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失敗の成功  作者: 062
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プロローグ

平野ゆい、高校2年生。

これといった特徴のない平凡な彼女の非凡な計画。

シンと静まりかえった教室にピチャ、ピチャと水滴の落ちる音がする。その音は私の足元からだ。

ここは教室、別に雨漏りしているわけでも、水道が壊れているわけでもない。むしろ壊れているのは私だと思う。今の状況を簡単に言うと、

『おもらし』

そうおもらしだ。私のおしっこが床に落ちて水たまりを作り始めた。私の席の後ろの数人が気づいたらしい、ざわざわとし始めた。

私は両手で顔を押さえその時に備えた。他から見れば泣いている様な格好で。

「先生!」

誰かが大きな声で言った。計画通りに。

そう、これは私の計画だったのだ。

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