設定〜一般知識レベルの座学〜
地理
歴史
国語
の3本立てです
@地理
~星~
前提として、この星に現状名前はない。
そもそもこの世界は地球のような星とは違い、丸くない。厳密に言うと、球体ではない。
現在は地球という星が球体だと知っているものは多いが、この星はそうではない。
古代の人々が考え抜いた可能世界論、すなわち地球平面説。それを具現化したのがこの星である。
そのため端に行けば行くほど重力が強くなるという特徴もある。
サイズは直径125。校長やマナが言っていた地図上の距離を表す数字だとこうなる。mは不明。
南には海があり、北には高山地帯。東には溶岩地帯、西には砂漠地帯があるとされる。
また、中央には巨大な棒がある。なぜそこにあるかなど、一切合切全てが不明のものである。
~魔獣の分布~
魔獣は基本的にこの世界のどこにでも現れる生命体である。南に行けば行くほど強くなり、北に行けば行くほど弱くなるというのは魔獣の<到達点>ですでに証明されている。
また、この世界には無数の<ダンジョン>が存在する。基本的にこの<ダンジョン>の中の魔獣の方が強く、且つ<ダンジョン>の中の魔獣は東の<ダンジョン>であればあるほど強く、西の<ダンジョン>であればあるほど弱くなる。
つまりセルエルは海と溶岩がぶつかりあってできた超危険地帯である。休むことなく魔獣が襲いかかり、やっとのことでダンジョンに入ろうともそもそも強すぎてすぐ全滅。
逆にヌルワルの乾燥した山は比較的安全である。最も、魔獣は生まれてくるが。
だが危険かどうかに関わらず魔獣が生まれてくる量と強さが一部地域において突発的に且つ爆発的に増加する時がある。
こうなってしまうと、一般人は住むことができない。なんなら戦闘に慣れてきた<パーティ>でも1日と持たない。
そのため、こうなってしまった地域を<生存不可地域>と言う。この地域は時間経過で元に戻るが、現状はすぐに戻す方法は不明。
〜<ダンジョン>〜
この世界に存在している無数の<ダンジョン>。基本的にはすでに名前がついており、[鑑定]系の何かでみることができるものが多い。
形は千差万別であり、塔型の物から洞窟型のもの、入り口がただの穴だったり超高い場所にあったりと、自由すぎるのが特徴。
中には魔力が充満しており、MPの自然回復が早かったり<魔技>が若干強くなったりと恩恵がある。が、それで穴埋めできないほど<ダンジョン>の魔獣は強力である。
また、<ダンジョン>は基本的に一度入ると<ダンジョンボス>と言われる<ダンジョン>の最奥にいる魔獣を倒すか、その場から出ることのできる強力な魔法が必要となる。
特に強力な魔法は基本ゴドレベルの代物でないと逃げることができない。むしろ壁の中とかに入って状況が悪化してしまう。
そのため<ダンジョンボス>を倒すのが出るのに最も良い方法だが、それが憚れるケースがある。理由は2つ。
1つは<ダンジョン>には宝箱が存在するというもの。高価なものが入っているかとかはわからないが、大抵は奥に行けば行くほど良いものが手に入る。
そしてそのプール、何がもらえるのかは<ダンジョン>ごとによる。つまりとても良いものがもらえる<ダンジョン>はあえて残されているのがほとんどである。(ただし問題児達が何個か破壊はしているが)
もう1つは<ダンジョンボス>を倒すと、その<ダンジョン>が崩壊するからだ。つまり、生まれてきた<ダンジョンボス>は基本的に1度しか倒すことができない。
しかも<ダンジョンボス>はとても強力であり、事前情報をある程度集めてからでないと普通は討伐できない。
ちなみに南東端にある最高難易度の<ダンジョン>、<天と地の狭間>は地下100階から地上100階までの計200階層。そしてそのボスは地上と地下、両方を倒した後の入り口に計3体存在する。そのため、現状この<ダンジョン>の攻略報告はないしあり得ない。
それと、<ダンジョン>は自然に生まれてくる。誰も知らないところに唐突に生まれることもあれば、街の中心部に突如として生まれることもある、危険な場所である。
〜国〜
現在、8つの国がある。
中央から少し北に行った場所にあるシウズ王国
南の海に浮かぶサマナル諸島
北東にある神聖皇国イマジ
最南東の<ダンジョン>に誰も入らないように作られたマウ国
