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冒涜的な魔王の種は今日も今日とて生き延びる  作者: はじめ おわり
第六章 殺人狂気神話
288/402

chainではない

 賭けに勝ち暗闇を走り抜ける。



 空を飛んでくる<夜鬼>を跳び上がって1体殺し、そこから跳んで2体。さらに跳んでまた1体。



 魔獣の死体を処理しないと魔獣がそこに寄って来てしまう。本来は処理しなければならないが今はそんな余裕はないため処理せず進む。



 壁の代わりに本棚を蹴ったり、天井や<夜鬼>すらも足場にして進んでいく。地上にいては格好の餌食だから、地面に足はつけず進んでいく。



 "ソルス、足の負担は大丈夫ですか?"

「大丈夫と言ったら嘘になる、っ!」



 人間は宙を駆ける生物じゃない。この動きはかなりの負担となってしまう。



 だがそれでもこの動きをする理由がある。1つは地上戦不利である事だがもう1つ、<巣>の位置だ。



<巣>はあらゆる場所にある可能性がある。魔獣によって場所が違うことは当たり前で、同じ種類の魔獣で同じ場所に再湧出したとしても<巣>の場所が違うのは大いにあり得ること。



 だが幸いなことに<巣>の位置は魔獣によって法則性がある。それに則ることがほとんどであるために大体の位置さえわかればその法則に一致する場所を探すだけになる。



 ただしこの法則性はほとんどの場合情報が出揃わないとわからないものだ。そう、空を飛ぶものたち以外は。



「!!」



 見えた。天井に一際大きい異物。本と一緒にあるのは違和感しかない、どろどろとした粘液と共にある丸いもの。



 ”ソルス!囲まれていますよ!”

「っ!?」



 敵視の視線があらゆる場所から流れ出てくることを鑑みるに、やはりこの場所が<巣>らしい。空を飛ぶ魔獣は大概断崖絶壁や天井にあることがほとんどなのだが、どうやら<神話生物>にもその法則性は当てはまるらしい。



 ...まずはこいつらを殺す他ないか。囲まれては<巣>を叩けない。でも<魔技>は<魔力>温存のため使えない。



「...!!」



 とりあえずは一点突破を狙う。それしか狙うことはできないが、それはともかく。



 目の前の1体を屠り、隙間に入って2体。こいつらのHPがそこまで高くないことは本当に助かっている。これよりも少し高かったりダメージを軽減してきた場合、俺は1撃ではなく2撃、それも急所狙いでそれを行わなくてはならなかった。



 3体も隙間が空いた囲いは機能を失い、その隙に落ちる死体を足場に跳躍。



 天井目掛けて一直線n



 "ソルス!上からきます"

「!?」





 すぐに本棚を蹴って移動、どうやら俺が見えていなかっただけで、フロアのボス格はいたらしい。



「■■■■■■■」



 どうやら声のようなものを発することができるらしいそれは他の<夜鬼>よりも一回り大きく、また顔には何もないのではなく暗闇が広がっていた。



 見ただけで悍ましいと感じてしまう。精神パラメータはかなりあるはずだが、やはり<神話生物>の精神削りはかなり強いらしい。



「...あいにく俺たちにはやることがある。俺の前から消えてもらおうか」



 あと1分。時間はない。



 すぐに本棚を蹴って目の前へ。<夜鬼>を相手にしていた時と同様、首であろう部分を斬る。



 ブン!



 しかし直線的だったからなのかあっさりと避けられる。もちろん大振りではないために回避後の攻撃を避けることはできる。



 下からの爪攻撃。それに対ししっかり爪を蹴って1回転しながら避けながら天井をさらに蹴って斬りに行く。



 落下速度が乗っていたからかこれは避けられず首に命中する。



 があまり効いていない。となるとどこかに弱点があるパターンだ。



 首に食い込んでるアルカマを軸に体をやつの上に移動。



「せいっ!」



 掛け声と共に羽の膜、内側の薄い部分に穴をあける。



「!?!?」

「おそらくこれまでもこれからもされることはないものだ。味わえ」



 空を飛んでいる魔獣は飛ぶ時羽をほとんど使っていないことが最近の研究と長年生きてきたものたちの知識によって周知されつつあるが、なぜか昔から羽に穴をあけると飛べなくなる。



 羽根が抜け落ちるくらいなら飛べるらしいが、穴はダメらしい。



 でこいつらもその例に漏れず落下していくが、その落下に追加で体の芯へ蹴りを放つ。



「死ね!」



 落下速度と蹴られた衝撃によって、地面にぶつかった時のダメージは相当ブーストされている。



 下の方は暗くてよく見えないが、肉片ひとつ残っていないだろう。



「さて」



  <巣>を潰さなくては。

スラグとスタッグくらい違います。

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