。


「ラミは?なんの競技だったの?」

「蒼組、パン食い競争」


なんである。

そう突っ込みたくなったが、椿はぐっと我慢した。


「え?や、焼きそばパンもあるの!?」


レイアから目を離して、ラミネージュに問いかける奈津。

購買になかったことがよほど悔しかったのか、必死だ。


「パンは、生徒達で作る。だから、作ればいい」


食事にありつけない程追い詰められることもあるだろう。

自分一人しかいなければ、自分で作るしかないだろう。

どんな粗末なものでも生きるために口にして、どんな食材だろうと食べられるものを作る。

そんなサバイバル精神を養うための大事な競技――と、教師陣から苦い顔で説明される競技だった。


毎年、パン食い競争だけは学院長がわざわざ校庭までやってきて、妙に感動して帰っていくというのは、有名な話だった。つまるところ、学院長の趣味だ。


「――――作ったパンは、自分で食べるのですか?」


戦々恐々。

そんな言葉がよく似合う表情で、レイアが訊ねた。

その様子に、未だ“青い邪霊事件”を知らない椿は首をかしげた。


「どんなパンに当たるかは、ランダム」


自分で食べられたらそれもいい。

だが、やはり本題は、他人が一緒の時に振る舞えることだ。

学院長は、冷たい目をしていた教師陣に、慌ててそんなことを“付け足した”のだ。


「他の選手のご冥福をお祈りしておいた方が、よさそうですわね」

「僕、今の内にアンジェリカ先生に話しておくよ――死者が出るかもって」


うなだれるレイアと奈津。

そんな二人を見て、椿は首をかしげた。


「どうしたんだろう?二人とも」

「――――――――さぁ?」


冷や汗を流しながら、すぅと目を逸らすラミネージュ。

椿は、そんなラミネージュの様子に、ついに気がつくことがなかった。


「さて、失礼しましたわ」


頭を振って、レイアはトラウマからの脱出を果たした。


「応龍杯のルールは至って単純ですわ」


一つ、場をただすように咳をする。

すると、椿も説明を聞くことに集中し始めた。


「四人一組でチームを組み、障害物のあるフィールドで互いのリーダーを狙う。リーダーを倒した方が勝ち、というものですわ」

「えーと……危なくはないの?」


魔法戦闘を想定しているであろう説明に、椿は戸惑いの声を漏らした。


「そうでしたわね、そこから説明するのを忘れていましたわ」

「応龍祭中はね、特殊な装霊器を使うんだよ、椿」


のけ者にされていると感じたのか、奈津も説明に参加する。

それに、ラミネージュも続いた。


「特殊な装霊器?」

「そう。特殊な技術により、当たった対象のヒットポイントを削る」

「“競技用装霊器|≪アスレチックローダー≫”といって、魔力を無害なものに変化させることが出来るというものですわ。もっとも、設定されたもの以外、固有魔法や属性魔法、基本魔法ですら使えませんが」


競技用装霊器に、専用のディスクを使って三種類まで魔法を設定することが出来る。

近年に入って漸く固有魔法を一つだけ設定できるようになったが、強力な魔法はダメージを与えないようにすることができないため、やはり使うことが出来ない。


「使える魔力量も設定してあって、本格的に頭脳と連携力と根性が求められるんだ」


奈津が最後に、そう捕捉した。

魔力量は一定で、使える魔法も限られる。

固有魔法を登録できると言っても、それは使い慣れた魔法が一つもないのは現実的ではない、という考えのもとだった。


「そっか……うん、それなら、私も“根性”で、頑張らないとね」


気合いを入れ直して、そう言って張り切ると、冷たい視線が奈津に向けられた。


「椿に余計なことを言わないでくださいます?奈津」

「ほんとう」

「あぁっ……椿、そんなアホの子みたいなこと言わないで……僕が悪かったからっ」


半ば本気で心配されて、椿は言いようのない理不尽さを覚えるのだった。















帰りのHRが終了する。

応龍祭の練習を行うため、午後の授業後に楓が各競技の練習場所を伝えて、解散になった。

この後は、自主的に練習させるのだ。


椿は、同じクラスでありながら顔を見たことがなかった、応龍杯のメンバーと顔合わせをするために、ジャージに着替えてから指定された演習場へやってきた。


椿たちが指定されたのは、広大な敷地の中に幾つかある演習場の中の一つだった。

他人に手の内を知られないために、指定された時間内は貸し切りにすることが出来るのだ。


「おっ……来た来た。君がリーダーくん、だよね?」


そういって快活な笑みを見せたのは、橙がかった茶色のポニーテールに同じ色の瞳の少女だった。演習場が間違っていないことが確認済みである以上、チームメンバーで間違いはない。


