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冒涜的な魔王の種は今日も今日とて生き延びる  作者: はじめ おわり
第一章 未狂理解不能
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勇者陣営の反対側 ~幕間~

2話合計してもいつもの長さに届かない......



たまたま今日忙しくなるとは思いませんでした...

「教祖様!ついに<魔王>が見つかりました!」




「おお、ついにか!ようやく、300年を経て悲願達成の時がきたか...」




「前回は惜しくも敗れましたからね。我らも日々訓練を欠かしていませんし、今回こそは勝てるやもしれません」




「勝てるやも、ではない。勝つのだ」




「こ、これは失礼を!撤回をさせて下さい!我らが<反聖教>の使徒として、此度の戦いは必ず勝つことをお約束いたします!」




「そうだ、必ず勝つのだ......ところで、今回の<魔王>は一体どれほどの強さかわかるか?」




「はっ!ただいま精査中でございます!ですが今回の魔王の数、5名との調査結果が出ております!」




「そうか、精査は急がなくていい。逆に慎重に、且つ詳しい情報を持ってくるのだ」




「捜索班に伝えておきます!」




「よろしい......しかし、5名か。今までの傾向から見るに<勇者>も同じ数だろうが、それは<国立学園>でわかることか」




「そうですね、現在の<勇者>およそ5名の年齢は5歳でしょうし、今年の春に<国立学園>に入学が決まりそうです...」



ピロピロリン!



「はい、こちら総司令部。...わかった、教祖様に伝えよう。君たちも、十二分に注意するように」




「音からして、調査班からか。何の連絡だ?」




「申し上げます!<聖神信仰教会>の行った3歳児保有スキル調査において、<魔王>の持つスキルが未確認のものであるという報告がありました!」




「何!?......読み上げろ」




「はい、とはいっても現在3つしか判明していませんが......それぞれ、[思考分割][超反応][召喚(クトゥルフ神話)]らしいです!このうち、[思考分割]と[超反応]は双子が持っているとの情報があります!」




「ふむ。前々回の時にもあったが、2人で1人の<魔王>がまた発生したか......あの時は真っ先にやられるほど弱かったがな、此度はどうなることやら...」




「私としましては、[召喚(クトゥルフ神話)]が気になります。こんなふうに括弧書きされているスキルは見たことがありませんし、括弧の中の(クトゥルフ神話)というのがわかりません」




「ふむ、確か私の転生前の世界にはそのようなものが......おお、そうだった。クトゥルフというのは確か、深海に住むシャーショ(タコ)の一種だったな」




「しゃ、シャーショですか。ですがそうなると、より一層気になるのは...」





「まあ、なぜシャーショに神話があるのかはわからん。だが、もとよりただの[召喚]についていることを考えるならば、何かしらの意味を持っていると考えていいだろう。念の為、調べることにしようか」




「そうですね、一応調査班にも調べるように伝えておきます」




「よろしく頼む。では、通常業務に戻ってくれ」




「はっ!」

次回の27日には本編を書きますのでお待ちください。

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