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略歴年表4(1931年から1933年内)

 1931年(昭和6年)(11歳)

 1月

鳳蒼一郎の体調悪化


 2月

曽祖父大往生。

盛大な葬儀を行う。


 2月下旬

オーストラリア北西部で、巨大な鉄鉱石鉱床発見。

急ぎ、開発開始。

鳳グループの製鉄事業も合わせて加速。

不景気の中での巨大すぎる設備投資に、他財閥など周りはドン引き。


 春頃:

海軍が鳳グループ傘下状態の川西飛行機の実質的な乗っ取りを画策。これに対応。


 3月

濱口内閣の予算編成、緊縮財政の為に全方面から絶不評。

特に軍事予算の大幅削減で、軍部は激怒(海軍はやや諦めムード)。


一方、統帥権干犯問題での天皇激怒が影響して、三月事件(クーデター未遂)は未発。天皇支持派は襟を正してしばらく大人しくなり、高級将官は全員ビビり状態。


 同月

「水稲農林1号」開発成功。

普及を大々的に支援。(政府に献金)


 春

鳳龍也、ドイツより帰国。

帰国祝いの「一夕会」会合で、鳳玲子は未来の戦争についてぶちまける。


 4月4日

鳳玲子、誕生日


 同8日

新学期


 4月10日

鳳玲子、原敬と密会。


 同日

濱口雄幸暗殺未遂。重傷で政務不能。

主人公の忠告はあえて聞かずな結果。


原因は、緊縮予算反対と統帥権干犯。

総辞職して直ちに若槻礼次郎による内閣が成立。


 4月下旬

『鳳凰会』

鳳グループによる日本での拡大が話題となる。


 5月吉日

鳳家の園遊会


 6月初旬

鳳紅龍、スウェーデンの貴族のベルタと結婚。


 6月13日

北里柴三郎死去(脳溢血)(17葬儀)

(北里柴三郎は鳳紅龍の師匠ポジ)


 7月下旬~

鳳玲子、上海に旅行。

騒動に巻き込まれる。


 7月下旬~

上海で共産党による爆発テロ発生。

続いて旧市街で暴動発生。


 8月頭

鳳玲子、満州入り。

覺羅あいしんかくら顯㺭(けんし)(川島芳子)、土肥原賢二、石原莞爾らが出迎え。


川島芳子との密談で、鳳一族が動く。

その後、秘密裏に特殊な貨物船で、鳳グループが牛耳る遼河油田に入る。

その郊外で、川島芳子らに武器弾薬燃料、トラック、そして資金を譲渡。


 8月半ば

蒼一郎の初盆。

元老と元老級の政治家が鳳の本邸を訪問。


 8月23日

リンドバーグ来日(北太平洋経由)。日本各地で歓迎。

(26日に霞ヶ浦。その後9月18日まで日本滞在。)


 9月8日

『満州政府発足』もしくは『溥儀復辟』。

天津で幽閉されていた清朝最後の皇帝溥儀が脱出し、満州入り。「満州党」が担ぎ上げて『満州臨時政府』の成立を宣言。


 9月17日

夕方に奉天郊外の柳条湖で、現地共産党組織による満州鉄道に対するテロ。列車が脱線する大事故発生。

満州臨時政府、日本政府に治安維持要請。

関東軍出動。


 9月18日

事件が世界に発信される。


 9月19日

若槻内閣は事変拡大へと舵を切る。


 10月:

鳳玲子が夢(前世の記憶)で知っていた大規模クーデター未遂事件(十月事件)は、影もなし。


 11月11日

渋沢栄一死去(14通夜、15葬儀)


 12月1日

満州臨時政府、日本軍(関東軍)の全面的な支援のもと満州全土を統治下に置いた事を宣言。

独立宣言などは一切なし。臨時政府のまま。


12/1 

満洲臨時政府設立宣言

同月中旬までに満州の全土を制圧。

張作霖は沈黙を守ったまま。

列強はあまり重視せず。日本は内心で首を傾げる。

蒋介石だけが激怒。


 12月13日

若槻内閣は総辞職し、犬養内閣が成立。


 12月17日

犬養政権、金輸出再禁止を決定。

1ドル=約2・15円が1ドル=約2・50円を切る。



 1932年(昭和7年)(12歳)


(1/8 「桜田門事件」未発)


(1月28日から3月3日 「第一次上海事変」未発)


 2月9日

「血盟団事件」 血盟団に井上準之助が暗殺される。


 3月1日

蒋介石率いる国民党(右派)が、『南京臨時政府』を宣言。

陳済棠率いる国民党(左派)が『広州臨時政府』を宣言。


 3月

鳳玲子ら、小学校卒業。


 3月後半

鳳一族の大移動。鳳の本邸の改装が進み、蒼家の多くが集まる。


 4月~

鳳一族の偽装縁談話が進む


 4月2日

鳳玲子ら、中等学校、女学校入学

鳳玲子、月見里姫乃と遭遇。


 4月9日

小学校で学校給食制度発足


 4月17日

「昭和7年度鳳凰会」


 4月24日

「東京優駿大競走」(第1回日本ダービー)

