アルパカだけじゃない
新章突入!
某アニメのせいでアルパカのイメージが強いです
「フッフッフ!!!!!アッハッハッハ!!!!!!」
すごくうるさい。
だけど神話生物であることに変わりなしだ、燃え上がるクトゥグアは目の前の<キャロラメル>を屠っていく。
「焼きすぎないでよ〜!」
「わかってらああ!!!!!!!」
<シュガーブロック>という見るからに砂糖なそれで構成されたラクダ。普通に砂糖を溶かした唾を吐いてくる強敵だ。
本来は砂漠でも活動できるような動物であるからか熱にある程度の耐性を持っているらしく、溶けた砂糖を飛ばして攻撃してきている。
まあ
「どけどけどけえ!!!!!!!!」
文字通り熱量が段違いなので問題なく焼き払われているんだけど。
「見たことない魔獣だが、こいつ食えるのか?」
「ああ、そういえば<鑑定石>で色々出るようになったっけえ」
おもむろに<インベントリ>から<鑑定石>を取り出したマナお姉ちゃん。
そのままかざしているみたいだけど、何か見える...
あ、お姉ちゃんが言ってたのって1つ前の<更新>のやつか。確か<鑑定>関連によって情報が得られるようになったんだっけ。
あんまりにも紙の内容が文字列良いうか記号というか暗号すぎて全く覚えてなかったよ。
「おお〜。これはいい感じだねえ」
「お姉ちゃん、見せて見せて」
「いいよお」」
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キャロラメル 橙
砂糖でできたラクダ。体内に反応炉を有しており、体内の砂糖を溶かすことによって唾を生成、攻撃してくる。
なぜキャロルなのかは、親玉を見ることで明らかになるだろう。
ちなみに塩の融点は約800度、砂糖の融点は約180度。温情だと思って欲しい。
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「おおー」
色々わかるというか、これ普通にスキルと同程度の情報しかないね。
でも親玉がいるっていう情報は多分ここの<ダンジョンボス>のことを言っているんだし、見ないよりは見たほうがいいものではあるかも。
「橙の魔法と同等くらいってこと?」
「あまり意味がわからないが、魔獣の中で<色別階級>が付けられるようになったのは相当わかりやすくなったのだろう」
なるほどそういうこともあるのか。
僕は魔法をまともに使わないせいで<色別階級>をあまり覚えていないけど、それだけである程度の強さをはかることができるのか。
例えば自分たちが倒せる<色別階級>のラインを作っておいて、もしもそれよりも強い魔獣が出てきた場合は逃げるみたいな。
「...少し気になったのですが、<ゴブリン>はいかほどの<色別階級>なのでしょう」
「む、確かに。俺たちが一体どんな風に扱われているのか、興味がある」
僕のイメージでは強いからね。えっと、確か一番強いのが白金で...
「...銀?」
「いや流石に誇張しすぎだ。あって緑だろう」
「個々は弱いし、紫くらいじゃない?」
結構分かれるものなのかな、これ。
そうなら共通認識のできるランク分けができるのはとても良いことだね。少なくとも認識が揃えば死なない命というのはあるだろうし。
「それじゃあ答え合わせといこお。一応今まで見たことのある魔獣はあ、<魔獣図鑑>っていう<メヌー・リング>にあるっぽいよお」
「そうなのか...あれ、でも私にはないぞ?」
「<鑑定石>を使ったからかもねえ」
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ゴブリン 青
最弱の人型の魔獣。あまり苦労せずに倒せるだろう。
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いや、それは流石に嘘だろ。
「世間の認識はそうだったのか...?」
「ないない。ゴブリンは1匹見たら1000000はいると思えって言われるくらいだぞ、苦労せずには絶対に嘘すぎる」
「確かに個々は弱いけどお、普通に武器使うしい、徒党を組んである程度強い人を倒してたらあ、その武器を拾って使ってくるかもだしい」
「頭がいいときは罠や毒まで使ってくる<ゴブリン>がこんな低いわけないでしょ。なんか、また<更新>で変わりそうな記述ね」
これを書いたやつは頭が悪い。何も考えずに、<ゴブリン>ってどんな作品でも弱い立場だし青だろ〜的な思考でこれを付けたに決まってる。
「...いや、ある意味でこのままでいてほしい」
「どうしてよ」
「俺たちにとって、これは人の油断を誘うチャンスでもあるからな」
「あ、そっかあ...」
そういう見方もあるか。確かに初見殺し的な要素だね。
もしかすると、遠くない未来の教科書の1ページに、<ゴブリン>は金剛みたいなこと書かれてるかも。誇張表現かもだけど、そう書かれてもおかしくないくらいの強さあるからね。
少なくとも僕はあの1ヶ月で実感したよ。アンジェリアさんがいなかったら絶対心折れてた。
「ちなみにキーゴイはあ...」
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>キング・ゴブリン< 金
<ゴブリン>とて侮るなかれ。こいつは<ゴブリン>の中の<ゴブリン>。
徒党を組み、集団を築き、軍団を結成し、果てに国を設立した魔獣。
そこらへんにいる<ゴブリン>とは比較にならないほどのステータスを持ち、その上大量の<ゴブリン>と同時に戦うことになるだろう。
少なくとも数人で戦う魔獣ではない。10人は用意して戦うように。
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「...なんか、照れるな」
「いや10で済む?」
「もっと必要だし、桁が2つは足りないな」
「ちなみにメェーちゃんを見てみたらあ?」
「やめておいたほうがいいよお姉ちゃん。少なくとも嫌な予感しかしない」
「メェー!」(抗議)
著 ????
監督 030-19




