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冒涜的な魔王の種は今日も今日とて生き延びる  作者: はじめ おわり
第五章 狂恋少女常守
207/402

人形って不気味なイメージがあるけどそれって大体藁人形と日本人形のせいだと思う

(偏見)


あと今日は短めです。あと遅刻です。

「!?!?!?」

「散開!」



 鶴の一声でバラバラになる僕ら。おかげで人形が繰り出した拳は皆かすりもしなかった。



「未だ弱点は不明。とりあえず殴って様子見」

「攻撃は牽制に留めて回避を優先しろ!あれが何をしてくるかわからないぞ!」



 散り散りとなった僕たちを見回す<操り人形>。ちょっと見て最初の標的を決めたのだろう、そいつに向かって一直線で向かっていく。



「ヘイトを買ったやつ、逃げまくれ!」

「了解!」



 返事をしたスキンヘッドの男は、持っていたつるはしを投げ捨て逃げに徹し始めた。そいつを追いかける<操り人形>には当然隙ができる。



 これでようやく攻撃が開始される。というかここまでやるほど慎重に動いていく。



「MPは残しておけ!危険になったら構わず使うんだ!」



 と指示を出しつつリーダーも足元に急行、脛にいい一撃を喰らわせている。



 とはいってもヒビが入る程度。これは硬そうな体だ



「はあ!」



 が、関節に攻撃された操り人形の腕はバラバラと砕け落ちていく。どうやら関節は脆いらしい。



「可能な限り間接を狙え!おそらく弱点はそこだ!」



 その声に合わせて各々関節への攻撃が始まる。そして、流石に危険だと感じたのか<操り人形>は手足を振り回す行動に。



「!!!」

「ぐっ...」

「負傷者はすぐに離れろ!戦闘の邪魔だ!」



 攻撃を絶対に避けられるわけじゃないのは当たり前。だからこそ間を空けて行動すべきなのだが、近すぎた一部の人はかなりいいのを貰ったらしい。



 そしてすぐにそいつらを戦闘から引き剥がし、自分は戦闘に戻る。すごいなリーダー。



「!!!」



 ある程度攻撃を終え散り散りになった僕たちを見て、今度はさっきまでの無差別と違い、一人のやつを追いかけていく。



 これは...行動が大体わかってきたか?



「うおおおおお!!」



 そして逃げる僕。なんでわざわざ戦闘から離脱しているような片足と片腕のない人間をえら



 あ、こけた。



「いでっ!?」

「!!!」



 大きな拳が倒れ込んだ僕の方へ。



「っと、はひぃ」

「!?!?」



 右に体を捻って回避。その勢いを<魔力撃>を地面にあて加速、すぐに離脱する。



 しかしそれでも追いかけてくるのがこの<操り人形>。



「しつこいなあ、もう!」

「!?!?!?」



 なので、あえて体を<魔力撃>の衝撃で浮き上がらせ、向かうはこいつの首関節。



「!?!?!?!?」

「おらっ!」



 そうくるとは予想していなかったのか、その一撃は首に当たる。



 そして、砕け散った。木片を浴びながら落下...は、しない。



「マリア、大丈夫ですか?」

「ああ、心配ないよリーシャ」



 着地と同時に崩れ落ちる<操り人形>。どうやらクリーンヒットしたらしい。



「ということは、これで撃破」

「いや、まだだ」

「え?」

「ステータスを見てみろ」

「はあ」



 ーーーーーーーーーーーー


<操り人形>


 1/28000


 ーーーーーーーーーーーー



 あらあ?

おやあ?

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