「あ、うん。私は神崎椿。よろしくね」

「うん!よろしく!……あたしは大寺門明里だよ!」


腕を組んで、仁王立ち。

そのまま大口を開けて笑う姿は、なんとも剛胆だった。


「おーい!リーダー来たぞーっ」


そう、明里が演習場の中央へ手を振る。

そこには、襟足の長い黒い髪に焦げ茶の目、それに細い銀色の眼鏡をかけた少女が本を読んでいた。少女は、眠たげな表情で椿を一瞥すると、再び視線を本に戻した。


「そう。私はルナミネス・イクセンリュート。よろしく」

「うん、私は神崎椿。よろしくね……えーと」

「好きに呼べば?」

「うん……よろしくね、ルナ」


略して呼んでも、大して反応はない。

ラミネージュと違って、終始眠たげでやる気も感じられない。


「おっ!それいいね!それじゃあ、あたしもルナって呼ぶよ!」


明里は、一言一言が非常に大きな声で、ルナミネスは終始迷惑そうに眉をしかめていた。

そうしているうちに、最後の一人もやってきた。


「とうちゃーくっ……ありゃりゃ?そろっちゃってる?」


そういって困ったように頭をかくのは、小柄な少女だった。

シルバーブロンドの髪は、毛先に柔らかいウェーブのかかったロングヘア。目は、澄んだ鳶色だった。何より特徴的なのは、その身長だろう。百四十前半程度に見える、小さな女の子だった。


「ま、時間内みたいだしいっか。わたしはフランチェリカ・水戸川。チェリカって呼んでー♪」


そういうと、フランチェリカはひらひらと手を振った。

椿も気軽に挨拶をした。言ったら怒られそうだが、子供好きなのだ。


「えーと、私がリーダーって事になったんだけど……リーダーってどんなことをしたらいいのか正直解らないから、手伝ってくれると嬉しいです」


そういって苦笑いする。

好感触だったようで、興味がなさそうなルナミネス以外は笑って頷いた。


「あっはっはっ、よくわからないけど、あたしも出来る限りのことはするよ!」

「うーん……わたしも正直何をしたらいいかわかんないけど……チームだもん、協力はするよ~」


好意的な返事に、内心椿はかなり安心していた。

拒まれたりでもしたらどうしようかと思ったのだ。


「言われたとおり動く。でも、それ以上は別にいいでしょう」


疑問ではなく、断定。

チームワークとして動く気は無いと言い切ったようなルナミネスの反応に、フランチェリカは眉をつり上げた。


「なにそれ?クールぶって、かっこつけてるの?」


フランチェリカは、物怖じすることなく、ルナミネスの正面から言い放った。

良くも悪くも、感情を隠すことが出来ない女の子だった。

そんなフランチェリカに、ルナミネスは怒ることもなく一瞥した。

そして、ため息をついて本に目を戻す。


「そこになおれぇ~!」

「チェ、チェリカ?だ、だめだって!」


鞄を振り回してルナミネスに襲いかかろうとするフランチェリカを、椿は後ろから羽交い締めにして押さえた。だが、案外力が強く、引きずられる。


「おおっと、落ち付けって」


そんなフランチェリカを、明里は軽々と持ち上げた。

猫のように持ち上げられながら暴れるフランチェリカと、なんとか抑えようと片手で奮闘する明里。椿もフランチェリカをなだめようとしていると、ルナミネスはため息をついて立ち上がって、そのまま出て行く。


