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  作者: 虎司
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纏う


今も鉄馬を飼って駆けている。


(女との)セックスが

そして男との雄膣交尾が俺を満たしていた。

鉄馬が俺を拡大させてくれた。

そう思っていた。


満たされない、乾いている。

漠然とした恐怖が包んでいった。

ピアスを入れた。

外せば、戻れる。

入れると戻れない。

背中に入れ始めた。

病んでいる。病んでいるに違いない。

この痛みが、辛うじて俺に正気を保たせている。

痛みが、無くなったら、

入れる場所が無くなり

痛みを受け取れ無くなったら。

俺は耐えられるのだろうか?

刺青が完成するのは待ち遠しい。

施術が終わってしまったら、

どうすれば良いよか、怖い。

腕がある。

脚もある。


まだある。

俺は生殖器官を勃起させて、刺されていく。

顔面へ入れていくのか?

顔と手だけは開けておきたい。

首には届かないようにお願いした。


そうだ、切開しよう。

太くなると言う。

尿道を開き新たな世界に浸ろう。


鎧で覆っていく。

プロテクターは膝に肘に、脊髄を覆っている。

グローブもブーツも革で俺を隠している。

レザーのジャケットとパンツが覆い尽くしている。

鎧を纏い、内を押し隠して、

鼓動が伝えて来る。鉄馬が俺を運んでくれる。

あいつの所へ、

久々に、ようやく出来る。

最後にヘルメットが俺の本性を完全に打ち消している。


俺は鎧を脱ぎ捨てた。

「怖い、」

「怖いか。」

俺は、龍が、こいつを締め上げる。

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