目黒競馬場で開催。2回目からは東京競馬場で開催。


 5月吉日

鳳パーティー


 5月上旬

鳳のトラック工場が完成。(川崎市の日吉)


 5月14日

チャールズ・チャップリン来日


 5月15日

大川周明と海軍将校が銃撃事件。

(『五・一五事件』未発。)


 初夏

北満鉄道売却交渉開始


 6月某日

鳳ホテルで密会。

鳳一族の長子と現参謀総長の閑院宮載仁親王殿下、元陸軍大将で現外務大臣の宇垣一成。

見届け人、原敬と加藤高明が同席。


 六月上旬

満州軍が越境。モンゴルでの武装蜂起に連動。

(4月11日、モンゴル北西部で武装蜂起)


 6月15日

「日満議定書」

満州の日本の権益強化が進む。


 6月中旬

蜂起軍ウランバートルに迫る。

「ハルピン会談」

内蒙古臨時政府成立


 7月8日

アメリカ、ダウ・インデックスは41ドル22セントという最安値を記録。

フェニックス・ファンドが約3年ぶり復帰。猛烈な勢いでダウ・インデックスの購入。


 7月

虎三郎家の次男のリョウが、留学の為渡米。


 7月

ドイツ総選挙。ナチス第1党。


 7月10日

第7回伯子男爵議員選挙。

鳳騏一郎、貴族院議員に選ばれる。


 7月21日

オタワ会議(ブロック経済の形成)


 8月

ロサンゼルス・オリンピック


 9月1日

三度目の夢枕。鳳玲子の体の主が枕元に立つ。


 10月1日

鳳製鉄広畑製鉄所が操業開始


 同日

東京市35区が成立


 10月初旬

日本、北満鉄道買収。


 10月30日

熱海の共産党会議で一斉検挙(熱海事件)


11月6日

ドイツでこの年二度目の国会選挙

ナチ党は停滞。


 11月8日

アメリカ大統領選

民主党のフランクリン・ルーズベルトが勝利


 12月

インスタントラーメン開発。


 12月

鳳の城下町である六本木界隈で、クリスマス・マーケットが開催されるようになる。



 1933年(昭和7年)(13歳)

 1月30日

ドイツ、ヒトラーが独首相に就任。


 2月16日

新大統領フランクリン・ルーズベルトの暗殺未遂事件

現地時間2月15日午後9時頃。

ルーズベルト負傷。しばらく政務不能。就任式に無理を押して出席して体調悪化。政務にかかるのがさらに後ろ倒し。新政権迷走。


 3月3日

昭和三陸地震。

明治三陸地震に続き、またも東北太平洋沿岸に大きな被害。


 3月5日

ドイツ国会選挙。ナチ党躍進。


 3月24日

独国会で全権委任法が可決され、ナチス独裁政治が確立。(ナチ党の権力掌握、ナチス・ドイツ成立)。


 3月28日

ドイツ、『反ユダヤ主義的措置実行に関する指令』を発する。


(史実だと、1933年3月27日に日本は国際連盟脱退)


 4月1日

ドイツ、ナチスのSA、SSがユダヤ系企業製品のボイコットを全国展開開始。


 4月

鳳玲子、親族の一人(舞)を秘書にする。

龍一、陸軍幼年学校に首席で入学。

1年下の親族達、各学校に入学。


 4月4日

鳳玲子、13歳の誕生日


 新学年

月見里姫乃が同クラス。


 4月半ば

鳳グループ懇親会の『鳳凰会』。鳳玲子、今年も一族当主名代。

好景気を反映して活況。


 5月14日

鳳一族のパーティー


 5月7日

アメリカで14年ぶりに飲酒が解禁


 5月19日

アメリカ、金本位制を停止


 6月中旬

鳳玲子ら、満州に出張。

川島芳子、溥儀と面会。


 6月下旬

鳳玲子、満州北部の油田開発を視察。

(史実の大慶油田たいけいゆでんの決め打ち調査)


 6月17日

「ゴーストップ」事件。


 7月

鳳で新型装甲車、試作戦車完成。(クリスティー式)


 8月25日

横浜沖で大演習観艦式


 夏

東京音頭がブレイク。


 秋

1930年をさらに大きく上回る空前の豊作


 10月14日

ドイツ、ジュネーブ軍縮会議と国際連盟からの脱退声明


 12月23日

継宮明仁親王(生まれながらの皇太子となり、後に第125代天皇(平成天皇))誕生。


 12月25日

鳳学園のクリスマスが年々派手になる。

半ば、学園祭状態。


 12月26日

自動車製造株式会社(後の日産自動車)、設立。

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― 新着の感想 ―
[一言] ちなみにまだ記載されてはいませんが、1933年3月にオーストリアにて首相ドルフーズが議会を解散、オーストロファシズム体制に移行しています(ドルフースは翌年にヒトラーの支援を受けたオーストリア…
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