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第一話
「私のことは、レファでいいわ」
あれ?前回はこんなこと無かったのに。
「レファってホワイトさんの名前ですか?」
「そうよ。さあ、仕事よ仕事。一階だけとはいえ、廊下は長いからね」
そう言われて私は渋々従った。あー、掃除って1番つまんないんだよね
「あら?新人の方?」
思わず顔を上げる。この声は…
「「アイラ様!」」
そう、この方がこの王国の王女なのだ。前は見かけなかったな。あ、そっか!私はこの前は料理担当だった。調理場と玄関は同じ空間にあるものの、壁で見えないようになっている。おそらく、万が一にでも油が飛ばないようにっという意図だと思う。脱線していたから話を戻す。アイラ様はゆっくりと二階へ上がった。最初に覚えてもらうチャンスをもらえたのはありがたい。
「リリちゃん、どうしてアイラ様の名前を知っていたの?」
ぎくっ!えっとえっと。
「そりゃあ、自分が住む国の王女様ぐらい、知っていますよ」
「そう?それならよかったわ」
よかった。なんとかバレなかった。
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