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冒涜的な魔王の種は今日も今日とて生き延びる  作者: はじめ おわり
第一章 未狂理解不能
15/402

×ゲーム ○現実

 さて、待ち時間を潰すためにもスキル確認をするとしますか。


 まずはステータスの確認からだな。


 ーーーーーーーーーーーー

[名前] マリア

[性別] 女性 [年齢] 3

[職業] 召喚師(サモナー)(クトゥルフ神話)


 HP 10/10 MP 20/20


 ーステータスーーーーーー


 筋力 5

 体力 5

 敏捷 7

 知性 22

 精神 70

 魔力 7


 ースキルーーーーー


 言語理解 Lv5

 召喚 (クトゥルフ神話) LV1 (1)

 魔法の才 Lv3

 応急処置 Lv1


(<魔王>の因子 Lv100 (MAX))


 ーーーーーーーーーーーー


 なるほど、今度は増えていないらしい。ステータスが増える理由は後で考えるとして、今はスキルだな。


 上から見るか。長押し長押しっと...


 ーーーーーーーーーーーー


[言語理解] 青


 広く一般的に伝わっている言語をある程度理解できるようになる。ただし理解できるだけ。

 限定的な言語に関してはこのスキルの対象外となる。


 ーーーーーーーーーーーー


 ...ふむ、スキル名の隣にある「青」は一体なんだろうか。確か<鑑定石>でステータスを見た時も色で描かれてたけど、もしかして色でランク付けされていたりするのだろうか。


 まあ、おそらくこのスキルのおかげで母さんの言葉を理解できているのだろう。ありがとう、[言語理解]。


 さて、この調子で見ていくとしよう。


 ーーーーーーーーーーーー


[召喚 (クトゥルフ神話) ] 白金


 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


 ーーーーーーーーーーーー


 はい、文字化け。やっぱクトゥルフ神話と関わるとロクなことが起こんないね。まあそういうハプニング性も好きなんだけど。


 さっさと次にいくか。


 ーーーーーーーーーーーー


[魔法の才] 橙


 魔法の才能を表すスキル。レベルが高ければ高い程高い才能をもつ。レベルは鍛錬によって上げることが可能だが、鍛錬の方法によってはこのスキルが変化する場合がある。


 ーーーーーーーーーーーー


 なるほど...つまり、スキル名の通りだということだな。


 よし、次へいこう。


 ーーーーーーーーーーーー


[応急処置] 金


 軽い怪我などをその場で治す、あるいは大怪我を悪化させないようにできるスキル。あくまでも応急処置なので過信は禁物だが、あるとないとでは雲泥の差がある。


 ーーーーーーーーーーーー


 これは......うん、応急手当だわ。


 さっさと本命いきますか。


 ーーーーーーーーーーーー


[<魔王>の因子] 種


 <魔王>になるという確約そのもの。このスキルがある生き物が生存している限り[<勇者>の因子]スキルの発生は止めることができない。まだ種だが、発芽するとボーナスが付与される。削除不可。

 また、このスキルはLv100の[鑑定]スキルか白金の<鑑定石>、一部の特殊スキルでしか発見されない。


 ーーーーーーーーーーーー


 .........うん。まあ、うん。


 よし、上から順に理解していこう。


 まず、「<魔王>になるという確約そのもの」というのはあの胡散臭いおっさんに言われた通りってことみたいだ。


 次、「このスキルがある生き物が生存している限り[<勇者>の因子]スキルの発生は止めることができない」っていうのは......まあ十中八九そのままの意味なんだろうな。この[<魔王>の因子]が<魔王>確定演出なのだとしたら、[<勇者>の因子]は<勇者>確定演出ってとこだろう。


「まだ種だが、発芽するとボーナスが付与される」は何らかの方法で成長できるということか。おそらく、あのおっさんが言ってたどこかで<魔王>になるというのはこの成長要素によるものなんだろう。


「削除不可」はまあ、確約なんだしどんな方法を使っても消せないってことでしょ。


 んで「このスキルはLv100の[鑑定]スキルか白金の<鑑定石>、一部の特殊スキルでしか発見されない。」もおっさんの言う通りってわけだ。


「さ、簡単だけど晩御飯ができたわよ〜」


 っと、もうできたのか。


 ============================================


 本当に簡素な食事...もっとも3歳でも食べられるものだけど...が終わり、授業の続きが始まる。


「さあ!それではものすごく大事なことである属性と魔法についての授業を始めるわよ!」


 だが母さんのテンションは上がったままであった。せめてもう3段階くらいテンションを落として欲しいものだけどなあ......

ちょっとだけ短いので今日はもう一話あります。

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