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45/179

45 も、物凄い魔法を作り出してしまった……。

先ずは相手がどれくらい強いのか知っておこう。


天使たちは飛んでるから後回しでもいいかな。やっぱりちょっとめんどくさいし、なんてったってあの話を聞いたあとは本人じゃないにしてもムカつく。だからむちゃくちゃにやっちゃいそうだから落ち着くまで後回し。


とりあえず、一番近い人を鑑定っと、、


【種族 人間  名前 イリデア  Lv50

 HP 100(100)

 MP 90(90)

 SP 200(210)

 総合値 390 (400)


 スキル 「体術Lv3」「火魔法Lv3」「土魔法Lv2」「HP自動回復Lv4」「打撃耐性Lv3」「酸耐性Lv2」「火魔法耐性Lv4」「土魔法耐性Lv3」


 称号 「騎士」               】


え、くそ弱!!

そんなものなの? 闇堕ちの下位種族でももうちょいあったよ?


もしかしたらたまたまこの人が弱かっただけかもしれない。


【種族 人間  名前 ランディー  Lv49

 HP 120(120)

 MP 100(100)

 SP 135(140)

 総合値 355 (360)


 スキル 「剣術Lv4」「火魔法Lv2」「風魔法Lv2」「HP自動回復Lv3」「打撃耐性Lv5」「酸耐性Lv2」「粘着耐性Lv2」「火魔法耐性Lv4」「風魔法耐性Lv3」


 称号 「騎士」               】



…………。


それが普通なのか……。


ただ数がありえんくらいいるっていうのがね。

どうすっかなー。


……とりあえず半分くらい蹴散らすか。


崖から身を乗り出して、一気に掛け下がる。

手始めに様子を見てみようとウィスター達を出して目の前にいる人たちから斬り始める。


…………うーん……。


予想以上に手応えがない……。

対して強くもないから総合値も高くなんないし……、うざいな。


まだみんなこの状況についていけていないのか、動きが鈍い。天使たちは空から動かないところを見ると、びっくりしすぎて動けないのか、もしくは様子見で動いてないのか。

たぶん天使のことだから後者だろうなー。


…………あ、なんかもっとムカついてきた。

そうだねえ。今5分くらいでざっと百人ちょいくらいか。このままの計算で行くと5分で百人と考えて、人間が約3万だから……それに天使族も入れると……うん。間に合わんな。

それに普通に2時間も動き続けるのはしんどい。


耀黒山のときにみたいにするか。

あのときは龍たちを殺しちゃいけなかったから手加減したけど今回は必要ないよね。

それにあれは逃げないって確信してたからあの方法で行けたけど、今回はその可能性があり、なおかつそれよりも広範ににしなくちゃいけない。


……新しいの、作ってみようかな。



一度体制を整えるために崖の上に戻る。


えーと、とりあえず周りを闇魔法で覆って真っ暗にして、光魔法を凝縮させたやつを一つ作ろう。

天使でも耐えられないような強い光を浴びせられるようにして、あ、太陽がいいイメージだ。じゃあ火魔法も加えてやろう。光と一緒に火の粉も落ちるようにして。


ふんふんと鼻歌交じりで、頭で構築しながら作っていく。よし、できた!!




"日ノ出"





その瞬間に一気に薄暗かった空間が闇に変わる。

闇魔法に耐性がない人間と、特に天使族にはきついはずだ。数秒もがき苦しんでいたところへポーンと小さな光が生まれる。

それは徐々に大きくなっていき、ついには視界には入り切らないほどまでとなった。


皆光魔法でできたものが現れ、助かったと思ったのだろうが、それは光が強すぎた。

次々に人間や天使の肌を焼いていき、残ったものもほとんどが最後の火の粉でやられた。


火の粉といっても人間一人を軽く飲み込めるほどの大きさはある。


空を飛んでいた天使族は一人もいなくなり、地面には立っているものすらいなくなった。



あー……ちょっとやりすぎちゃったかな……。まあ自業自得だよね。うん、そういうことにしておこう。

思ってた以上に特性オリジナル太陽が大きくなっちゃって、まずいまずいと思ったらまさかの火の粉も予想以上に巨大だった。


極めつけにはたぶん闇魔法が効いたのだろう。今は少しずつ晴れ始めているけど、闇魔法には人の心の恐怖心を膨張させる役割も持ってる。だから助けの光が来た!! って思ってしまったからそれを上回る絶望に襲われたのだろう。


本当は埋めてやったりしたほうがいいのだろうけど、面倒臭いしねえ。そこまでやってやる必要なくない? って思うから放置でいいか。


あ、でもこの道壊すのには邪魔だな。余計なものあったら壊しにくいんだよ。


仕方ないから道の外に送り出してやろう。


地面の土ごと動かして、流していく。


おお、スロープみたいになってる!! これ魔王城でも取り入れよ。




よし、邪魔者はいなくなったところで、、壊しますか!


その前にMPをチェック。さっき予想以上に全部大きくなったから使いすぎてないかな。


…………大丈夫。半分くらい残ってる。




パタンと閉じるようにイメージする。

恐らくだけど、この道はいくら魔法でドッタンバッタンやっても壊れないだろう。それで壊れるんだったらさっきの日ノ出で少しは傷くらいついててもいいはずだ。

そんな様子は一切ないから、違うやり方でいこうと思う。


空間をひねり上げてちぎる。

それを繰り返してなくなるまでする。ちぎった空間は……天界に送ればいいか。


ひたすらに単純作業。そして面倒くさい+魔力の消費量えげつない。


私はそれをトウカ達がやってくるまでひたすら続けた。

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