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023 「外伝・戦後の略歴年表(2)」

(一部メタ視点あり)



●1955年:

・5月:ドイツ再軍備、NATOに加盟。ただし欧州諸国から一部制限を受ける。フランス反発。

・5月:「ワルシャワ条約機構」設立。

・日本、自由党と民主党の二大政党制体制が成立(再成立)。共産党(共産主義)は非合法のまま。社会党など左派(左翼)政党も法律上で大きく制限を受け弱いまま。

・「環太平洋条約機構(RPTO)」設立。(日米満、中華民国などが加盟)

・「AAアジア・アフリカ会議」。中華民国の張作霖が参加。

 日本はオブザーバー参加。満州国は中華民国との微妙な関係もあり不参加。


(史実ではソニー(東京通信工業)がトランジスタラジオを発売するが、色々と違っているだろう。販売されるのはトランジスタを使用したテレビなのかも。)


●1956年:

・2月:ソ連、「スターリン批判」。社会主義陣営に動揺。

・春から秋にかけて、世界的に平和に向かう雰囲気が出る。

・10月:「第二次中東戦争」(スエズ動乱)英仏の国威失墜。

・10月:ハンガリー動乱

・12月:ソ連、水爆実験成功


・日本、万博、五輪を開催。日本の近代化完成と言われる。


●1957年:

・5月:イギリス、水爆実験成功

・10月:ソ連、世界初の人工衛星打ち上げ成功

・日本、戦後から続いた景気が後退。世界的に見ても完全に先進国化を遂げるも、経済は停滞期もしくは安定期に入る。

 (技術面以外は史実の1970年代くらいの雰囲気)


・「国際地球観測年」。日本も参加。米ソに次ぐ規模の観測隊を南極大陸に派遣。(昭和基地は、史実と違って条件の良い場所に建設される。)


(宇宙開発の歴史は少し違う可能性があるが、歴史の因果もあるのでそのままとする)


●1958年:

・ヨーロッパ経済共同体(EEC)発足。当初からドイツ経済の存在が大きく、イギリスなどは敬遠。

・中華人民共和国「大躍進政策」実施。無謀な経済政策で、大飢饉と経済崩壊が起きる。主導した毛沢東失脚。

・日本、水爆実験成功

・日本、中距離弾道弾開発

・日本、本国(朝鮮半島、台湾など除く)の総人口が1億人を超える。(史実は1967年)


(※この世界のドイツは最初から統一ドイツ状態です。)


●1959年

・「キューバ革命」。キューバで共産主義革命。

・「中華紛争」。中華民国が、勝手に弱体化した中華人民共和国を攻撃。他国は動かず。

 米ソの調停で終戦。双方の国が独自の核軍備保有を決意。

 中華人民共和国は、大躍進政策は失敗したが防衛に成功して国威を保つ事に成功。

・フランス、ド・ゴール政権成立。フランスの立て直しを図る。


・伊勢湾台風

・南極で樺太犬のタロとジロ発見(この世界は違うかも)



●1960年:

・日本、共産主義者の暴動発生(史実の安保闘争の因果)。

 死傷者が出た事で、日本人の中の反共姿勢が強まる。

 治安維持体制が見直され、共産主義、左翼に対する締め付けが大幅に強まる。その後、一部学生による運動(暴動)に発展。さらに多数の逮捕者、亡命者を出す。

・日本及び日本勢力圏で共産主義が一掃される。


・1月:欧州自由貿易連合(EFTA)設立。英国中心。

・4月:ソ連、有人宇宙飛行に成功。

・4月:朝鮮の独立(再独立)決定。1965年の独立に向けて準備に入る。朝鮮半島で全国規模の独立反対運動。

・5月:チリ沖地震。日本にも入り組んだ海岸地形の場所で大きな津波被害。

・「アフリカの年」アフリカで独立相次ぐ。アジアの独立も一部重なり、植民地支配の時代が終焉する。

・フランス、核実験成功

・9月:「OPEC(石油輸出国機構)」結成


●1961年:

・OECD(経済協力開発機構)が全世界を対象とした組織に発展的に改変。

・日本、米ソに次いでロケット(人工衛星)打ち上げに成功。

 (当初は万博目標で開発していた。東大(文部省)と理研(軍)の競争。理研に軍配。以後、理研主導になる)

・「ベルリンの壁」建設(この世界では、逆に孤島状態の東ベルリンをソ連が自ら囲う)


●1962年:

・秋:「キューバ危機」事件勃発。全面核戦争の危機。

 日本は極東でソ連と激しい睨み合い。世界中が全面核戦争モード。

・事件後、日本は大陸間弾道弾開発と配備を急ぐ。当面は戦略爆撃機を増産。またソ連極東の封じ込めの姿勢を強める。また日本中で核シェルターの建設が活発化。大都市の地下開発が進展。

・アラスカ油田発見(史実は1968年)


●1963年:

・アメリカ、マーティン・ルーサー・キング牧師演説。「私には夢がある」(黒人差別問題・公民権運動)。

・アメリカ、世界初の衛星放送。

・アメリカ、ケネディ大統領暗殺。


・「鉄腕アトム」放映開始(この世界では、この作品以前に多数のアニメが既に放映されている可能性が高い。)


