犯る
俺はシャワーを熱めに浴びている。
龍が不動明王が息をはじめる。
鏡に映るそれを観ている。
リングを、ハーネスを。
リングが俺の根元を締め上げる。
ハーネスが内で俺を締め付ける
ビキニで俺を包み込む。
ボディースーツを通していく。
薄い布越しに俺を強調している。
鎧で覆っていく。
プロテクターは膝に肘に、脊髄を覆っていく。
レザーのジャケットとパンツが覆い尽くしている。
ブーツは厚く堅く足を覆っている
グローブは指を守ってゴツく、包み込む
グローブもブーツも革で俺を隠している。
鎧を纏い、内を押し隠して、
おれは鉄馬に跨った。
最後に顔から溢れる己れを、
俺はヘルメットで(全てを)覆い隠した。
〈最後にヘルメットが俺の本性を完全に打ち消している。〉
鉄馬が答えてくれる。
鼓動が伝えて来る。鉄馬がおれを運んでくれる。
あいつの所へ、
久々に、あいつと犯る。
ヘルメットの中に俺の本性を押し込めている。
愛馬を停めて歩いて行く。
溜め込んだ欲望を露わにしていた。
扉を超えた。
俺は鎧を脱ぎ捨てた。
「怖い、」
「怖いか。」
俺は體軀を擦り付ける。
俺は、龍が、こいつを締め上げる。
俺の魔羅は黒を纏って、こいつの摩羅を嬲っていく。
「待たせたな。」
脚を割って這わせていく。
魔羅が穴を見つけた。
俺はこいつの見下ろして、うなずくのを拾った。
腰を勝ち挙げた。
「ぅんあぁ」
ずぼりと俺を飲み込んでだ。
「これだ、」
「これが、欲しかったんよ。」
しっかりと奥へと押し込んでいる。
俺は肘を突いて眺めている。
ゆっくりと腰を引く。
俺はこいつの顔を覗き込んで、
今度は魔羅を押し込んでいく。
擦り付けていく。
狂わんばかりに激しく
犯している。
俺はこいつ中に打ち撒ける。
俺の熱を伝えた。
熱は冷めてきた。
冷静が戻ってくる。
『おかしい』
「どうなんだ。」
「全部、吐けよ。」
「だって、」
「だって、だって。」
「だから、いつやったんだ。」
「言えよ。」
「昨日、」
「誰だ。」
「だって、」
「どこの、どいつとやったんだ。」
「言えよ、言え。」
優しそうにして言う。
「正直いいなよ」
「全部、いつからだ。」
「ごめん、」
こいつが白状していく。
「わかったよ。」
俺はシャワーを浴びにいく。
長めのシャワーは終わった。
俺は服を身に着けた,
「わるかったな。」
「じゃあな。」
『さようなら』とは言えなかったが
俺はそのまま、街へ。
俺は新しい男を探しに街に出た。
こんなものかと、やり捨てていく。




