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冒涜的な魔王の種は今日も今日とて生き延びる  作者: はじめ おわり
第五章 狂恋少女常守
201/402

お月見で十六夜、そんなタイミングの200%クリア

えっと...200話です。



総合評価も200を超えました。



評価ポイント平均も3(中央値)を超えました。



なのに...なのに...



遅刻...

 足音はもう止んでいた。いや、するわけがないの方が正しいか。



 目を開ければ、そこには壁のなくなった武器庫。というかあたり一体が破壊されている。



 おそらく<ゴブリン>も巻き込まれたのだろう。緑色の肉入りスープがそこらじゅうにあった。



「ふう、やはり久々に<大車輪>を使うと腰にくるな」



 腰にくるな、じゃないんですよリーダー。



「あの...リーダー?」

「なんだ?」



 記憶を掘り起こす。確か...



「今回の作戦の始め、牢から脱出するときは牢の鍵を<ゴブリン>から盗んで開けましたよね?」

「そうだな」

「こんな力があるなら、別にいつでも脱出できたのでは?<魔法不可区域>でもないんですから」



 そう、<魔法不可区域>だ。



 僕が過去に捕まっていたあの牢屋に貼ってあったお札。あれの効果名を確かそう言う、とリーシャから教えてもらった。



 ちょっと前にね。



「ふむ...マリアはまだ気付いていないのか」

「それはそうですよ。マリアは基本的に魔法を使わないので」

「まあ確かに使わないけど...それがどうしたの?」



 どうやらみんなはわかってるみたい。どゆこと?



「そうだなあ。マリア、ステータス見てみて?」

「ステータス?」



 ...そういえば、最近は確認してなかったな。



 色々と忙しかったし、そもそも見たところで何もないような気もするし。



「見てみるか...」



 ただこういうタイミングを逃すと見ることが叶わなくなる。久しぶりに確認してみることにしよう。



 ーーーーーーーーーーーー

[名前] マリア

[性別] 女性 [年齢] 6

[種族] ■■■■■■/■■■■■/■■■■■■■■■/■■■■

[職業] 召喚師(サモナー)(クトゥルフ神話)

[パーティ] <ギルドズパーティ>

[ギルド] <未来団>

[到達点] Lv81


 HP 500/500(-2000) MP 1900/2000


 ーステータスーーーーーー


 筋力 91(-200)

 体力 91(-200)

 敏捷 62(-200)

 知性 300

 精神 5948

 魔力 1804


 ースキルーーーーー


 言語 Lv50

 召喚魔術 LV80 (1)

 応急処置 Lv65

 再生 Lv0 (ON/OFF不可能)(-70)

 耐性 Lv0 (MAX)(ON/OFF不可能)(-100)

 結界術 Lv10

 イゴーロナク Lv■■■■■■

 眷属(クタニド)Lv1(MAX)

 眷属(アイホート)Lv1(MAX)

 心身強化 Lv0(-70)

 例外者 Lv1(MAX)


(<魔王>の葉[2段階] Lv100 (MAX))


 ーーーーーーーーーーーー



 ...



「...」



 ...え?



「ん?どうかしたのか?」

「あ、いや...」



 あ、あれえ?なんかマイナス補正が見えるのだけど?



 え、え?なんで...あ。



 これ、もしかして途中からショゴス前提のステータスになってたってこと?



「...ショゴス?」



 ...だね。身体に関することのほぼすべてがしっかり0になってるもん。



 まじい?え、てことはこれが僕の本来のステータス?



 ざっこ。なんかすっごく弱いのだけども、どゆこと?



「あー、ショゴスというのはマリアが召喚し使役する<神話生物>の一種で...」



 まあ精神だけはインフレの波に飲まれず成長を遂げてるね。それだけはいつも通りで、よかったよかった。



 ...念のため、新しく追加されたスキルも見るかあ。はあ...



 ーーーーーーーーーーーー


 眷属(アイホート) 白金


 迷宮に住まう神の眷属であることを証明するスキル。

 このスキルを持っているとアイホート及びアイホートの子らと思考を接続、同調できるようになる。

 が。つまりこのスキルを手に入れたものは頭の中にアイホートの卵が植えられているということ。

 どういうことか?近い将来頭を食い破られて死ぬということだ。


 ーーーーーーーーーーーー



 まあ、だよね。



 流石にどういうことが書いてあるかはクタニド様の一件でわかってるよ。



 普通に考えてただただ悪い効果しか書かれていないように見えるけど、実際はそうではなく僕にとってメリットであることを書いているのも同じだ。



 あ、でも思考の接続、同調は良い点か。今の肉体の僕と精神の僕みたいなことでしょ?それは情報がすぐに伝わってとてもいいね。



 それで、もう一つの問題児が...



 ーーーーーーーーーーーー


<魔王>の葉[2段階] 白金


 芽はついに葉をつけた。カウントダウンも残り少ない。

 ステータスの成長ボーナス付与の他、[永久思考]が常時適用されるようになる。

 また<勇者>が近いとき、ある程度その位置がわかるようになる。


 ーーーーーーーーーーーー



 ーーーーーーーーーーーー


 永久思考 銀


 このスキルを持つのは思考することが得意なもののみである。

 効果は至って単純で、思考を巡らせることが止まらなくなる。誰にも止められなくなる。

 でも希望はない。<魔王>限定のスキルだから。


 ーーーーーーーーーーーー



 はいはい。なるほどなるほど。



 成長ボーナスは、まあ今は意味ないとしてだ。



 大事なのは思考が阻害不可になることだね。



 これは強い。というか僕にとってはかなり有用な効果だ。



 ...そういえば、本来の目的はなんだっけ。

えっと、とりあえずは謝辞を。読者の皆様、本当にありがとうございます。



100話の時も書きましたが、改めて。



いや、かなりの間投稿し続けてますね。1年と5ヶ月といったところでしょうか。



でもやっぱり、なんか達成感がないというか。確認した時も「おおー」としか声出ませんでしたし。



ただその理由はわかってます。自分はどうしても目標を高く設定してしまうからです。



そして、目標を達成したときではなく、そこまでの過程が大事であると考えているから。本当に、これだけの長い間同じことを続けてきたことはなかったので...まあこれからも続けるのですが。



次の目標は300話。もっともっと続けましょう、まだまだ未熟なので上達させるために。



最後に。これからもたくさんの自己解釈神話生物が登場しますので、お楽しみに!



以上、"冒涜的な魔王の種は今日も今日とて生き延びる"をどうぞどうぞよろしくお願いいたします。

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