●1964年:

・日本、札幌冬季オリンピック開催。(史実は1972年)

・日本、本格的な大陸間弾道弾の開発に成功。

 また、独自の偵察衛星投入などがあるので、軍はかなりの予算を宇宙開発に投入。科学・学術主導は影を潜める。


・山陽新幹線開業。博多まで延長。


●1965年:

・朝鮮半島、大韓国として独立。前後して、朝鮮半島から日本、満州への大量移民及び流民が発生。混乱続く。

・日本、朝鮮半島からの不法移民に軍事力を行使。問題化。

・日本、移民に対する厳しい法制度と基準、さらには体制を急ぎ整備。(世界からは排外主義ともとられるが、国内人口の飽和状態の緩和が目的とされる。)

 また、帰化一世に対して議員に立候補出来ない、公職に就けないなど制約を設ける。人口流出に悩んだ大韓国も大いに歓迎。

 (朝鮮半島からの流民阻止が目的だったが、のちに移民、偽装難民そのものの流入を防ぐ高い防壁として機能する。さらに後に、先進国各国にもある程度波及。)

・日本の動きは世界各国にも強い影響を与える、


・アメリカ、北ベトナムに対して「北爆」開始。

・インドネシア政変。共産主義勢力壊滅。

 (日本はインドネシアに水面下で掛り切りで、ベトナムはアメリカに任せきり。)


●1966年:

・フランス、NATO脱退

・共産中華で「文化大革命(文革)」本格化。毛沢東が復権。

・新東京国際空港の成田への建設決定。

 (日本の左翼が非常に弱く、成田空港予定地周辺の第二次世界大戦後の歴史的経緯も違うので、大きな騒動は起きず。)


・ザ・ビートルズ来日


●1967年:

・ヨーロッパ共同体(EC)結成(EUの始まり)

・第三次中東戦争(六日間戦争)。イスラエル圧勝。

・日本、ベトナム戦争に本格参戦。アメリカとの関係が以後親密化。

・日本、「北爆」で戦術爆撃により大きな成果を挙げるが、アメリカからの強い要請で約半年で停止。

・日本、「核三原則」。核兵器保有に対する独自の政治方針を打ち出す。(保有し、生産する、されど持ち出さず)


(この年、史実にあった「非核三原則」はまずないだろう。佐藤栄作のノーベル平和賞受賞も)


●1968年:

・ベトナム戦争「テト攻勢」。以後、アメリカが政治的に苦境に追いやられる。

 逆に日本は存在感を示す。

・核拡散防止条約(NPT)調印。日本も参加

・アラブ石油輸出国機構(OAPEC)結成


・川端康成ノーベル文学賞受賞

・三億円事件

 (この世界だと二百万円事件になる?(1ドル=360円ではなく1ドル=2円50銭の世界。))


(※チェコは西側になるので、史実でこの年にあった「プラハの春」はフラグが立たず。スロバキアの春は可能性は低そう。だが、別の国で「ワルシャワの春」などの似たような事件が起きるかもしれない。)


●1969年:

・日本、大規模なベトナム反戦運動。学生運動の最後のピーク。

 (安田講堂事件も形を変えて起きるかも。一部の学生ではなくヒッピーの群れかもしれないが)

・アメリカ、月面着陸成功。

・「第二次中華紛争」中華民国が、文革で弱体化した共産中華を攻撃。激しい反撃にあって撤退。米軍、RPTO、ソ連は動かず。


・「サザエさん」放映開始


.。゜+..。゜+.玲子の部屋.。゜+..。゜+


お嬢様「個人生活は、この頃が一番安定していた時期かなあ」

晴虎「うん。懐かしいね」

お嬢様「ええ。それにこの頃が個人的には一番幸せだったかも」

晴虎「そう思ってもらえると、ちょっと嬉しいな」

お嬢様「えーっ。ちょっとだけ? 色々と世界も回ったじゃない」

晴虎「そうだったね。でも男としては、添え物なのは色々と考えさせられるよ」

お嬢様「ウッ。御免なさい」

晴虎「冗談だよ。ただ、敵わないなあとは度々思った」

お嬢様「ハルトやみんなが居てくれたから虚勢も張れたのよ」

晴虎「そんなに虚勢も張る機会って、あったっけ?」

お嬢様「この時期だと、人類滅亡かって騒いだくらい? キューバ危機って、思っていたより全然シャレになってなかったわよね」

晴虎「思ってたよりと言えるのは玲子だけだから、僕にはなんとも」

お嬢様「それもそうか。けどまあ、どんな事件も喉元過ぎればね」

晴虎「そう気軽に口にする時点で、やっぱり僕じゃあ敵わないよ」

お嬢様「あ、アハハハハハ」


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 半島からの不法移民はこの程度では防げんだろう
[一言] 川端康成のノーベル賞載せるなら『ドクトル・ジバゴ』のノーベル賞受賞とパステルナーク事件、「美しい日本の私」がどうなったかも興味が湧くところ。 インドネシアは結局どうなったのか。 スカルノが…
[一言] この世界の日本は愚かにも移民締め出しの方向に舵を切ってしまったのか… こりゃ二十一世紀の人手不足問題が現実の比ではないくらい厳しくなるな…
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