「逃げるな!こらぁっ!」

「あっ――私、追いかけてくる!」

「はっはっはっ、ここは任せてくれ!」


豪快に笑う明里と、その明里に抑えられているフランチェリカ。

二人をその場に残して、椿は出て行ったルナミネスを追いかけた。















ルナミネスの家、イクセンリュートは、代々学者の家系だった。

戦闘職につくものは滅多におらず、学者や芸術家として名を馳せる。

そんな、魔法使い達の中でも変わった家系だった。


長男や長女ともなると、跡継ぎだの何だのと煩わしいことはある。

だが、ルナミネスは四女。何のしがらみもなく、なりたいものになれる。

そんなルナミネスが目指したのは、魔法詠唱について研究をする、研究者だった。

人気のない職業のため、研究職に就くのに大きな功績はいらない。

並程度の成績で魔法学校を卒業していれば、それでいい。


だから、ルナミネスは、今回の応龍杯に何の興味も持てなかった。


元々身体を動かすことは好きではないし、応龍杯で得られる名誉にも実績にも関心がない。

そうなると、チームワークやなんだというものにも力を注ぐ理由を見つけられず、結局本を読む方が有意義だという結論に辿り着いたのだ。


ルナミネスは、小さい頃から本を読むのが好きだった。

心躍る冒険譚、胸騒ぐ恋愛もの、頭を捻る推理小説、誰かが残した論文。

著名な研究者の論文を読んでいる時間が、何よりもルナミネスの心を躍らせた。


楼城館女学院に入った理由も、本が理由だった。

この学院の図書館は、大きい。貴重なものからマイナーなものまで、ジャンル問わずに揃えられている、楼城館の大図書館。その存在に憧れて、ルナミネスは楼城館学院に入学した。


もちろん簡単なことではなかったが、それでも本のためなら、頑張れた。


本を読んで、幸せを感じる。

その他のことに一切関心を持たなかったルナミネスは、いつも一人で本を読んでいた。

一人っきりは、彼女にとって当たり前のことだった。


冷たく接すれば、他人は怒るか呆れるか、感心を無くして去っていく。

その背中を見るのも彼女にとっては当たり前のことで、これから先もずっと“そう”なのだと、信じて疑わなかった。


だから、自分を追いかけるその姿に、ルナミネスは声を失った。


足音と気配に振り返ると、椿が追いかけてきたところだった。

ルナミネスは知るよしもないことだが、夕暮れは椿にとって、とても縁のある時間だった。


「えーと……うーんと」


追いかけて来はしたが、何を言おうか考えていなかったのだろう。

椿はルナミネスを引き留めると、目の前で腕を組んで悩み始めた。


「ルナは、さ……体育祭、好きじゃないの?」


少しだけ寂しそうに笑う椿に、ルナミネスの良心は、ほんの少しだけ痛んだ。

運動はあまり好きではない――だが、そうまで嫌いという訳でもなかった。


「別に……協力とかは、私が勝敗に興味がないから、連携なんて出来ないんじゃないかって思っただけ」


勝ちに行く気力もない人間がいるのなら、せいぜい駒にでもすればいい。

ルナミネスは、半ば本気でこんなことを考えていた。


「そうなの?」


割と深く考えを巡らせていたルナミネスは、きょとんと首をかしげる楓にため息をついた。


「そう。だから――――」

「それならっ」


だから、駒として利用していいから、自分に構うな。

そう言おうとしたが、それも椿に遮られた。


「それなら、勝ち負けとかじゃなくて――――思いっきり、楽しもうよ!」

「は?」


勝敗に興味が無くても構わない。

ただ、やるからには笑い合いたい。椿は、そんな些細な願いを、恥ずかしそうに言葉にした。


「興味がないって、自分の気持ちに蓋をするより、精一杯やって“楽しかったー!”って終わる方が、ずっと気持ちがいいんじゃないかって思うんだ」


椿は、そう言って、ルナミネスに手を差しのばした。

その笑顔があんまりにも綺麗で、その言葉があんまりにもあたたかくって。

ルナミネスは、自分の頬が綻んでいることにも気がつかずに、大きくため息をついた。


「貴女って……変な人ね」

「うっ……なんでだろう、よく言われるんだ……」


そういって肩を落とすが、ルナミネスに伸ばした手は、動かない。


「そうね、応龍杯にはやはり、あまり興味はわかないけれど、協力くらいするわ」


苦笑い、だが、やる気のなさそうな無気力感は、もう感じなかった。

差し出された手を握ると、椿は花開くように、可憐な笑みを浮かべた。


「それに、――――」

「うん?どうしたの?」

「なんでもないわ……さ、戻りましょう」


手は、握り合ったまま。

おそらく遅れたことを怒っているだろうフランチェリカ達にどう謝ろうか。

そんなことを考えながら、椿は歩く。


そんな椿の隣で、ルナミネスは、新しい本に出会ったときのような、明るい表情で椿を見ていた。



――――それに、私は貴女に……興味がわいてきたから、ね。



心を許した少女に伝えはせず、ただ胸の内側で、小さく呟くのだった。


なんとか時間が作れたので、書き上げました。

今回から数話に渡って運動会編になります。


扱い的には前編のようなものですので、細かいことは最後に。


それでは、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

次回もまた、よろしくお願いします。

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