第八話 蘇る魂と朽ちる事がない身体と変化する心
あんまりうまく書けないなー
【魂縛り】!!
効果はすぐに現れた、腕の中の女の子の左胸あたりから半透明の細い鎖が数本勢い良く空に向かって飛び出して何もない所で丸い何かを絡め捕り女の子のなかに戻っていった。
「あれは、魂だったのか?」
チクッ!
「ぐっ、胸が痛い」
みるとそこには、例の半透明な細い鎖が一本女の子と自分の胸を繋いでおりすぐに消えて無くなった。
『ん、私…』
女の子が目を覚ましたようだ、死にかけ…いや、死んでいた彼女は青白い顔のまま噛まれた跡に手で触り傷が無いことに驚き、服に穴が空いていることに悲しみ、目の前に自分を助けに行くと呼び掛けていた男がいて疑問に思い、腕に抱かれて居ることに赤面する。
お、面白いな…。
『あれ、私サーベルウルフに噛まれた筈じゃ!?』
「ああ、確かに噛まれたよ自分が声を掛けて気が逸れたせいで君は死んでしまった。」
『え、死んでって生きてますよ?私』
「うん、自分が蘇らせたんだ」
『蘇らせたって、どうやって…いえ、どうしてですか?』
「特殊な魔法で君を蘇らせたんだ、理由は見ず知らずの女の子が目の前で自分が声を掛けたせいで死に逝くのが見ていられなかったんだ。」
『特殊な魔法ですか?』
「咄嗟のことで手がなかったとは言え、君の魂を戻すため使ったんだけど自分の下僕にする魔法でだ」
『下僕ですか…だから、あなたと何かで繋がっている感じがするんですね?』
「初めて使ったんだけど、分かるのかい?」
『何となくですけど、あなたには逆らえない気がします。』
一歩間違えれば確かにヤバい魔法だ禁忌に入る訳だ…。
「そう言えばサーベルウルフって言うんだ?そこに転がっているのは」
『!?』
今更ながら気付いて驚くとか…可愛いな
「いまは、眠りの魔法で眠らせているから大丈夫だけど落ち着いて休める場所はあるかな?」
『はい、近くに私が住んでる村があります。』
「じゃ、そこに行こうか!あ、自分は緋山 錬って言うんだけど君は?」
『私の名前は…イヴ・ロルチです。』
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