幕間 約束
結構短いです。つまり次は6時間後。
...バイトも始めたし、また00:00投稿に戻すことを検討しておくとします。
「...!?」
「どうかされましたか?」
「ムギが...死んだ」
バッ
「おっと、どこにいくんですか」
「無論です。ムギを助けに行きます」
「先ほど死んだと言ったのはあなたですが?」
「死体の回収くらいは行いたいのです」
「おそらくですが<勇者>がやりますよ。<勇者>の近くで死んでいるのでしょう?」
「...確かに、そうですが」
「ねえ、バースト。本当の目的を教えてくれないかしら。理由によっては...あなたを殺すことになるの」
「.........」
「言えないような理由、なのですか?」
「...■■■■■■■■■」
「まるで同じ旧神とは思えないような答えですね。なぜそう決断したのです?」
「おそらくマリアでは止められない。行えない。だから私が直々に行うというまでです」
「<勇者>がやるのでは?」
「<勇者>の反応を見ましたか?<勇者>は今かなり遠いところにいるのです。これは一刻を争うことであり、私自身が行いたいことです」
「そう...わかってるとは思うけど、必ず<勇者>は、いえマリアも反対するわよ」
「マリアも?」
「彼女は優しい。それをあなたは十二分に知っているでしょう?少し頭のおかしいところはあれど、人には優しく接することのできる生物ですから、確実にそれは認めない。少し考えればわかると思いますが」
「...確かにそうですね」
「はあ......声は冷静ですが、頭の中は怒りで溢れ、思考が完全n」
「ですが、だとしても私はそれを成し遂げに行きますよ」
「...なぜ?」
「ただの私怨です」
「うーん、さすが外神や旧支配者に最も近い旧神ですね。思考が野蛮です」
「なんとでも言いなさい。私の考えを変えることはできません」
「まあでも....なんとかなりますね。おそらくですが、マリアと<勇者>たちがあなたを止めます」
「死んででも?」
「ええ。ただ我々は彼らを殺してはならない。そうでしょう?」
「...止めにくるのであれば、試合方式で。しかし私は殺戮を行うときの本気で。それでも?」
「それでも」
「面倒な人間ですね...いいですよ。もし止めにきて、私が負けたと言える状況になったのであれば、クタニド、あなたが私を止めなさい」
「ええ、いいですよ」
「ただし、武力介入は禁止。それでいいですね」
「あくまでも私は審判としての役割を果たしてあげましょう。約束ですから、絶対に破りませんよ」
「...あなたは、私の考えにどう思いますか?」
「そうですね...■■■■■■■■■」
「理由は?」
「我々は彼らについて知らなすぎます。地球では何万年という時で見定めてきましたが、今はまだ数ヶ月しか見ていません」
「確かにそうですね」
「なので、どちらとも取れません。どちらか決定するのは...あと数百年は後でしょうね」
「そう......時間が迫りつつあります。そろそろいかせていただきましょうか」
「ええ、いいですよ」
スッ
「......おそらく、彼らと戦う時に私は暴走状態に陥ってます。どうか止める時は本気で止めてください」
「ネコマタを殺す前に、ですね。わかってますよ」
個人的には"本気"で戦ったときの戦闘能力が最も高いのがバーストだと思っています。




