略歴年表5(1934年から1936年内)
1934年(昭和9年)(14歳)
1月1日
東京宝塚劇場が開場
1月29日
日本製鉄株式会社設立
1月31日
アメリカ、平価切下げ。
ドルの金価格を約40%切り下げて、当時の実勢に近い金1オンス=35ドルに固定
(1オンス=28・3495グラム)
(史実では1971年まで固定される)
3月12日
「友鶴事件」海軍の水雷艇が荒天で転覆。
3月21日
函館市大火(二万三六〇〇戸、死者約二〇〇〇人)
4月
田中角栄上京
4月4日
鳳玲子、14歳の誕生日。
4月半ばの日曜日
昭和9年度鳳凰会。鳳グループの世代交代。
鳳晴虎の帰国後デビュー。
5月13日
鳳一族のパーティー。
5月17日
アメリカ政府、ソ連を承認(史実より少し遅れている)
5月19日
アメリカ政府、金輸出禁止令
ドルと金の兌換が禁止。
5月30日
東郷平八郎死去。6月5日に国葬。
(この世界では晩節は汚さず。)
6月1日
日産自動車に社名変更
7月8日
犬養内閣総辞職。選挙戦に入る。
8月5日
総選挙で政友会が圧勝。宇垣一成が活躍。政友会の新たな顔となる。
8月6日
床次内閣成立。
8月19日
ドイツ、ナチ党首ヒットラー、総統就任、独裁制確立
8月下旬
鳳蒼家、婚約会議。
9月18日
ソ連、国際連盟加盟。
9月21日
室戸台風襲来
秋
未曾有の凶作。(史実は85の大凶作)
各種法制度、セーフティー、農林1号普及促進のお陰で、主人公目線では緩和。
秋
辻政信。モスクワに武官として派遣。
ソ連を内側から引っ掻き回しに行く。
10月初旬
鳳紅龍、三度目のノーベル生理学医学賞を受賞。
前人未到の領域に到達。
11月2日から12月1日
ベーブ・ルースら米大リーグ選抜チームが来日。
11月
鳳舞と涼太の婚約発表。(別に発表会や記者会見はない。内輪で祝う程度。)
11月7日~
『第二次ロンドン海軍軍縮会議』の予備交渉開始。
12月初旬
日本、第二次ロンドン軍縮会議への参加を決定(海軍の一部に不満)。
1935年(昭和10年)(15歳)
1月3日
エチオピア、イタリアの侵略を国際連盟に提訴
3月
予算編成。
臨時利得税導入。儲けすぎた財閥がターゲット。
この年もそれなりの積極財政は続くが、犬養内閣より縮小。
軍部の一部は不満。
3月下旬
鳳玲子、北満州油田視察。
3月下旬
「北満油田事件」発生。
関東軍の一部による、石油利権独占を目的とした謀略事件。
日本陸軍全体の不祥事となる。
関係者の粛清が行われた。
4月
鳳玲子、元服。(鳳一族では、実年齢でする)
鳳玲子、一族の大人だけが見る事のできる過去の資料を閲覧。
5月11日
鳳家の懇親会が開催
鳳玲子と鳳晴虎の婚約発表。
5月下旬
鳳自動車、自力開発の乗用車の本格的な販売を開始。
乗用車の名前は海外販売も視野に「フェニックス」に決まる。
夏の前半
鳳玲子ら、オーストラリア旅行。
資源調査が目的。
莫大な量のボーキサイト、石炭などを発見。
鳳グループは、英米企業と利権を分け合う。
7月31日
1940年のオリンピック開催地はイタリアのローマに決まる。
(日本の東京は落選。)
8月13日
「相沢事件」
教育総監の真崎甚三郎大将が相沢中佐に暗殺される。
(史実では永田鉄山が暗殺される。)
7月25日~8月20日
「第7回コミンテルン世界大会」
共産主義化の攻撃目標に、日本、ドイツ、ポーランドを選定。
9月8日
首相の床次竹二郎急死。
心臓病。68歳。あまりの急死に世の中が驚く。
