第七話 イヴ・ロルチ
イヴ視点書いてみたけど、どうだろうか?
私は、イヴ ロルチ村のイヴ 両親はイヴが幼い時に流行り病で他界し、村長夫妻に育てられていた。村長と父親は親友同士だったんだって。
今日は、薬師見習いとして薬草を採りに仲良しのテムンとノルン兄妹と森へ入っていったんだけど、途中で二人とはぐれてしまって歩いてるうちに知らない森に出ちゃったみたい。大人の人は迷わないって言ってたけどまだ子供の私はダメだったみたい・・・早く大人になりたいな。
しばらく歩いてたら、目当てのヒルル草(火傷に効く)が群生してるところが見つかってうれしくて駆けていったら目の前にサーベルウルフの群れがいて『『『ガウ!!』』』って吼えられたらポスンって尻餅をついちゃって眼をそらさないようにするのが精一杯。(昔村長さんに教わって眼をそらした瞬間に襲ってくるぞって言ってたのを覚えてて良かった。)
でも、サーベルウルフって森の奥にしかいないって言ってたけど・・・もしかして私、森の奥に来ちゃってたのかも・・・。
もう食べられちゃうって思っていたら、男の人の声が後ろから聞こえてきた。
「おーい!大丈夫かー!今助けるぞー!!」
ふわ、助かるかもしれない! 声のする後ろを振り向いたら『『『ガウゥ!!!』』』
あ、眼をそらしちゃった!! サーベルウルフはまた前を向いた私に噛み付いてきた。鋭い牙が私を貫くのが分かった。身体の真ん中が熱くて痛い!!
ゴホッ 口から血の塊が出てきた。ああ・・私死んじゃうのかな・・。村長さんごめんなさい・・お父さんお母さんこれから行くね?
目の前がぼやけてきたらさっきの男の人が焦ったように駆けてくるのがわかったけど、そこで目の前が真っ暗になった。微かに【魂縛り】って聞こえた。
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