地下に広がっているカナリア連合国
隠匿された土地である<ネコマタ>の住む森にあるニャージーランド
最西端にあるムラサメ独立国
海の底に存在するとされるルルーエ都
一部存在するか怪しいものがあるが、実際にそこから来たと言うものやそこから帰ってきたと言うものがたくさんいるので、確実にある。
@人類史
〜人口比率〜
この世界では、子供がたくさんいて高齢者が少ない。数値で表すと子供が人類のうち40%に対して、老人は0.1%。これは平均寿命が300歳というのもあるが、何より老衰の死者が少ないことにあるといえる。
どれくらい少ないかというと、老衰で亡くなられた人が10年間でなかった時があるくらいである。それくらい、魔獣は脅威なのだ。
そのため生き残っている老人は大抵強い人である。普通にドラゴン数体が自分の家に攻め込んできても単独で対処できるくらいには。でも基本的に老人は戦いに疲れているため、比較的安全な北に住んでいることがほとんど。
逆に子供は可能な限り種を残すという思想の元、生まれてきている。全世帯2人以上が当たり前、王家などの位の高い人たちは一説によると100人ほどいるとかいないとか。これでも一夫一妻制度が基本なんだけども、こんな過酷な環境下にあったがゆえに生殖能力が強くなっている可能性があるらしい。
〜文明〜
最古の記録は1462年前。この時から魔獣は出没していたらしいが、その数と質は今と比べ物にならないほど弱かったらしい。
ただ、この時すでに木造ではなく石材で家を造っていたというらしいから、結局脅威であったことに変わりはなかった。
魔法はこの時からあったが、<詠唱>しかなかったというのが考古学者たちの一般論だ。それ以外は開発されていなかったらしい。
武器も、まだ石でできていた。金属を使い始めたのは1259年前からで、それからたくさんの武器ができていった。
食べ物、料理や作物の種類もこの時は少ない。畑はあったらしいがあまりうまくいっていないみたい。
ただ服や鎧に関してはこの時から結構潤沢であり、特に王家などの先祖は相当に豪華な服を着ていたとか。
〜勇者と魔王〜
どちらとも、1000年前に唐突に現れたとされる。この時からかなりの対立があったとされるが、結局勇者が正義に終わることとなる。この頃から両者共に覚醒があったとされる。
その次に、500年前。今度は子供が未知のスキル、<勇者の因子>と<魔王の因子>を持っていたことにより発覚。今回はそもそも<魔王の因子>を持つ子が忌み嫌われたため、戦闘にすらならなかった。
次は100年前。この時は3:3の計6名が戦争を行った。最終的に勇者を残り1人まで追い詰めたが、勇者の勝ちに終わることに。
そして、前回となる4回目が50年前。この時はかなり早いタイミングで<聖神信仰教会>が3人の魔王を発見。ただし、それに呼応するかのように魔王が次々と覚醒。対処できないと判断された魔王を倒すため全ての国を巻き込む大戦争、<決戦>が行われた。その結果、世界の環境が変化したことで魔獣の強さの上昇率が大幅増加。しかも時折魔獣が大量かつ強力に生み出される地域が出てくるようになった。
〜転生者〜
転生者は最古の文献の時点でいるとされている。また後述の理由により、最古の文献以前からいたと思われる。
現状、故意的に行うことは不可能。ただ転生者は強力なため、日夜転生についての研究が行われている。
転生元は不規則。この世界よりさらに過酷な環境下にいたものもいれば、もはや別の存在が転生してくることもあるという。しかし、今まで転生元がわかっている転生者のうち4割が地球という星からのものだというのは考える余地があるだろう。
@国語
〜言語〜
統一されている。なぜ統一されているのかは不明だが、誰も気にしないのでいいのだと思う。
また、異世界の言葉が使われることもしばしば。一説によると、そもそも言語自体が異世界から渡ってきた可能性が高い。最古の文献において、ある程度良質な紙があるにもかかわらず文字がそこまで綺麗ではないことがそれを示唆している。
~数字~
文献に異世界から伝わったと書かれている。このことも、先程の文字が異世界から来た説を後押ししている。
ただの書き起こしなんですけどね...めっちゃ頭いたくなりました