臨時総理には宇垣一成。
重臣会議により、次の首相に近衛文麿が選ばれる。
9月15日
ドイツ、『ニュルンベルク法』を制定
9月26日
「第四艦隊事件」
海軍の艦隊が嵐に突っ込み、大きな損害を受ける。
10月3日
イタリア王国、エチオピア侵攻を開始。
国際非難高まる。
秋
東北の凶作対策。
小麦農林10号(新型小麦)誕生。緑の革命のご先祖様の登場。
11月:
豪華客船オリンピック号引退。
(船体は1936年から翌年にかけ解体。1937年には、船のパーツが新たな建物や船の建材として売りに出された。)
12月9日
「第二次ロンドン軍縮会議」開催。
12月26日
牧野伸顕が健康を理由に内大臣を辞任。後任は元海軍大将の斎藤実。
1936年(昭和11年)(16歳)
1月
陸軍近代化計画に従い、東京の第一師団の満州駐留が決まる。
「蒋独合作」
ドイツと蒋介石率いる南京臨時政府との間に合作=協力関係。
ドイツは1億ライヒマルクを借款し、武器の売却、武器工場の建設、軍事顧問による訓練など実施。
イギリス、ジョージ5世が崩御してエドワード8世が即位
2月
日本で最初のバレンタインデーにチョコレートを贈る風習が登場。
2月5日
日本でプロ野球リーグが誕生
2月26日
「二・二六事件」。
日本陸軍の一部青年将校によるクーデター事件。
大半が未遂に終わり、1日で事実上収束。
近衛文麿負傷。三井邸襲撃で団琢磨暗殺。
臨時首相には宇垣一成。
3月1日
正式に近衛文麿が総理大臣を辞職
宇垣一成が臨時首相を続行
3月半ば
同世代の親族らは次の進学決定。
3月25日
「第二次ロンドン軍縮条約」締結
4月
月見里姫乃、鳳学園の大学予科に進学。鳳の本邸で特別奨学生の書生となる。
玲子の側近の涼宮輝男も、同様に書生となる。
4月4日
鳳玲子の16回目の誕生日。最後の誕生日会。
4月19日
衆議院議員選挙。
鳳社長会。
4月22日
宇垣一成を内閣総理大臣とする新内閣発足。
5月17日
鳳家の園遊会
5月18日
『軍部大臣現役武官制』否決。
5月24日
テレビジョンの試験放送。両国の相撲を中継。東京各所で受診。
(実験放送は既に成功済み。)
6月上旬:
アメリカ留学中の竜がMIT卒業式。
6月7日
「第1回全国自動車競走大会」
本田宗一郎に目を付ける。
6月19日
日食(北海道では皆既日食)
6月20日
東京音楽学校に邦楽科設置。(虎士郎はここに通う可能性も)
7月18日
スペインで内戦勃発。
7月中旬
鳳虎三郎の次男の竜が帰国。
婚約者とその親族を連れてくる。
7月下旬
竜達と共に来日した、アメリカの王様達の使いのロバート・スミスと会談。
8月1日~16日
「ベルリンオリンピック」開催。
日本国内は一見平和でベルリン五輪に湧く。
ラジオの実況放送が行われる。
8月11日
「前畑がんばれ!」
9月1日
最後の夢枕。主人公の体の主が枕元に立つ。最後の質問。
9月初旬
アメリカ政府より、日英米仏による防共協定の提案。
秋頃
ソ連、エジョフ内務人民委員、大粛清を本格化させる。
10月
戦略研究所設立。所長は南次郎元陸軍大将。
総力戦の研究を行う。
10月23日
『日米英防共協定』が仮調印
11月1日
ムッソリーニ首相が「ベルリン=ローマ枢軸」と演説。
11月3日
アメリカ大統領選挙の民主党ルーズベルトが勝利。
11月25日
『日米英防共協定』の正式調印
12月12日
「広州事件」広州で蒋介石が汪精衛に拉致監禁され、共産党との協力を約束させられる。