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失敗の成功  作者: 062


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8/21

7話

無事に中間考査とその後の体育会をコッソリとおむつをして乗り越えた私、今日は月曜日だが、体育祭の代休で学校は休みだった。

『カラオケ行かね?』

クラスのグループラインで誰かが呼びかけた。

『部活だからパス』

『昼からならおk』

とか、返信される画面を見ている時だった。

『ゆいはどする?』

と個別のトークでカンナが言ってきた。

「打ち上げするほど盛り上がってなくない?」

と私、私の通う高校は県下で有数の進学校でスポーツ系の特待制度もないのでイマイチ体育祭の盛り上がりに欠けると言うのが私の正直な感想だった。

「金欠だし今回はパス」

とカンナに返信し、グループラインにも同じように返信した。

本音を言えば参加したい気持ちもあるが今日の私はやる事がある。


翌朝。すっかりおなじみの感覚で目が覚めた私は、自分の計画が成功に限りなく近づいている事を実感する。実は昨日の寝る前にカテーテルを抜いた。つまり今日は正真正銘のおねしょだったのだ。昨日カラオケに行かなかったのもこれが理由だった。

1限目、おしっこがしたい感覚が一瞬して、おむつにおしっこがひろがった。私はおしっこが全く我慢できない身体になったのだ。

その後の休み時間に旧宿直室で久しぶりのショーツを身につける。カウントダウンの開始だった。




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― 新着の感想 ―
[良い点] はじめまして。 カテーテルが使われるところに、この種の小説として希少価値があると思います。 利尿剤が出てくる作品はいくつかありますが。
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