3話
立ち上がってみる。
両脚の間からカテーテルが伸びて膝ぐらいまである。仕方ないので、輪をカテーテルで作り軽く結んだ。きつく結ぶとカテーテルが折れて意味がない。
ちょうどホースが折れ曲がって、水が流れなくなるように。
急いで体を拭いたあと、普通ならショーツをつけるが、今日からはこれ
『紙おむつ』
サイズは事前にはいてみたので問題ない。この事は後で機会があれば話そうと思う。
このパンツタイプのおむつは地元の掲示板サイトでもらった。ネット通販でもよかったのだが、ネットで検索しているとそう言うサイトがたまたまヒットした。お母さんの名前を使い、「急用なので娘に行かせます」と言って家から少し離れた方からいただいたのだ。しかも、年頃の娘さんが持ち運ぶのだから、と言ってパッケージが隠せるように紙袋に入れてくれるサービスっぷり!その優しさをこんな事に使う私!胸が痛い!
実際、パートから先に帰ってたお母さんにもバレる事なく部屋に運べた。
多少のダメージを感じつつ、私の計画は次の段階へ。




