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冒涜的な魔王の種は今日も今日とて生き延びる  作者: はじめ おわり
第一章 未狂理解不能
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属性と魔法

「まずは属性からね!属性というのは魔法の根幹に関わる大事な要素で、属性を理解していないと魔法は使えないわ!その教本に書いてあったことを参考に教えるのであれば、とりあえず<基礎四大属性>から説明するのが良さげね!そもそも<基礎四大属性>は、たくさんある種類の中でも理解していないと魔法を使うことすらままならないくらい大切な属性なの!特に理解が必要なのは<相性>の部分ね!ここまではいいかしら?」


 ストップ、ストップだ母さん。そんなに早く言われても、僕がその内容を理解するには30分くらいかかるんだ。


 と言いたいけれども、今は自分でこの世界の言語を話すことができない。つまり母さんに伝えられないのだ。


 せめて<言語理解>にも喋ることができるようになって欲しかったものだけども、ないものなのだからしょうがない。


 できることといえば、口を開けて唖然とするくらいだ。


「大丈夫そうね!それじゃあまずは.........」


 いやいやいや、今何を確認して大丈夫だと思ったの!?明らかにわかってないとわかると思うのだけど!?


 ============================================


「ふう。それじゃあ今日の授業はこれでおしまい!早めに寝て、朝の授業に間に合うように起きること!」


 そうして、メモもない状況でおよそ3時間にも及ぶ最初の授業は終わった。2割くらいしかわかっていないが、そこら辺は復習で何とかするしかないな。


 もっとも、記録媒体なんてないので、記憶だけで復習することになるけどね。


 などと考えているうちに、もう僕はベッドに寝かされていた。僕らの寝室にはランプがないので月明かりだけが頼りだが、まあ隣も家なのであまり光が入ってこない。つまり真っ暗闇だ。


 まあ、そんなことはどうでもいい。さっさと復習を始めるとしよう。


 えっと......<基礎四大属性>は<火><水><風><土>で構成されてて、それぞれ火は土に、土は風に、風は水に、水は火に強いっていう相性関係があるらしい。そしてそれら属性を魔法に変換したのが......確か<火魔法><水魔法><風魔法><土魔法>の四つだったか。


 さらに魔法には<魔道具><詠唱><魔法陣>の三種類があって...うーん、何だったっけ。


 だめだ、復習になってない。何で復習をノートなしでしなきゃならないんだよ。


 あ、思い出した。たしか難易度があって、<魔法陣><詠唱><魔道具>...いや、<魔道具><詠唱><魔法陣>だったっけ?


 うーん、復習は無理そう。これもそれも全部メモを取らせてくれない母さんが.........そもそも文字書けないわ。


 えーっ、じゃあどうすればいいんだ?このままだとロクに勉強ができないぞ。せっかく英才教育(?)を受けているんだし、無駄にはできないからね。さて、どうしたものか.........


 .........だめだ、何も思いつかない。やっぱり体が眠いと言っているのかな、考えていたら眠気が襲ってきた。


 今日は、寝るか......


 ============================================


 めっちゃいい方法あるじゃん。


 文字、書けるようになればいいんだよ。

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