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冒涜的な魔王の種は今日も今日とて生き延びる  作者: はじめ おわり
第六章 殺人狂気神話
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強さを理解してもらったところで

メガ○ン5が楽しすぎる

「そろそろ着きますよ」



 御者の方がそう言ったので、馬車前方についている幕を少し開き確認。



 ...見えてくる、明らかに周りの家と違う豪邸。



 本来街の外側というのは危険な場所。そのため平民が端に追いやられるのが普通で、こんな豪邸は街の内側にいるのが基本。



「すっげえ...こんなでっかいの内側でもそうそうないぜ」

「<伝説の20人>は何千もの<ダンジョン>を攻略したと聞きます。それによって得た報酬は巨万の富になるでしょう」

「老後に使うには十分すぎるほど得ていますからな」

「じゃあなんで爺やは執事を?」

「昔から人の元につくのが性に合っていまして」



 だんだんと近づいてくる実家を見ていると、しばらくして馬車が止まった。



「私は門を開けて参ります。少しお待ちください」

「執事やメイドはドラさんだけなんですか?」

「そうではありませんが、何分屋敷も広いために門番をつける余裕がないのです」



 そういえば、俺も外に出る時はいつも自分で門を開けていたな。



 昔はそれが普通だと思っていたが、今になってみるとやはりおかしい。一番危険な街の端で、門番すらつけていないのだから...



 最も、それがなかったとしても問題は一切ないと知っているわけだが。



「...そんなに広いの?」

「うーん、俺は別に普通くらいだと思うが...」



 いや待て。確かニャージーランドで敵の屋敷に突入した時は3階建てだったか。



「...そう考えるとおかしいかもしない」

「どういうことですか?」



 さてどう説明したものか。直球で言うのもいいが...



「ふむ。カミラ、少しいいか?」

「...」

「カミラ?」

「...あ、は、はい!何でしょうか!」



 さっきからずっと話に入ってこないと思っていたが、おそらくは<無限の氷獄>をずっと見ているのだろう。



 俺自身も気になるし、あとで個人的に聞きに行くか。



 だがその話は今じゃない。



「<カナリアの羽>と言う<ダンジョン>がある。調べられるか?」

「なるほど...見てみます!」



 聖書のページをめくっていくカミラ。そうかからず見つけることだろう。



「<カナリアの羽>?いったいどういう<ダンジョン>なんだ?」

「それはな...」



 キイィィ...



 と、ちょうどいいところで門が開いた。






「ん」

「指差して...まさか?」

「そのまさかだ」



 そう、俺の家である。確か父さんが自身の友が創ってくれたと言っていたが、おそらくは<伝説の20人>のうちの誰かだろう。



「本当だ...ほとんどが居住区になってます」

「ルルーエ都という国があると聞いたことがあるぜ。確かその国は全ての場所が<ダンジョン>で構成されているらしいけど、それを参考にしているのか?」

「ちなみに<ダンジョンボス>ってどうなってるの?」

「えっと...あ、>メルト・バミア<ってなってます」

「勝てる気がしませんね...」



 絶対に落ちない<ダンジョン>だな。そもそも落としたいとも思わないが。



「さて、そろそろ降りるか。この馬車は車庫に向かうはずだから、俺たちがいては邪魔だろう」



 ============================================



「<ダンジョン>って聞いていましたから、どんなものかと思いましたが...」



 外観は少し大きめの屋敷。しかし中は少なくとも外観から想像できる広さの数倍はある世界。



 それが俺の家であり、<カナリアの羽>という<ダンジョン>だ。



「意外と中は綺麗なんだな」

「し、失礼ですよ!」

「ほっほっほ。60人ほど雇っておりますから」

「そんなにいるの!?」



 驚いているメーノ。そんなに多いのだろうか。



「多いのか?」

「この街の城と同じ位の人数だよ!ここどんだけ広いの!?」

「地下まで含めると10階まであリますな」

「な...城は5階なのに、ここは回ってるの?」

「そんなわけがないでしょう。週7、3食昼寝つき、住み込み前提の仕事です。ですが家の掃除には1月かかり、そして1月もあれば家は汚れますから、掃除はずっと続きます。」

「1月?」

「そういえば、日時もあまり伝わっていないことでしたね。異世界には時間を数字で表すのですよ。時間があればお教えしましょう」

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